Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

Paul & Me part2 ~ Wings Over America

2007-07-02 21:08:09 | 私的ポール・マッカートニー史

1989年2月

ようやくパート2です(笑)。

1989年1月、ポール・マッカートニー・スペシャルというビデオを購入して、最も気に入った、Maybe I'm Amazedが収録されていて、しかも曲がたくさん入っている、Wings Over Americaが私が買ったポール2枚目のアルバムだった。
決め手はビートルズの曲がどのように再演されているか聴きたかったことにある。

確かに再演されたビートルズの曲を聴くのは楽しかった。レディ・マドンナはまさにそのまんまという感じ。しかも貫禄まで加わっている。ところが、ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロードがなにやらおかしい。明らかにビートルズの方が好きだ。これは歌い方が間延びしていることに起因する。なぜかソロのポールはこの後ずーっとこの歌い方だ。イエスタディも聴いてるうちにあれ?と思う。ビートルズの時の歌い方の方が好きなのだ。
今では両方のバージョンに愛着ありますが、当時はこんなもんでした。

それよりも、Wingsのオリジナルナンバーの素晴らしさにやられた。ヴィーナス&マース~ロックショウの強力さ、ピカソの遺言の哀愁。ブルーバードはビートルズの名作に匹敵する、しかもビートルズにないオシャレさがある。磁石屋とチタン男のシャウトの格好良さ。あの娘におせっかいはこっちのピアノ中心のアレンジの方が好きだった。ビウェア・マイ・ラブ、ワインカラーの少女、バンド・オン・ザ・ラン、ハイ・ハイ・ハイの息をつかせない展開はビートルズとはまた違う、ロックバンドの格好良さを感じた。

全編通しての構成が素晴らしい。ポールはこの後、ライブではこの構成を踏襲し続ける。現在まで続くフォーマットはこの時完成されている。曲も踏襲してくれればいいんだけどね。




布袋のUNPLUGED

2007-07-02 20:21:32 | 音楽
今更、という感じで布袋寅泰がMTVアンプラグドに出演した。
結構日本人でアンプラグドに出てる人っていると思うんだけど、ほんとに本国で放送されてるんだろうか?。知ってる方がいたら教えて下さい。疑ってる訳じゃないんだけどあまりに堂々と日本語で話したり、歌ってるので(笑)。

しかしそういう不思議はありながら、なかなかいい内容だった。
アンプラグドと言っても、弾き語りチックなものではなく、豪華7人編成バンドです。中でもパーカッションが効いてる。布袋の曲ってこんなアレンジでも合う。というかもともとこういうアレンジの曲に影響されたメロディを布袋ならではのサウンドにアレンジしてたという方があってると思うが。
BAD FEELINGが入ってるのをまたか、なんて思ってしまったが、このアレンジがとてつもなく格好いい。

また、コアなファン(俺)向けな選曲で、普段ツアーでやらないような曲も入ったりしてます。DAY BY DAYには悶絶です。これライブでやるの初めてじゃないかな?。シングルのカップリング曲だけどすごくいい曲です。他の曲と比べてアレンジがあまり変わってなかったですが、やってくれただけでもとてつもなくすごいこと。次のツアーでも是非。

スロウ・モーション、ラストシーンや薔薇と雨も久しぶり。いいアレンジになっていた。
また吉田美奈子がゲストで登場したのも、もう一つのSUPER SOUL SESSIONという趣。

久々に良いと思ったライブものでした。


ところで、文中にとてつもなく、という言葉を連発しましたが、最近、麻生が書いた「とてつもない日本」という本が書店で並んでますね。あのタイトルがツボに入ってます。バカっぽくて。狙いなんでしょうけどね(笑)。
とてつもない。って(笑)。

ペラペラとめくってみると、あのジョン・レノンも生きてたら66歳、団塊の世代が老人になりつつある、というような内容の項目で、引き合いに出ている。なるほど、いいところに目をつけてますね。ジョンが亡くなっちゃってるから今のジョンを想像できないところがちょっと無理矢理って感じですが。


ところで、ちょっと前に、なんちゅうか、こんな事があるのか?というような、あまり想像付かないような目(いいがかり系)に遭いました。まぁ、こいつならやっぱそうするか、というそれほど想像外でもないところががっかりっちゅう感じもしますがね。発端を作ったというところで俺も迂闊だったのだろう。でもこれがまかり通るようなら、それこそ、とてつもない日本だよ。