Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

George Harrison Living In The Material World(including このシンセがすごい!)

2011-11-20 19:52:12 | 映画
先週はクラプトン(&ウィンウッド)のライブが木曜にあり、土曜にジョージ・ハリスンのリヴィング・イン・ザ・マテリアルワールドを見て来ました(ついで言うと金曜も出たばかりのジョン・レノン・ニューヨークのDVDを見ました)。http://gh-movie.jp/

ほんとは用事もあったので結構無理なスケジュールでしたがこの日この時間しか見れないので見て来ました。やっぱり映画館の大画面で大音量で聴きたいと。
望み通りのド迫力サウンドでした。特にビートルズのホワイトアルバムは凄いことになっている。

ジョージといえば、静かなるビートルとか、鋭いユーモアとか、インドとか、聖人、とか色んなイメージがあるんですが、親しかった人たちの証言を多数交えて俗っぽさ、人間臭さも描くことによって多面的に一人の人間が生まれてから死ぬまでを描いていた。長さも通常の映画の倍くらいある。
初めの方に見たシーンが最後には結構前な感じがして、そういったことも効果的であった。最期に近づくに連れ、ウルウルしてしまった。リンゴの『感動秘話』はストレートにきたけど、ポールの声がウルッと来ていたことも俺は聴き逃さなかった(涙)。

ここからネタバレを含みますが、、、

やはり、74年のアメリカツアー中にビートルズ解散関係の書類にサインするジョージとポールには度肝を抜かれた。70年代、80年代を通して同席しているシーンは見たことなかったので。ちなみにこの翌日にジョン・ポール・ジョージが再会したらしいけど、写真ないのかな。

あと、ポールがぼかして言い、オリビアはハッキリ言ってましたが、ジョージは相当な女好きだったようで(笑)。これは新証言として結構衝撃的でした。

息子ダニーは顔がそっくりだったが、警官に絡まれたくだりはなかなかいいですな。ジョージの男気が。仲良し親子だったのだな。

そしてクラプトンとパティの話にも緊張が走る。
この件でジョージが荒れていくのは、クラウス・フォアマンの証言が物語る。後年ジョージが74年ツアーを忌み嫌っていたのは批評家のせいもあるけど、自らの状態もあった?。悪いことばかりでもなくこのころの映像から、妻オリヴィアも登場。

侵入者との格闘エピソードも緊張感が走る。オリヴィアにボコボコにされた犯人の傷だらけの顔が痛々しかったがこれでも生ぬるいと思った。ガン回復するも、ジョージは胸をナイフで4か所も刺され、この出来事のせいで死期が早まったのではないかと思うのだ。

他にはビートルズ時代の自分の映像を見て大笑いするシーンや、ビートルズ再結成のレコーディングの際にポールとコーラスをする場面もほほえましい。いずれも初登場。フィル・スペクターまでもがインタビューに答えてます(なぜかつんくにしか見えない)。

第1部は誕生から、ポールやジョンとの出会い、ビートルズ結成・デビュー、そしてホワイルマイギタージェントリーウィープスを作曲し、ついにビートルズ内で作曲家として自我を表し始めたところで終る。第2部はビートルズ解散・ソロ開始、バングラディシュコンサート、トラベリング・ウィルベリーズ結成、死去まで。

この映画を監督したマーティン・スコセッシの作品には俺の大好きなバカ映画『ケープ・フィアー』がある。あとザ・バンドのラスト・ワルツとか。

蔵出し映像はすべて部分的使用なので、もっと見たいと思うところで終る。
レココレにも書いてあったけど、ダークホースレーベルやクラプトンとの日本ツアーが全く触れられていないのが惜しい。
ディレクターズカットに期待。ということは、来月出るやつはまだ買ってはいけない?(笑)。


さて、そんな濃密な週末でしたが、一つ前の日記で紹介した、Love Comes To Everyone(愛はすべての人に)をクラプトンバージョンでリンクを貼り付けます↓。
ジョージの前妻パティを奪ったクラプトン。クラプトンはパティと結婚。ジョージも再婚し子供を授かる。そんな79年に、この曲は発売されました。
イントロのギターをちょびっとクラプトンが弾いていて(経緯不明)、シンセソロをスティーブ・ウィンウッドが弾いた。
ジョージが亡くなった後、ジョージトリビュートライブでやり損ねたと、クラプトンはアルバムで2005年にカバー(とっておいたんじゃないの?)。そこにはウィンウッドも参加、オリジナル通りのソロを弾き後奏ではクラプトンのスライドソロと絡み合う素晴らしいバージョンです。

今井美樹の『雨にキッスの花束を』(作曲KAN)のイントロのシンセは絶対これに影響を受けてるね(笑)
Love Comes To Everyone




(ネタバレ)Eric Clapton & Steve Winwood At 北海きたえーる(札幌)2011.11.17

2011-11-20 18:42:31 | ライブ
2011.11.17(Thu)Eric Clapton & Steve Winwood Live At・・・
北海きたえーるって(笑)。

それはともかく、ECは2003年以来、ジェフ・ベックとやった時を除いて毎ツアーで札幌に来てくれている。ブログで札幌の空気は臭いと書いたECだったが(笑)。

俺は2003年さいたまスーパーアリーナ、日本武道館、2006年札幌ドームと今回の合わせて4回しか見てませんが、ECのライブは広くなればなるほど客のノリが微妙、スタンド席はレイラまで立たない、立てば座れ!と言われるという(笑)感じがしてましたが(→2006.11.26札幌ドーム)、今回は割と盛り上がってました。初日だから地元以外の人もかなりいたのかも。武道館で見た時以来で盛り上がって見れました。

今回はEric Clapton & Steve Winwood として。こんな日が来ようとは。クラプトンは相当の大物ですが、フットワークが軽くこんなことをして下さる。双頭フロントマンで来日公演なんてできる人はなかなかいないと思います。しかも北海道にまで。1か月近くに渡って13公演。

席はアリーナのDブロックと道新先行で取った割には結構後ろでした。今回はUDOや黒沢楽器で取った方が良かったんだろうか。でもブロック毎に床が高くなっていったので割と見えました(見えづらかったけど)。

きたえーると言えど、結構広かったので、表情までは見れなかったけど、徐々に熱くなる演奏がたまりません。

セットリスト UDOのHPより。
1.Had to Cry Today (Blind Faith)
2.Low Down (J.J. Cale)
3.After Midnight (J.J. Cale)
4.Presence of the Lord (Blind Faith)
5.Glad (Traffic)
6.Well All Right (Buddy Holly)
7.Hoochie Coochie Man (Muddy Waters)
8.While You See a Chance (Steve Winwood)
9.Key to the Highway (Big Bill Broonzy)
10.Midland Maniac (Steve Winwood)
11.Crossroads (Robert Johnson)
12.Georgia on My Mind (Hoagy Carmichael)
13.Driftin' (Johnny Moore's Three Blazers)
14.That's No Way to Get Along (Robert Wilkins)
15.Layla (Derek and the Dominos)
16.Can't Find My Way Home (Blind Faith)
17.Gimme Some Lovin' (The Spencer Davis Group)
18.Voodoo Chile (Jimi Hendrix)
19.Cocaine (J.J. Cale)
- - - - - - - - encore - - - - - - - -
20.Dear Mr.Fantasy (Traffic)

メンバー:エリック・クラプトン(Vo, G)、スティーヴ・ウィンウッド(Vo, G, Key)、ウィリー・ウィークス(B)、クリス・ステイントン(Key)、スティーヴ・ガッド(ds)+コーラス2人(名前わかりません)

凄いメンバーです。
初日だからか初めの方は音に迫力はなかったけど、中盤くらいから熱のこもった演奏と音に持ってかれました。
また、今回はブルースファンが多かったようなので(さすがにもうTears In HeavenやChange The Worldだけが聴きたくて来た人はほとんどいないでしょう)、渋い曲でも盛り上がり、声援も大きかった。

セットリストはこれまでとあまり変わりません。
Presence of the Lord のソロパートが始まった時の鳥肌。Georgia on My Mindも一つ前の日記に書きましたが、とても好きな曲で、今回はバンドでの演奏でクラプトンがギターを弾くバージョンも素晴らしい。ぜひ音源を発売してほしい。
アコースティックセットのLaylaは豪華なご愛嬌。スティーブ・ウィンウッドがソロを弾くってのがもう激レアでしょう。Can't Find My Way Homeのハモリでウィンウッドの上パートが高く伸びるところも鳥肌。クラプトン単体のライブで何度か聴いたけど、やはりオリジナルの二人が格別。
圧巻はVoodoo Chile。これはジミヘンの曲だけど、ウィンウッドがオリジナルバージョンでもオルガンを弾いている。そしてギターはクラプトン。鬼気迫るものがありました。なんか伝統芸能見てるみたいでした。何列か前のお父さん方2人(たぶん60歳以上)のはしゃぎぶり。興奮してピョンピョン跳ねててなんともほほえましい光景・・・(笑)。あと前の列の仕事帰りのお父様2人(たぶん50代)は同僚か先輩後輩か、双眼鏡を貸し合い、渡す時に必ず軽くお辞儀をするのだ(笑)。

席は後ろの方となるDブロックでしたけど、そこでも結構な盛り上がりだったわけですが、10曲目が終わったあたりだろうか、通路の真ん中らへんにやってきた一人の男が、皆に問いかけた「ずっと立ちっぱなしじゃなくて、静かな曲では座ってくれるかな?ダンスナンバーで立つならわかるけど、後ろの席は立たれると見えないんだよね」、と。それで座った人もいた。俺はなるほど、と思い、次がバラードなら座ろう、と思った瞬間、便乗して『座れぇ―――!!』と怒鳴る親父の声。もう絶対座るものか!と思ったね(笑)。5年前の札幌ドームがフラッシュバックした。
で、聴こえてきたのがクロスロード。どうだ、これでもお前らは座ったまま聴くのか?と後方を覗いたけど、頑として座ったままの人がいるんだ、これが。ほんと、余計なこと言わずに自分のチケット運のなさを呪え!と思ったよ(ちなみに、立てない人には専用の席もありました)。その後、アコースティックセットに移って座りましたが。立っても座っても見えないのはあまり変らない。それなら立って体を動かした方が良いと思うのですが。

ということもあったのですが、ロックの伝説二人の圧倒的ステージの前にはどうでもよいことです。

ほんの少しだけ欲を言うと、10年前の11月に世を去ったジョージ・ハリスンの名曲、Love Comes To Everyoneにはこの2人が参加していて、6年前にクラプトンがトリビュートとしてカバーした時にもウィンウッドがオリジナル通りのシンセソロを弾いたのですが、ぜひやって欲しかった。このセトリでは座りは悪いけど、ウィンウッドの80年代の曲の間に紛れてやる分にはどうでしょうかね。

あとForever ManとLittle Wing(またもや)はMSGから今までの間にセトリから落ちてしまったようで聴けずじまい。うむむ・・・。

あと、俺が酔うとよくものまねをする、タックハーシーさんをトイレで見かけました(笑)。

今回聴きそびれたForever Manをエリック・クラプトバージョンで。



Georgia On My Mind

2011-11-20 15:57:11 | 音楽
11月17日、エリック・クラプトン&スティーブ・ウィンウッドのJAPANツアー初日が札幌であったので行ってきました。

詳細のレポートはまた後で、ということで、この日ジョージア・オン・マイ・マインドをスティーブ・ウィンウッドがやってましたが、これがかなり良かった。08年MSGでのDVDにも入ってますが、そっちは弾き語り、今回はバンドでやってました。ザ・バンドも思い出しました。

自分はこの曲をクラプトンでききたいな~と思いながら録音したことがあります。詳細レポの方に貼っつけたら大勢の方々に聴かれそうなので、分けてみました

たぶん2006年に録ったやつです。
当時所属していたバンドを辞めた後に一人でロッククラシックのコピーをやっていた頃の録音。
当時のクラプトン来日に影響されてます。
<script type="text/javascript" src="http://voon.jp/scripts/cast?id=zy5ginzi6tyo7hx2&c=4&t=1"></script>
[VOON] Georgia_On_My_Mind

歌い回しが変なので、歌は録り直したいのですが・・・。

<使用楽器>
エピフォンカジノ(RL共に)
フェンダージャズベース
ローランドVK-8
スタジオマグナムのドラム




セトリ変化なし(笑) ポール最新ライブ

2011-11-15 00:49:23 | 私的ポール・マッカートニー史
ポール・マッカートニー、ツアー再開。アラブ首長国連邦から。
イスラエル公演でも思いましたが、命の安否が気にかかるところでやるのはほんと、やめて下さい。。。あなたは人間世界遺産なのですから。

で、無事終わったようです。
セットリストはこれまでと特に変化なし!(笑)。
でも、9年前に日本に来たときにやってないのが14曲(半分弱)もあるのだね。
もう1回、来て欲しい。そして今度はぜひ北海道に。狭いところがいいので、厚生年金あたりで。
まぁ次に日本に来たら職場生命(と全財産)かけて、全公演行くけどね。

Hello Goodbye
Junior's Farm
All My Loving
Jet
Drive My Car
Sing The Changes
The Night Before
Let Me Roll It / Foxey Lady
Paperback Writer
The Long and Winding Road
Nineteen Hundred and Eighty Five
Let 'Em In
Maybe I'm Amazed
I've Just Seen a Face
I Will
Blackbird
Here Today
Dance Tonight
Mrs. Vandebilt
Eleanor Rigby
Something
Band On The Run
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Back In The U.S.S.R.
I've Got A Feeling
A Day In The Life ~ Give Peace A Chance
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude

Encore 1
Lady Madonna
Day Tripper
Get Back

Encore 2
Yesterday
Helter Skelter
Golden Slumbers ~ Carry That Weight ~ The End


変わり映えないけど、初めの頃と入れ替え過ぎて逆にカオスになってる気が・・・(笑)。
エリナ―リグビーは欠かさないのが不思議なくらい、代表曲は他にもっとある気がするのだが。ナイトビフォアは確かに聴きたいけど、ナイトビフォアって(笑)。

でも、エンターテインメントはサプライズがあってなんぼなので、予定調和だけでは仕方がないと思う。そんなものを聴きに来ても仕方ないことをこの人はわかっている。そういうことでしょう。
ポールに至ってはもうそれでもいいんだけどね。自己ベストでやってくれて全然いいんだけど。
でも自分が聴きに行くとしたら贅沢言ってしまう。

ジュニアーズ・ファームが残ってるのは嬉しいけど、レッティング・ゴーはもうないのか。逆にオール・マイ・ラヴィングなくてもいいとか俺は思うんだどね。

果てしなく続くのでこの辺で。


ふとりカンタビレ 兎に角、夜露四工!!その2(仮)出演のお知らせ(12月10日)

2011-11-14 01:01:00 | 一人バンド
以前もお知らせいたしましたが、12月10日(土)、兎に角、夜露四工!!その2(仮)にふとりカンタビレとして出演いたします!。
ユニコーンやGO!GO!7188のコピーなど、素晴らしいバンドがたくさん出ますので、ぜひぜひお越しください。


■兎に角、夜露四工!!その2(仮)
 12月10日(土)
 開場 19時ぐらい
 開演 19時半ぐらい
 会場 ヴィニーズバー(苗穂駅から徒歩5分)
 料金 基本は1500円(1ドリンクつき)※その他の料金プランはまた改めて!!

【出演】
■SGB48(仮)
■ふとりカンタビレ(奥田民生調)
■魚磔(GO!GO!7188)
■UNI-BIRTH(ユニコーン)
(出演順)

素晴らしいバンドたちの合間に、ふとりカンタビレやらさせていただきます。
対バンの方々のライブを見るのも楽しみです。
ライブハウスは初めてですが、バーカウンターやテーブル・椅子付きの会場なので、まったりお楽しみください
内容はただの弾き語りではありません。普段のバンドライブと変わらぬテンションで壮絶にやりますのでお楽しみに。まぁ適当に。気楽に。

また、ふとりカンタビレ内でシークレット企画がありそちらの内容も決まり準備も進んでます。このシークレット企画に導かれるように他の内容も決めました
なかなかいいライブになると思います。基本は民生ですが、いろんな人の曲をやります。お楽しみに!。


ということで、先日シミュレーションのためにリハをやりました。といっても、当日と全く違う曲をやりましたが(笑)。
リハ映像を出そうと思って編集しましたが、当日までのお楽しみということで、ライブ後にします。

その代り、リハの合間に弾き語りをやったのでそれを貼ります。
当日やる予定はないですが、ご要望があればやるかも(笑))↓
http://youtu.be/9lY96Ro9fuA

ふとりカンタビレでは1,500円のところ料金を1,000円とさせていただきます!。
ここ以外でもまた個別にもお誘いいたしますが、誘う前にこちらのコメント欄かmixiかメールでお知らせくれた人には、何らかの特典があるかもしれません。初めての方もご遠慮なく。よろしこ!。