お酒って何だろう

これを読んでいる皆様のお酒の話はたいてい面白くて楽しい話しだし、飲めない人間が見てもお酒の良い面がよくわかりますから全然問題ないのですが、ちょっと困ったお酒のはなしです。

この話、全くアルコールののめない人間が書いていますので、そのつもりでお読みください。

朝から妙な話を始めたのは、実は、今書こうとしている話のために実際に自分の目で現在の山谷を見に行こうかと考えたことからでした。

十数年前に一度、機会があって、聖書研究会の仲間たちと一緒に冬の夜の山谷とその周辺の公園を回ってお握り配りをしたことがあります。その時の印象は忘れていません。おしっこ臭い道路の脇に布団を敷いて寝ていたおっちゃんたちのこと忘れません。

しかし、それがいつか郊外の住宅街の公園や公共施設で似たり寄ったりな人たちを見るようになり、リーマンズショック以降は社会問題にまでなってきたホームレスの問題です。

四谷の駅前には教会があるためか、たいてい一人くらいは昔ながらの乞食のスタイルで座り込んでいる人がいます。でも教会の司祭達はお金をやってはいけないと言っています。そのお金はみんな酒代になってしまったためだそうです。

どうもホームレスの路上生活から抜け出せない人というのはかなりの比率でお酒にお金を遣ってしまっているようです。貧困ビジネスに利用されても今のひとときの一杯がほしいと思わせるお酒って何なのでしょう？

いやはやアルコールの人類史なんてことまで考えさせられています。サウジアラビアをはじめイスラーム諸国では多くがアルコールは禁止になっていたと思います。そういう国々の生活をもっと詳しく知りたいものです。もっとも、イスラームの国も貧富の差は大きく、教義上乞食も決して居なくなることはなさそうですが。

とにかく、人間はどうしてお酒をのむのか、自分の生活を破綻させてまでもお酒をのむのはどういう意味があるのか、ちょっと考察してみたいところです。

付け足しですが、サウジで暮らしてきた方のご意見あり。

イスラム、禁アルコールは宗教というより生活規範じゃないですか？　ちょっとだけサウジで生活。
酷暑・乾燥地帯で遊牧生活、　アルコール、脱水症状、放浪、水は無し、死のサイクル。　
でも、確かコーランでは旅行中のワインはOKとも言ってたような。