おっはようさんで~す。マリーで~す。今朝はうちのおばはんがすねてるから代わりに出てきたのよ。
ゆうべはあの人、年内最後の聖書の集いに行ったの。昨日は終わってから最後の〆のお食事会だったのね。おばはんも予算によっては行こうかなと思っていたらしいのね。でも幹事の方から予定外の額を提示されてやめちゃったの。だってさ、あの人お酒は呑めない人だから、その額じゃさ、ぜんぜん割に合わないのよね。
暮れだから多少の出費は仕方ないと思うけど、今のおばはんの生活水準としてはまあ、せいぜい気張って5千円だよねえ。納得できなくても役所が毎月4千円とりたてている状況よ。おばはんのしていることは、あの人自身より杉並区のためにこそ役にたってるはずなんだけどお役所は紋切り型の仕事しかしてくれないんだもんね。
1ヶ月の食費が一万円ちょっとの生活をしている現実では、あんまり今の身の丈に合わないことはしていられないのよ。その上に自分はお酒全然呑めない人よ。わるいけど今回はそこまではお付き合いしていられないじゃない。
皇室が登場しようと、有名企業が登場しようとあの人自身の今の生活は、相変わらず生活保護のまま、おまけにお父さんが亡くなったときのごたごたで返すに返せないままの借金はかかえているし、それも法テラスでさえ、あなたの問題は只のお金の返済ではなくて、控訴とか裁判とかの一般相談の話だからこちらではあつかえないと言われてそのままなのよね。話がものすごく複雑で一般的なことでなさすぎて弁護士も逃げちゃうという一件ではちっぽけな個人はどうにもならないのに、役所はそれでもないお金をとりたててるし、あの人、食事会のことからまたまた自分のかかえている問題を思い出してかっかっとしちゃってるのよ。
血圧が上がるだけだから気持ちを静めろってあたしが言っても、今夜もまた別口のお付き合いがあって、それがまたいらいらと腹立ちの原因になってるらしいの。今のあの人に必要なのはどうでもいいようなお付き合いなんかより、もっと別のものなんだと思うわ。物語を書くための心的エネルギーが枯れちゃうようなところに行ってもなんにも役にたたないのにさ、たまだからって今日も行くつもりらしいわ。それでもって、またがっかりして書くためのエネルギーが消えちゃったりしないといいんだけど、これじゃどうなることだか、まったくしようがない人だわ。
お酒が呑めても呑めなくても、人間は自分一人では良くも悪くも成長も変化もないというのも確かに本当よ。自分を知るためには他の人達との関係性は大事よ。だけどうちのおばはんみたいに、自分の持ち出し分ばかり多すぎて失敗してる人は、これもまた問題よ。まあ、あの人の来年の課題だわね。歳は重ねてもあんまりおとなじゃないおばはんの相棒を務めてるとあたしもほんとに苦労しちゃうわ。
あの人の指導をする方々はあんまり自分の考えをあの人に押しつけないでほしいわ。うちのおばはんがこんな状況でも我慢してるのは別に貧しさ自体をもとめてるわけじゃないわよ。貧しさ自体ではなくて、探しているのは神さまへの道なのよ。そのへんでどうも食い違いがあると困るんだわ。
でも、このはなしはまたあとであの人が自分で書くかもしれないからやめておくわよ。うちのおばはん、そのために今の状況でもなんとか耐えているんだもん、安易にああだ、こうだなんて言えないわ。 長話しになっちゃったからこのへんでおわりにしま~す。
そんじゃまたね。