真田丸-27

2016-07-10 19:22:34 | Weblog
今日の話は人の心の難しさを考えさせられる。関白の位を実の甥の秀次に譲って、自分は太閤の座に就いた秀吉だったが、どうもまだ気持ちがともなっていなかったようだ。人の心をよく読みとる人たらしの秀吉が、人の心を正しく読み取るどころか読み間違いばかりしているように見える。それは秀吉自身の心に新しく生まれた実子、秀頼になる赤子の存在で迷いが生まれ、それがさらに秀次にもまた周囲の家族、家臣の心をも悪い方向にゆさぶっていく結果になったような感じだ。

すでにこの先の秀次と家族の運命を知ってしまっている今の時代に生きている我々はそこから何を学ぶだろうか。人の心は簡単ではないということだけはいつの時代にも通用する確かな事実だろう。

まあ、人それぞれの受け止め方があるとしか言えないが、とにかく、来週はルソン助左衛門も登場してくる。話はさらに進んでいく。