blogを読めばわかるとおもうが、ワタシは、今、東北にすんでいる。 生まれ故郷の南国から、流れ流れて辿り着いたのが、縄文人の故郷というわけだ。 これからどうなるかわからない。
お歳暮を送っても電話がなかった母親から電話がきた。 11月にはいって、ヘルニアの手術を2回もしたそうだ。 集中治療室にもはいってたらしい。 ひさしぶりの電話(この前は夏のお中元のとき)で、ちょっと長話になった。
:誰々さん、おぼえてっか? この前、癌でなくなってね。とうさんも かあさんも、かわいそかったよ・・・
:まだ、そんなに年じゃなかったでしょう? 親より先に亡くなられると、辛いね。 で、今、調子はどうなの? 声もしっかりしてるし、話しももつれてないし、ボケてもいないようじゃない。
:そいがね、入院すっと、頭がボーッとしてきてね。 でも、何とか、商売にも戻ってやってるよ。
:それはなによりだ。 働けば、金になるしね。 人間、金になれば、少しくらい辛いと思っても頑張るもんだよ。 これが、金にならないと、どうでもよくなるのが、普通だと思うよ。 まぁ、ワタシもこう寒くなると、出かけたくないけど、稼がせてもらえるうちは、何とか頑張るつもりだよ。
:医者も回復力がすごいってビックリしてた。 店で、まだレジも打つし、4階までの階段を1日に、5回も6回も昇ったり降りたりするからね。
:それがいいんだね。
:でも、今回はきつかった。 もう年だし、死んでもいいと思うくらいだったよ。 隣に入院してたじいさんは、肺がんだったらしいけど、身元引き受け人がいなくて、かあちゃんより先に入院してたのに、手術はあとになってた。 退院するとき、集中治療室にいたから、見舞いもしなかったけど、多分死んでるね。(私の母親は元看護婦。 連れ合いを癌でなくしました。 半年、付き添って、いろんな死をみてきたせいか、淡々と平気でそんな言葉を口にします)
いつまでも、あると 思うな 親と金
毎年、顔見せに、かえってもいいかな。 でも同居人と2人で交通費大変。
ワタシは、ボーナスないんだよね。 去年も同居人のバースデーチケットで帰ったけど、それでも、交通費だけで、2人で10万は、かかる。
最後に、兄の家族と一緒に住んでいる母は、「かあちゃんは、幸せだよ」といって、電話を切りました。