☆ 今 日 の 幸 せ ☆

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西行の出家したころの状況

2004-12-26 | ・・・シリーズ、
西行が、仕えていた、徳大寺家の出、崇徳天皇は、保元の乱での敗退により、仁和寺に逃れる。 その後、讃岐に流され崩御。

後世、西行、四国を尋ねて読む。

松山の 波の景色は 変らじを 
形なく君は なりましにけり。



出家後も、「歌会」その他を通じて、女房達との交流のあった西行は、隠遁の生活と、シャバの生活を身体的には、いったりきたりしていた。

・・・・・
修道女の人達が、道を歩いているのを見る事がある。 彼女達の目には、街の様子はどう写っているのかしら?

西行、出家して、翌年の春の歌ではないかと、言われているそうです。

散るをみで 帰る心や 桜花
昔にかわる しるしなるらん。


出家前は、桜の花が大好きで 花びらが散ってしまうまで見ていたのに、今は、それも気にならなくなった。 

ところが、

花に染む 心のいかで 残りけん
捨てはててきと 思う 我が身に


俗世間を捨ててきたのだと、自分を納得させてはみるのだけれど、桜の花を見ていると、その色に染まった、私の心が、感じられる。

というので、あろうか・・・

環境によって、また、ある出来事によって、世の中が180度、変わって見える瞬間がある。 立場が変わると、自分が大切にしてきたものが、なんで、あんなにしがみついていたのだろうと、目からウロコの経験があるだろう。

しがみついていた理由が、表面上は、もっともらしい理由を述べていたけれども、その心の奥底には、損得勘定であったり。

男性と女性と、どちらが計算高いか、結婚、離婚 なんて場面で、実感されるのでは。