les 60 ans

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  (60歳を前にして 日々思うこと つれづれに:改題)
 小型AT二輪免許とその周辺の話

小型AT限定二輪免許の話 (004) 「適正検査」

2022-07-06 21:31:44 | バイク

小型AT限定二輪免許の話 (004) 「適正検査」

 

 車校(教習所)に通う物質面の準備は整いました.

 あとは通うことです.繰り返し通うことです.

 おそらくほかの人より多く通うことになるでしょう.実際にそうなりました.

 今日は陽気もよく,時間にも余裕があるので駅から歩きます.「徒歩15分」というのですが,25分近く歩きました.同じ車校に通うであろう数人の若い方々に追い越されていきます.自らの老化を感じ,また「若い方に道を譲るべき年齢」であることを自らにいいきかせます.

 「適性検査」:これは車校に通う方々に,まず最初に行われるペーパーテストです.ご存じのように4輪,2輪関わらず行うものです.

 入港手続き後数日後にその日が設定されました.約20人が教場に集まっていましたが,私の年齢のようなものはいません.40代かなという方が一人いらっしゃいました.しかし4輪2輪合わせての教場では,「自分が教壇に立つべき教授ではないか」というほど年齢差があります.

  アクリル板越(ご時世です)の隣の方はどうみても10代.2輪免許の教習手帳をもっておられます.若さに嫉妬します.

  試験の内容はここでは省略しますが,とにかく「書ききれない」「時間内に終わらない」ものばかりです.回答用紙回収時に隣の回答用紙をチラと盗み見ますと,その用紙は全部埋まっています.ここでも自らの老化を改めて感じます.

  検査結果は実車一時間目にいただきました.4輪免許(中型MT8t限定)を40年運転している私の評価は,

  「お前は運転に向いてない」

  「お前はとっさの判断ができていない」

  「ちゃんと法規を守る気があるのか?」

  「落ち着いていれば大丈夫なようだが...」

 という内容が丁寧に書かれています.さらに自らの老化を認めろと,外部の圧力がかかってきました.

  「落ち着いていれさえすれば...お前も普通の人間じゃ」というのは桂枝雀師匠の落語「宿替え」の主人公松本留五郎さんの様子を表しているものですが,その域になっているようです.

  私は二輪免許を取得できるのでしょうか.  (できましたよ)