お休みをはさんで,自動二輪AT限定免許取得のための車校教習のお話に戻ります.場所は駅から徒歩10分のC校です.
「C」はこの車校の頭文字ではありません.通える距離にある3か所の車校を家から近い順に「A」「B」「c」としただけです.他意はありません.A校には入校を断られ,B校は小型AT教習を実施していません.したがってここではいれてくれた車校:ありがとうございます:をC校と呼んでいます.
今日は日曜日.今日から第二段階に入ります.オプションの金額を余計に車校に払っているので,卒業までのすべての教習時間:これはストレートに行く,という前提です:と卒業検定の期日が予約されています.卒業検定の日は次の日曜日です.すなわち.今日から7日間ですべての教習を終えて,8日目に卒業検定を受けるひつようがあるのです.
法規上は1日4時間の教習が可能です.しかし私の年齢では実車2時間以上はは無理である,ということをC校の方は理解しています.この1週間の間に実車3時間,シミュレータ2時間,学科1時間を分散している予約になっています.天気がいいので今日も歩いていきます.いつもどおり同じ車校に通う若い方々に追い抜かれていきます.
今日はシミュレータ1時間と実車1時間がつながっています.最初はシミュレータです.いつもどおりの衣装で車校2階のシミュレータ室に,ほかの2人の若い教習生の方と行きます.
大きなモニター,ゲームセンターのようなバイク,PCとモニター,そのわきには,やはり掃除道具があります.
指導員「このシミュレータでは,実際の公道と同じような条件の走り方を経験していただきます」
二輪教習は基本的に車校内だけで完結します.二輪の仮免許はありません.指導員が付いてきて一緒に普通の道を走ることはありません.疑問:こういう機械(シミュレータ)ができるまえはどういう教習をおこなっていたのでしょう? 答え:二輪の免許はいまよりずっと簡単にとれたのです.
1970年代に現在の大型免許取得が厳しくなる前は,かなり楽に二輪車の免許がとれたようです.ただし今のように指導員の方々が親切丁寧に指導してくださることはありません.昭和時代です.いまならばナントカハラスメントに相当するスパルタ指導が当然だったようです.よく事故がおこらなかったものです.
さて,前回のシミュレータと同じように,3人で順番にマシンにまたがります.前回同様ATは私一人ですので,順番は最後になります.
最初の方,小柄な女性がマシンを操作します.前回は「3速40km/h」というような指定がありましたが,今回はそのまま走ります.左足は簡単にシフトを変えていきます.
右の車線へ入っていく合流.市街地,やや郊外の風景などとつながっていきます.信号,一時停止,横断歩道,無理な右折車なども見えます.路肩に停まっているトラックが急に発進するなどの風景もあり,シミュレータとはいえ,かなり驚く内容になっています.
2番目の方に交代です.同じように走っていきます.やや意地悪な設定(タクシーが割り込んできたり,止まっている路線バスがウインカーをつけて発進したりします)もみられます.
いよいよ私の番です.前回同様,足のシフトをしまって,足をのせる台を引き出してからスタートです.