生涯空手家通信

強くもなく弱くもない自称生涯空手家が日々感じていることをお伝えします。目下のところ挑戦しているのは「ランニング」。

生涯空手家通信再開しました。

2010-02-14 18:03:23 | Weblog
かなり長い間、
ブログを放置してしまいました…。

働きながら通信教育で大学生をやったり
語学のレッスンを受けたりして
最近は空手どころかほとんど運動していない状態に
なってしまいました。

自宅の体組成計で測ると
体年齢がどんどん上がってくるのが分かります。
このままでは実年齢に追いついてしまいます。

しばらくは実年齢マイナス10歳をキープしていたのですが…。

このブログを再開したのには理由がありまして、
もう42歳となってしまった私が
元気に動ける時間は限られている現実に直面し
ある程度成果が出せるスポーツは?と考えたところ
「やっぱり空手を続けよう」と決心したからでした。

空手は懐の広いスポーツで
競技もあれば護身術もあり
はたまた歴史や哲学的なものもあり
いろいろな角度からアプローチできるのが特徴です。

一応2段ですので、
空手をやめてしまうよりは
いっそ自分の好きなスタイルで
続けてみようと、
開き直りに近い心境になったのです。

もう私の中で「空手」は「唐手」になっているかも
しれません。

空手が現在のようにスタイルが確立していない、
門外不出だったような時代に戻るような気持ちで
空手を修行しなおしたいと考えています。

その特徴を一言でいえば
「勝てないけど負けない」
となりますでしょうか?

相手が想定しない技を繰り出し
競技では勝てないけれども
とりあえずは負けないような
独自のスタイルを編み出せたらと思います。

はっきり言って、邪道…かも。

でも、そう考えるとなんだかワクワクするし、
自分の考えた技を練習したくなります。

だた、一度国体選手と向き合ったことがありますが
迫力に圧倒されて、手も足もでませんでした。
実戦とはそんなものかもしれません。

オートバイにのるベテランライダーは
運転中、頭の中で「言語」を使って思考している
という研究結果が報告されていました。
路面の状況に対して、四輪ドライバーより
神経を使うからだと思います。

ひょっとすると組み手も
反射的に対応する場面はもちろんあるけれども
それよりも大切なのは
相手との状況を脳の中で「言語」で考えることなのかもしれません。

ベテランになればさまざまな相手に対しても
対応のパターンがあり、そのパターンにのっとって行動すれば
「負けない」のではないかと思います。

反射神経は若者にかなわないので、
多くのパターンを頭と体で覚えて、
相手の裏をかく動きができればと
考えています。