動物飼育について、獣医師の話を聞く機会があった。娘は「犬を飼いたい~」といっているが、今の我が家では無理だということも分かった。我が家では犬の気持ちに応えられるだけの時間的(気持ちも?)な余裕のある人がいないからだ。
そんな我が家でも飼っているペットがいる。ウサギ1匹、モルモット1匹、オカメインコ3羽、(たぶん)クサガメの子ども2匹、金魚みたいな魚1匹、カブトムシ1匹。カメは手から餌を食べるほどなれている。
その獣医師によるとモルモットが一番飼育しやすいそうだ。その理由は、「人と目を合わせ、感情を見せる」「運動するスペースはいらない(ただし隠れる場所は必要)」「大きくなっても1㎏ほど」。確かに飼ってみると、ウサギと違って鳴き声でいろいろアピールしてくる。目が合っても犬のように警戒しない。だっこしてスキンシップもできる。
ただしアレルギー反応が出る場合はお勧めしません。また、ウサギと違ってかなり臆病。ウサギも運動できるある程度のスペースがあれば可、とのこと。
将来、犬を飼いたいあなたも、まずはモルモットから入ってみてはいかが?
小学生が元パラアスリートの千葉祗暉(まさあき)さんの話を聞く機会に同席した。
35年前に浅瀬に飛び込んで首の骨を折り、それ以来車イス生活をしている千葉さんは、健常な私達以上に精力的に活動をされている。
千葉さんはヒューマンデザインクリエイツ㈱代表取締役として障がい者のためのインフラ整備を手がけるほか、さまざまな障がい者支援の活動を行っている。2020東京パラリンピック・ワーキングチーム(野田聖子座長)のメンバーでもある。
お話を伺って強く感じたのは、障がいのある方が夢に向かって一歩一歩努力を重ねているのに対して、五体恵まれているにも関わらず、なんだか元気がない私達はいったいどうすればいいのだろうか?ということだった。
自分の体が恵まれていることは、それを失ってみるまでなかなか気づかない。
普段の生活を強く反省させられた時間だった。
1996年アトランタ・パラリンピックのテーマが
What’s your excuse? (言い訳は何?)
だったそうだ。
これは、障がいを持っていることを言い訳にするな、という意味とのこと。
手を差し伸べるべき私達が、精神的な面では、逆に助けてもらうことになるかもしれない。