photo life 秋田

秋田が分かる「かもしれない」ブログ

X-T1の新AF

2015-07-03 | 機材

 先日のファームアップで改善したといわれるX-T1のAF。ちょっと試してみました。

 ゾーン、ワイド/トラッキング(以下、ワイド)ともに、画面の端から動体を追いかけてくれるのは大変扱いやすくなりました。シングルポイントAFも迷いが少なくなった感じ。
 ところがどっこい、ゾーン、ワイドともに他のに引っ張られます。
 上記撮影時、離陸体勢に入った旅客機をAF-C、ワイドでAFは中央スタート。旅客機だけを追いかけてくれると思いきや、左手前の建造物に引っ張られ・・・。途中からはゾーンAFに設定を変更して撮影しました。が、それでも緑地に引っ張られたり(泣)ワイド時に多点じゃなくて、一点で追尾してくれたら使いやすいかもと思います。

 そして、お決まりな感のある機能的な制限が「やっぱり」あってですねぇ・・・。

 ①瞳AFを使うには顔キレイナビONが前提で、そうするとMF時のワンプッシュAFが使えなくなる。
 ②ゾーン、ワイドAFを使うときは、S(ワンショット)やCL(低速連写)なら全AFポイントが選択できるが、CH(高速連写)のときは中央の3×5(位相差AF部分)でしかAFできない。

 どちらも以前からの仕様で知ってましたので「あぁ、やっぱりか」と驚きはなかったです(笑)
 高速連写でAF-Cの状況だと、従来通り中央付近でしかAFできないのはかなり残念なことで、ゾ-ンもワイドも中央のAF範囲が狭すぎて違いがないような・・・。次期機種では位相差AF範囲を広げてほしいですね。

 ③ゾーン、ワイドともにAFポイントの大きさは変えられない(5段階中の3)。だけど追尾時は小さいAFポイントで表示される(笑)
 ④電子シャッターをON(機械式との併用含む)にしていると、連写時のAFや露出は1枚目に固定される(従来から)。

 といったことも含めると、しばらくの間のAF設定は以下のようにしてみたいと思います。
 旅客機などの動きの遅い動体には
  低速連写 ワイドまたはシングルポイントでAFスタート地点はお好みで

 戦闘機といった高速動体
  高速連写 ゾーン(中央の3×5しか選べません) 

 向かってくる動体
  シングルポイントで
 
 新幹線などの向かってきて、手前を大きく通り過ぎるのは? 撮影イメージで変わるのかなぁ。
  向かってくるところ・・・シングルポイント
  先頭をアップで・・・低速ゾーンまたはワイド
 でも、手前に来るころだと速いし、低速連写だと次の一枚の間にイメージの先に進んでそう。じゃ高速連写?とすると中央しかAFできなくて先頭車両を画面両端に配置できない、、、結局MFで置きピン?

FUJIFILM X-T1「新AFシステム」紹介映像 /富士フイルム

 YouTubeの動画なんてうまく見せてますよね。遅いSLでの撮影だもんな・・・。それを新幹線で撮影するときの設定が知りたい!


 7DⅡには全然及ばないわけですが、飛翔中のトンボをいずれ試してみます。