photo life 秋田

秋田が分かる「かもしれない」ブログ

Akita Nature’s club 作品展

2016-04-17 | 秋田市

土曜日は秋田駅前での所用などを済ませながら「Akita Nature’s club 作品展」を見てきました。

 何度か撮影で会ったことのある土谷諄一さんや、佐藤俊正さん、松岡裕さんが在廊しておりました。

 土谷さんの作品といったらまずは野鳥!お祭りや内陸鉄道の作品も展示されていました。野鳥か内陸鉄道で統一しようか迷ったそうです。野鳥の作品には大潟村で撮影されたものもあり、暴風の中数時間待ったなど、撮影時の様子などを説明していただきました。私にとっては地元を再発見できるものになりました。内陸線の写真は「あ、このポイント知ってる!」といったものも。

 私が撮ったらこんな風にしかならない柿の実も、ストロボを焚けば鮮やかになるんですね。背景の処理なども参考になりました。
 

 佐藤俊正さんは「あきたの滝」という写真集を発表するなど、滝の写真が多く、どれも虹がキレイに写っていてキレイでした。また、専用のロール紙にプリントしたパノラマ写真も展示されていました。今どきのカメラについているパノラマ写真ではなくて、単焦点レンズで撮影した写真を何枚もつないだ写真です。コツは標準単焦点レンズで撮ることが歪みを少なくできるとのこと。SONYのツアイスを使用しているとか。鳥海山や角館の武家屋敷、イグアスの滝など圧巻でした。名刺をいただいてしまいました。

 松岡裕さんの作品は山岳写真が展示されていました。ヨーロッパで撮影した写真もありました。質感を出すためにコットン紙を使用したりマット紙を使用したりと、印画紙にもこだわりがありました。特に、マット紙にプリントした雪山の写真は立体感がものすごく、ホントは用紙自体デコボコしてるんじゃないのと思うくらい。思わず斜めから見てみたり。その後松岡さんとお会いし、ちょっとなら触ってみてもいいですよと許可をいただき触ってみたら平面。光沢をなくすためにマット紙にプリントしたそうで、展示時も写真表面のカバーも外しているんですと説明していただきました。もちろん光の反射なんてありませんでした。他にも余白の色(白か黒かをどう選ぶべきか)など、撮影後の見せ方のコツを教えていただきました。

 もちろん、他の方々の作品も素晴らしかったです。645で撮った写真や、絵画、魚の剥製などなど。う~ん。凄かったです。