映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「幸せのちから」

2007年02月06日 | 映画~さ~
ウィル・スミス、見てきました。
息子がかわいいのなんの。目元が似てるような気がします。

どん底から這い上がっていくアメリカンドリーム話なんだけど、実はあんまり感情移入は出来ませんでした。
だってウィルさん、「デキる男」なんだもん。学校では成績優秀だったと言うし。もうその時点でわたし、全然違うし。自慢じゃないけどわたくし、進学校でもなんでもない高校に通ってましたけど、成績は最後から数えたほうがはるかに早かったですから。数学0点取ったことありますから。ちなみにウィルさん(映画の中ではクリスさん)は数学得意です。

奥さんも異様にあっさりと息子を置いて出て行ってしまうし。そこは詳細を描く必要はなかったんだろうけど、ちょっと気になった。

それに人によるといえばそれまでだけど、日本の貧乏生活って本当に狭い狭いアパートでその日の食事も…的なイメージなんだけど、ウィルさんが家賃を滞納している割に、夕食は大きなハンバーガーとかダイナーとか。あんまり「どん底?」と思えなかった。まあ、文化が違うので、比較のしようがありませんね。

<ネタばれあり>
一番どきどきしたのは、ウィルさんがタクシーの中でルービックキューブをやっているシーンです。あれはちょっと握りこぶしで見てしまった。

それから印象に残っているのは、ホームレスになってトイレで寝るシーン。地下鉄のトイレなんだけど、地下鉄の駅、ホームもトイレも意外にキレイ。日本の地下鉄のトイレより全然きれいです。だからと言って寝たくはないけど。

あと、いい走りしてます。MI3のトムチンも年の割りにいい走りでしたが、ウィルはちがうわ。アフリカ系の鍛え上げられた肉体美がそもそもちがう!「高校時代は陸上やってました」みたいな美しい走りっぷりです。最近映画やドラマ見ていて、俳優の走りっぷりについ注目してしまいます。結構走らされてるよね。昨日のテレビドラマでは橋爪功が走ってました。絶対無理!わたし、俳優にはなれません。走れないから(問題はそこかっ?)。

それでもエンディングは涙なのです。サクセスストーリーですので、ハッピーエンドで終わってもらわなくてはこちらも納得できませんのでね。一時期、90年代後半から2002年前後まで、すごく後味悪いというかどうにもこうにもハッピーエンドな映画がない時期がありましてね。どれを観ても大どんでん返しで救いよう無し!だったのですが、最近はまたハッピーエンド物が多くなってきて、ちょっと救われます。せめて映画の中くらいハッピーで終わってくれ、とおもうこの頃。そんな年頃です。


お薦め度:★★★☆