ミュージック・サロン・PIANITYからのお知らせ!

ミュージック・サロン・PIANITYの最新ニュースです!!

『JOBIM』始動!     (その3)

2006-08-02 03:01:42 | レコーディング・レポート
録音は、順調そのものだった。
7曲のリズム録りは、5時30分には終了していた。

驚異的なペースである。

でも、何も、「こなす」レコーディングでは無い。
1曲1曲、プレイバック(録音したものを聴き返すこと)を聴きながら、ディスカッションを重ねていった。かなり丁寧に進行したのだと思う。

しかし、全員の集中力は半端では無かった。
1時40分、録音スタートから、5時半までで、休憩は15分くらいのものを一度取っただけである。

それからは、1曲で僕と辻田さんのシェイカー、別の曲では僕のピアニカをオーバーダビング(録音した音源の上に多重録音で重ねること)した。どの曲で聴けるかは、CDを聴いてのお楽しみ。

午後6時、木村パンダさんと辻田さんのクランク・アップ。映画ではないが、“クランク・アップ”という言葉がピッタリ来る。

そして、30分くらいの休憩を取り、主役の麻美さんの歌の録音がスタートした。
ここまでも凄いレコーディングだったが、ここからはもっと凄い。

ほとんど1テイク(1回目)でOK!
麻美さんの言葉を借りると
「自分では、これで良いか分からないので川島さんに判断して欲しい」
との事。しかし、これで良いも何も、1回目の歌から最高なのである。
録音しなおす理由が見つからない。

2,3曲録り直したものの、7曲の歌入れは8時半くらいには終了していた。
2時間で、7曲のOKテイクを出すなんて、この人は何と凄いのだろう。

そして、9時からは、この日の佳境とも言える、ボーカル+ピアノでのデュオの曲の一発録り(いわゆるライブ録音)が始まった…。

この続きは次回に…。
(川島茂)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『JOBIM』始動!   ... | トップ | 川島茂 8月スケジュール »
最新の画像もっと見る

レコーディング・レポート」カテゴリの最新記事