ピーコさんが亡くなった。
表舞台?から去ってしばらく経つが、その間も、様々なうわさが絶えず、心配&寂しさを感じていたところの訃報。
残念でならない。
ピーコさんと言えばファッションチェック。
このブログでも、何度かその事に触れている。2012-1 2016-3
どちらも同じことを書いていた。
「オシャレは我慢」
美しくいる、見せるためには多少の我慢が必要と。
そうなんですよね。
最近、その努力を完全に怠っている
プロだろうと、素人だろうと、歯に衣着せぬコメントが大好きだった。
それは、おすぎさんも同じ。
映画の評論は厳しかった。師匠筋?の淀川先生の流れを汲んでいる、正直なコメント、という感じでしたね。聞いてて清々しいというか。
おすぎさんは元気でいるのだろうか。
実は一度、ピーコさんのシャンソン&トークショーに行ったことがある。
変わらない毒舌はもちろん、病気を経て感じた思いなどなど、人間臭さ、温かさを感じる、とても楽しいショーだった。
シャンソンって「人間性が出る曲」という感じで、歳を重ねるごとに円熟味を増す、という印象ですが、いろんなものを背負って生きてきたピーコさんの歌声は、聴かせる巧さというより、心に響く、という記憶があります。
本音を隠し、一見、穏やかで優しいことが美徳とされ、ちょっとでも失敗すると叩かれる世の中。
ネット上で「間違い探し」が正義、みたいな。
本当に生き辛い。
人生をさらけ出し、本音を隠さず、我が道を行く「生きざま」はカッコ良かった。
こういう方たちの方が、人間味があって、本当は優しい人なのだと思うのだけど。
どんどん、世の中が淋しく、殺伐としていて、あの世がにぎやかで華やかになってる。そんな寂寥感がつのる昨今。
ご冥福をお祈りします。