「いいね 光源氏くん」

巣籠もり状態が続いております。
もともと出不精で、相変わらず昔のテレビ番組ばっかり見て過ごしていますが、さすがにいつもと状況が違うので、気分的にふさぎがちといいますか。

テレビつけっぱなしの状況で、ふと見たこの番組。

「いいね！光源氏くん」

NHK HPより

いや～面白い
久しぶりにはまっちゃいました。

ストーリーはこちら↓
「源氏物語」の中で、雅（みやび）の世に生きていた平安貴族・光源氏が、まったく世界観の違う現代に出現。あたりまえに見える現実世界とのギャップに驚いたり、楽しんだり・・・また、光源氏は千年もの間、絶対的美男子として数多くの女性たちをトキめかせてきた登場人物。こんな光源氏をヒモ同然のように住まわせることになる、地味で自分に自信がない今風のこじらせOL・沙織。はじめは違和感を覚えつつも、徐々に光の存在に癒されていく。（NHK HPより抜粋）

 

やはり、はぎおにとってドラマは「リアリティ」よりも、「奇想天外」を求めがちなのかしら
タイムスリップだけど、

「物語の登場人物」が現代に現れる時点で　もう笑える

浮世離れぶりがおかしいけれど、見知らぬ世界を楽しんでいるところがまた可愛らしい。
あまりしっかりと「源氏物語」を読んだり、見たりしていませんが、光源氏ってこんな感じ？？
いや、このドラマでは全くもって違和感なく。それに、演じている千葉雄大さんからあふれ出る優雅さが、さらに面白さを醸し出していて。完全なる「ヒモ」なんだけど😁存在自体が癒される「ゆるキャラ」みたいな存在

今時といいますか、SNSを駆使して和歌を配信したり、物珍しい光景をインスタに挙げてみたりして、どんどん友達を増やしていく様子は、「風流を楽しむ」ようで、平安貴族はもしかしたら、「流行の最先端がお好き」だったのかな～なんて思わせてくれたり。こういう「妄想」は楽しいですね

 

自分に自信が持てず、悲観的な性格なOL沙織が、突然現れた見知らぬ「平安貴族」を、驚きながら受け入れる。もう一人の主人公は伊藤沙莉さん。彼女の演技力もこのドラマを盛り上げていると。
名前は知っていましたが、ちゃんとお芝居してるのを初めて見ました。いや～存在感と表情、演技力は抜群ですね。浮世離れ貴族の、現代からすれば「トンチンカンな言動」に振り回されて、コロコロ変わる心情は、彼女でなければ成立しない・・・くらいの存在です。
彼女を知ったことが、このドラマを見た収穫の一つになりました。

 

もう一人、光のライバル、頭中将もこの世にタイムスリップしてきます。
光よりもクールでキザ、光にライバル心を燃やしながら、突然いなくなってしまったことを心配し、この世で再会したことを心底喜ぶ「親友」になっています。演じているのは桐山漣さん。恥ずかしながら、彼も「仮面ライダー」を演じていたという記憶になかったのですが、クールなのに、光と同じようにこの世を楽しんでいるさまが「いとおかし」

この中将と光との関係性に、さらに沙織が混乱していくさまが、ますます面白くて。


全8回のうち、現在5回まで終了。
優雅な世界観と現代社会のスピーディな展開。どうなっちゃうのかな？！あと3回で終了なのが、残念で。
このご時世に、こんなに楽しいドラマを放送してくれて、本当に感謝です。

「未知の世界」に戸惑うのではなく、何にも流されず、今の状況を受け入れ、工夫して生活していく。
それでいて、元の世界に戻ることをあきらめていない。

単に面白いだけでなく、そんな風にも感じられました。
放送日が偶然とはいえ、このように感じたのは、今のご時世だからかもしれませんね。

漫画原作ということだそうで、そちらは未見ですが、ドラマにはどはまり！！多分、終了してももう一度、二度、三度・・・見返すかもしれません
いや、展開によっては、続編希望します！ドラマ収録が復活したら、ぜひ