はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

連休のバスツアーその1 「高野山」への旅。

2011-09-19 17:45:00 | 記録:旅

せっかくの連休。
どこかに行きたいなぁ~との思いが強く、一人で日帰りバスツアーに参加してみました。

行先は「高野山」

なぜ高野山だったかというと…

中学時代の担任の先生の言葉がずっと心に引っかかってたから。
確か当時20代のその先生、とても強烈で個性的。めっちゃ怖かったけど「若い頃人生に生き詰まって、高野山で修行した」と、事あるごとに語ってたんです。
で、いつかはその場所に行ってみたいなぁと…

 

しかし、そのバスツアーは、ある意味「厳しい旅」となりました。

朝、こんな雲が広がって、その旅を暗示してたのかしら↓

 

①移動が超ハード。

山陽道→中国道→近畿道→阪和道…
距離的には多分、先日の東北の旅に比べればドッテことないんですが、6時間のバス移動で、休憩が3回しかも1回につき15分程度…
しかも最後の1時間は、くねくねの山道の連続
何度もツアーには参加してますが、今回はきつかったなぁ。

こちらは最後の経由地、道の駅「紀の川 万葉の里」からみた景色。
まさに「紀の川」です。
この日は穏やかでしたが、先日の台風の影響で、草木が斜めになってました。

   

 

②スケジュールがハード。

移動時間は長いのに、観光地に着いてからは時間が短い
「東根寺」の住職さんから慌ただしく読経と説法が続き、食事も20分あったかないか。
「精進料理」を楽しみにしてたんだけど、食べたんだどうだか。
でも、ゴマ豆腐は美味しかった

   

東光寺の門。
宿坊として宿泊もできます(完全個室でテレビ付なんだとか

  東根寺の襖絵。多分有名な方の作だと思いますが…

 

「左甚五郎 作」の木彫りの虎。あまりじっくり見ずに慌ただしく写真を撮りましたが、今見るとやはり迫力があります。

 

 

③見学がハード。

今回はこれに尽きます。
こちらとしては、荘厳なイメージの高野山を、ゆっくりと見学するつもりで行ってたんですが…

なにしろ、ガイドさんが厳しい方で。
「高野山は観光地ではない、参拝に来られたんでしょ」
というスタンスだったので、ツアー客との感覚とのギャップが
確かに時間に制限はありましたが、コースをすべて回るためとはいえ、「団体行動を守る」というルールがなかなか厳しくて。

とにかく早歩き歩くのに多少の自信のあるはぎおでも、大汗をかきました
ほぼ年配の方でしたが、遅れたり、道幅一杯に歩いたり、日傘を広げたりすると容赦なくしかります(まあ当たり前かもしれませんが)
熱心なあまり、背の低い方が後ろにいると「見えないでしょ、前に来なさい。何度言えばわかるんだ」みたいなね。
声も大きいし、冗談を交えていても、1時間30分程度、終始ピリピリムードで

その反面、早口で大声の説明から、何か学んで帰りたいという思いもあって、真剣に聞きましたよ。
まるで、学校の修学旅行以来かしら。
神社仏閣での参拝の仕方、数珠の持ち方、焼香の仕方…恥ずかしいけど、知らないことばかりでした。

ちなみに、今回参拝したのは、高野山の総本山「金剛峰寺」ではなく、奥の院という場所です。

 ←地図は拡大できます。

 

奥の院は「広大な墓地」と言っていいでしょうか。
宗派・国は問わず、様々な墓石があります。
歴史上の著名人(信長、秀吉、謙信、信玄、浅野家や水野家…)、各企業の墓石、皇室まで。

個人的に、お墓を撮影するのは好きではないので写真は一枚もありませんが、それはそれは錚々たるものでした。
一番巨大なのは、大河で話題の「お江さん」の墓石。数メートルはあったでしょうか。

 

こちらは、敷地内の巨木。
これを撮るのが精いっぱいでした↓

     

 

時間があれば、総本山をはじめ、町全体が「高野山」という各名所をじっくり回りたい…
心からそう思いました。静かな宿坊に泊まってね
(ちなみに、本通りは「精進のまち」ということもあり、肉屋・魚屋さんはないんだそうです。)

思えば、中学時代の先生も、規律厳しい中、自分を見つめ直す修行をここでしたんだなぁと思うと、何十年ぶりかに感慨深い思いが…(自宅に戻ってからね)

 

神社仏閣に行けば必ず買うお守り。
ガイドさんが言ってましたが、いくつ持っても宗派同士がが喧嘩することはないんだそうです。
はぎおの考えは間違ってなかった

実はこの日、偶然にも旧暦で「お大師さんの日」だったそうです。
お大師さん=高野山を開いた弘法大師の日。
そして、お彼岸も近いこともあって、初めて旅行でお線香も買っちゃいました。

 

スケジュールに追われて、あまり景色は覚えてませんが、まぁ今思えばいい経験ができたかな


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