せっかくの連休。
どこかに行きたいなぁ~との思いが強く、一人で日帰りバスツアーに参加してみました。
行先は「高野山」
なぜ高野山だったかというと…
中学時代の担任の先生の言葉がずっと心に引っかかってたから。
確か当時20代のその先生、とても強烈で個性的。めっちゃ怖かったけど「若い頃人生に生き詰まって、高野山で修行した」と、事あるごとに語ってたんです。
で、いつかはその場所に行ってみたいなぁと…
しかし、そのバスツアーは、ある意味「厳しい旅」となりました。
朝、こんな雲が広がって、その旅を暗示してたのかしら↓
①移動が超ハード。
山陽道→中国道→近畿道→阪和道…
距離的には多分、先日の東北の旅に比べればドッテことないんですが、6時間のバス移動で、休憩が3回しかも1回につき15分程度…
しかも最後の1時間は、くねくねの山道の連続
何度もツアーには参加してますが、今回はきつかったなぁ。
こちらは最後の経由地、道の駅「紀の川 万葉の里」からみた景色。
まさに「紀の川」です。
この日は穏やかでしたが、先日の台風の影響で、草木が斜めになってました。
②スケジュールがハード。
移動時間は長いのに、観光地に着いてからは時間が短い
「東根寺」の住職さんから慌ただしく読経と説法が続き、食事も20分あったかないか。
「精進料理」を楽しみにしてたんだけど、食べたんだどうだか。
でも、ゴマ豆腐は美味しかった
東光寺の門。
宿坊として宿泊もできます(完全個室でテレビ付なんだとか)
東根寺の襖絵。多分有名な方の作だと思いますが…
「左甚五郎 作」の木彫りの虎。あまりじっくり見ずに慌ただしく写真を撮りましたが、今見るとやはり迫力があります。
③見学がハード。
今回はこれに尽きます。
こちらとしては、荘厳なイメージの高野山を、ゆっくりと見学するつもりで行ってたんですが…
なにしろ、ガイドさんが厳しい方で。
「高野山は観光地ではない、参拝に来られたんでしょ」
というスタンスだったので、ツアー客との感覚とのギャップが
確かに時間に制限はありましたが、コースをすべて回るためとはいえ、「団体行動を守る」というルールがなかなか厳しくて。
とにかく早歩き歩くのに多少の自信のあるはぎおでも、大汗をかきました
ほぼ年配の方でしたが、遅れたり、道幅一杯に歩いたり、日傘を広げたりすると容赦なくしかります(まあ当たり前かもしれませんが)
熱心なあまり、背の低い方が後ろにいると「見えないでしょ、前に来なさい。何度言えばわかるんだ」みたいなね。
声も大きいし、冗談を交えていても、1時間30分程度、終始ピリピリムードで
その反面、早口で大声の説明から、何か学んで帰りたいという思いもあって、真剣に聞きましたよ。
まるで、学校の修学旅行以来かしら。
神社仏閣での参拝の仕方、数珠の持ち方、焼香の仕方…恥ずかしいけど、知らないことばかりでした。
ちなみに、今回参拝したのは、高野山の総本山「金剛峰寺」ではなく、「奥の院」という場所です。
奥の院は「広大な墓地」と言っていいでしょうか。
宗派・国は問わず、様々な墓石があります。
歴史上の著名人(信長、秀吉、謙信、信玄、浅野家や水野家…)、各企業の墓石、皇室まで。
個人的に、お墓を撮影するのは好きではないので写真は一枚もありませんが、それはそれは錚々たるものでした。
一番巨大なのは、大河で話題の「お江さん」の墓石。数メートルはあったでしょうか。
こちらは、敷地内の巨木。
これを撮るのが精いっぱいでした↓
時間があれば、総本山をはじめ、町全体が「高野山」という各名所をじっくり回りたい…
心からそう思いました。静かな宿坊に泊まってね
(ちなみに、本通りは「精進のまち」ということもあり、肉屋・魚屋さんはないんだそうです。)
思えば、中学時代の先生も、規律厳しい中、自分を見つめ直す修行をここでしたんだなぁと思うと、何十年ぶりかに感慨深い思いが…(自宅に戻ってからね)
神社仏閣に行けば必ず買うお守り。
ガイドさんが言ってましたが、いくつ持っても宗派同士がが喧嘩することはないんだそうです。
はぎおの考えは間違ってなかった
実はこの日、偶然にも旧暦で「お大師さんの日」だったそうです。
お大師さん=高野山を開いた弘法大師の日。
そして、お彼岸も近いこともあって、初めて旅行でお線香も買っちゃいました。
スケジュールに追われて、あまり景色は覚えてませんが、まぁ今思えばいい経験ができたかな