はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

配信で楽しんだ 宝塚星組「1789」 。

2023-07-03 08:19:00 | 記録:宝塚

先日、愚痴のように書いた、中止となった星組公演

 
 
千秋楽を配信で楽しみました✨️

自宅のテレビで配信前の画面をパチリ。
 
 
2015年の初演、月組公演を見ているので、パンフ見ながら、当時を思い出しながらの視聴となりました。
実は当時も、ものすごく期待!ということではなく(スミマセン)、101期生の初舞台公演だったため、そちらを期待して見に行ったというひねくれもので。
 
そして、当時の感想としては、
 
愛希れいか、覚醒
 
それに尽きました。(あくまでも、個人的感想です。)
圧倒的華やかさ、芝居の硬軟、そしてダンサーとして。ここから、彼女が「ひとり立ち」し、トップとしての活躍が始まったと思ってます。
正直、龍真咲さんのお芝居の苦手意識もあり(ゴメンナサイ)、ちゃぴさん、そして他の娘役さんの活躍の印象が深く残っているだけ、という・・・
 
 
さて、本題。
星組版。
 
月組のオープニングで圧倒された、バスティーユ攻撃の場面がなく、いきなり主人公ロナンの父が政府に殺される、という場面から始まりました。「そこから?」という、あっけない感じからスタート。
 
星組メンバーの熱演に惹かれつつも、頭のどこかで月組との比較、があって(集中力なさすぎ)、洗練され、全体的に流れるような展開で、ちょっとどこか「熱量<上品さ」を感じてしまった。
 
まぁ、今考えても、あの時の月組メンバーが、よく集まったな、というくらいの個性派ぞろいだったから、比較しては国難ですけど。
 
あと、衣装が、前回の方が「衝撃的」だったかな~。
今回も豪華絢爛、なんだけど、色合いとか、キャラクターに合わせているためか、個人の役者さんに似合ってるか?とちょっと疑問かな。そう思うと、月組の衣装の方が強烈に残ってる感じ。
 
 
 
あ、すみません。配信で、自宅で暑い中、お気楽に見ているもので、集中力がないのかも。どんなに技術が進んでも、やはり、生観劇の迫力には勝てないのね。

 
もちろん、個々のキャストは素晴らしいです。
(以下、あまり見る回数の少ない星組さんの、今の感想です)
礼さんのロナン、はじけるような情熱・・・というより、繊細で苦悩する青年、という印象。
どうも、「ロミジュリ」といい今回といい、苦悩する青年ばかり見てしまってるようで。
時々見せる暗い表情が、素敵。
歌は当然、いや、どこまで伸びていくのだろう・・・という、素晴らしい歌声でした。
心なしか、挨拶など聞いてても、いつもより少し元気がない、目がウルウルという気がしたのですが…
 
 
皇太子の教育係役オランプに舞空瞳さん。
今回、こちらがヒロインということで、役の出番はもちろん、幅も広がったのかな?
毎回、豊かな表情と情熱的な表現で楽しませてくれますが、今回は役柄もあって少し抑え目なのかな?
でもそれが、オランプを豊かに描いている気がしました。
 
国王の弟、アルトワ伯に瀬央ゆりあさん。
お化粧、衣装に工夫され、クールで野心家を品よく演じられていて、新しい一面を垣間見た気がします。ちょっと雪組の高嶺ふぶきさんを彷彿とさせる感じ。ちょっといつもの「熱血漢」とは違ったので、物足りない?って気もしましたが、今後、専科に行かれての活躍を期待してます!!
 
革命家デムーランに、暁千星さん。
初演当時、4年目になったばかりで、フェルゼンに大抜擢。
でしたが、正直、「大丈夫?」という印象でした。
今回はどうでしょう!
なんと華のある、貫禄のあるスターさんになったことか。
伸びやかな歌声、得意のダンス、星組でのありちゃんを初めて見ましたが、きっと星組生に大きな影響を与えたと思ってます。
 
ロベスピエールに極美慎さん。
いや~華のあるスターさんです。本当に。
男役をやるために生まれてきた、ますますそんな感じを受けました。
ご本人も、迷いのない自信があるのかな?という感じ。
タイプは全く違いますが、どこか、麻路さきさんを彷彿とさせるスターさんです。(違う?)
 
デムーランの友人、ダントンに天華えまさん。
あ~こういう、ちょっとヤンチャでホワッとした感じ。
彼女の持ち味にピッタリなのかな?と思いました。
いいキャラクターでした。
 
 
アントワネット、有沙瞳さん。
歌は別格、上品さと大人っぽさで存在感も抜群。
本来「別格娘役」の演じるキャラなんでしょうね。
ただ、前回の愛希さん演じるアントワネットに驚愕したものだから、役柄的にちょっと物足りない気もしました。
今回で退団とのこと。「別格」として、在団してほしかったんだけどな・・・
華やかなヒロインも素敵だったのですが、個人的には「ロミジュリ」の乳母が、最高に素敵でした。
 
 
クセツヨ将校ペイロールに、専科の輝月ゆうまさん。
専科生として大活躍ですね。
初演新人公演で演じたこの役、やりがいあったでしょうね。
品よく、厳しく。
初演星条さんの怪演が印象深かったのですが、違うアプローチ、面白かったです。
 
 
フェルゼン役に、天飛華音さん。
カッコ良かったです!ただ彼女には、役不足だったかな?と思いました。
彼女の実力からしたら、いい役だけど、ちょっともったいない。民衆側で見たかったな。役替わりキャスト、今は難しいのかな?
でも、彼女も華があり、しかもお芝居、歌も上手い。今後に期待です!
 
 
ロナンの妹役、ソレーヌに小桜ほのかさん。
彼女も、抜群の歌唱力ですが、今回は地声で響かせてくれて、さすがでした。地を這うような生活を送ってきた感じがありありと伝わってきて。娘役で、地声でうまい人、貴重ですね。今後、星組娘役を引っ張ってくれると期待しています。
 
 
久々に、星組を見ましたが、まだまだ書きたい方がいるほど、人材が豊富なんだなって。
そして、厚みのあるコーラス。「歌は・・・」という印象の組でしたが(失礼)全体を見れば、たくさんいるじゃないですか。
星組独特のノリが苦手で(スミマセン)見たい演目も少ないこともあり、なかなか見る機会がない組なのですが、もっと個々を活かすような演目に巡り合えるといいなって、心から願います。
 
今回は、新人公演が中止。
若手中心、期待の稀惺かずとくん主演での「1789」ちょっと見てみたかった。
東京では行われることを願ってます。
 
 
この東京公演が終わったら、トップの礼さんは休養とのこと。
このようなこと、あまり大々的に発表することはなかったですが、劇団運営以上に、キャストの健康が第一。いいことだと思います。(せめて「充電」というような発表であってほしかったけど)
今まで、礼さんの比重が重すぎた感は否めないので、その次、彼女の充電期間を経て、星組がどのように進化されるのか、期待しています。

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