はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

宝塚宙組「Le Grand Escalier 」 配信視聴 &全国ツアー「大海賊/Heat on Beat」観劇

2024-11-02 12:16:22 | 記録:宝塚

先日、宝塚宙組の全国ツアー

大海賊/Heat on Beat

を観劇してきました。

コロナ明けの、久々の全国ツアー観劇。2015年の雪組以来のようで。
様々な思いを持ちながらも、めっちゃ楽しんできました。
その感想は、後半で。

 

まずは、6月に視聴した宙組再開の公演から。
「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」

  

いろんなご意見があると思うし、実際少し見ましたが、人それぞれ。
私は私の想いがあるので、再開した限り、他の組同様応援していくつもり。
スタッフとして、今まで見たことないくらいのOGが参加していて、少し安心感もあり。
 
そんな感じで見る側も、複雑な思いを抱えつつ、いざ視聴。
 
公演できなかった期間。
きっと、稽古・トレーニングを続けてきたのでしょう。
他の組と比較しても、圧倒的に歌唱力がある。
「歌劇」のカンパニーだから当たり前だけど、他の組を見れば、そうじゃない人も多いので。
幕開きから、あの人も、この人も、元気そうな姿を見て、一安心。
 
特別公演なので、ショー形式でしたが、その曲のチョイスがなかなか素晴らしく。
著作権の関係でビデオ化できていない作品の楽曲(「マンハッタン不夜城」)、懐かしい名曲の数々。
聴きながら、懐かしい思い出がよみがえって、ワクワクしました。
とにかく、楽しく、素晴らしい舞台でした。
 
5年前まではよく見てた宙組。
最近お久しぶりだったので、トップ娘役の春乃さんのこと、あまりよく知らなくて。
前トップ潤花さんが、あまり華やかだったので。
この公演で、この人が一番垢抜けた、そんな気がした。潤花ちゃんがいる?と目を疑ったような。見映え、身体から溢れるオーラ?
休演期間、きっと、腹を据えた、決意を新たにした、そんな時間だったのかもしれない。
 
 
千秋楽。恒例の挨拶。
こちらもいろんなご意見があると思いますが、何を言っても批判されるんでしょうから、淡々と。あれで良かったと思います。
本当はもっと明るい、チャキチャキした人なのに。
でも、アンコールでのこみ上げた涙が、本心だと思います。
無事終わって、本当に良かった。
 
 
 
そして、全国ツアー。
若手の注目株たちが、別公演で抜けてたのが残念だけど
 
 
 
 
 
正直、お芝居の「大海賊」はあんまり興味なく(ゴメンナサイ)
’01月組の紫吹淳さんお披露目、’15星組の北翔海莉さんのプレお披露目で上演されたのは知ってますが、見たことなかった。

海賊に両親を殺され、故郷を追われた貴族の青年が、たどり着いた島で出会った海賊の仲間となり、復讐を誓う。
ざっくりいうとそんな感じ。
 
往年の宝塚作品、という感じでしたが、個々のスキル、レベルはやはり高かった。
ボンボン貴族の青年が、次第に海賊のリーダー格になっていく。そんな過程を堅実に演じていた芹香さん。お見事でした。
彼女の好演が、この作品を見ごたえのあるものにしていったと思います。
歌、芝居、存在感、圧倒的でした。

2番手格の桜木さんは、海賊の若手リーダー格。
それよりも、敵役の瑠風さんの方が見せ場があったなぁ。存在、歌。役柄もあるけど、貫禄があった。
わたしの宙組イチオシ、鷹翔さん。敵役の№2的存在。声も姿もカッコいいねぇ。
 
春乃さんは、貴族の娘。
あまり出番がなく、主人公ともほとんど絡みがないので、この二人、どうなっていくの?と思ってたけど。
品と輝きが増した気がする。
 
ベテランの松風組長、そしていい味出してる若翔りつ君。流石でした。
 
気になる若手は別公演に行ってたものの、他の若手も頑張ってて。またまたキラキラした子を見つけちゃったよ!
海賊仲間は個性豊か。そうそう、宙組は歌もいいけど芝居の巧い子も多いんだよね。そこが月組と似てる。
すごく目立って見えたのは、真白悠希さん。去年、大抜擢で急に注目を浴びた存在でしたね。いいねぇ。タッパはないけど、押し出しがいいよ。
敵キャラで、貫禄のある人がいるな、と思ってたら、まだまだ若手、注目株という泉堂成さん。
人数少ない分、ほぼ全員に役が付き、見せ場があった。若手に至るまで芸達者。みんなこれからが楽しみだ。
 
 
そしてショーの「Heat on Beat」。
’09月組、瀬奈じゅんさんの退団公演、観に行ったなぁ。
正直、テーマ曲しか覚えてないけど
スーツの似合う、ダンサーあさこさんの魅力全開。カッコ良かった。
さて、それをどうアレンジするか。
 
やはり、全体的に歌が上手い。
最近、ダンスのレベルはみんな高いだけに、それだけで、勝ちだと思う。

やはり、芹香さんは圧倒的な存在感、歌。オーラが違う。
春乃さんも、ますます輝きを増してきた。
 
ここでも、正直、瑠風・鷹翔コンビ?が目立ってたなぁ。
こんなレベルの高い2人を、未だに2個イチで出してるなんて、もったいなさすぎる。
また、和希そら状態(主役レベルなのに、上が詰まって進めない)にならないかと心配。
特に、鷹翔さんはもったいなさすぎ。歌の弱い組、スター候補が少ない組に組替えしてもいいんじゃないかと・・・・

今の宙組は、他の組よりも20人は少ない。
その中の半分、30人程度のでの公演だったけど、そんなことを感じさせない熱気。
あとでパンフを見れば、みーんなとっかえひっかえ、出ずっぱり。
特に2・3年目の子たちは、ラインダンスはもちろん、群衆ダンス、そして個々の技量が目立つ燕尾服でのダンス・・・普通ではほぼ入れないような場面まで、衣装替え含めて、本当によく頑張ってる。これは今後に向けて、絶対にいい経験になるはず。
他組だったら、すぐスター候補や重要な役に抜擢されそうな子ばかり。それだけ全体的に高い実力と豊かな個性を感じる。これから楽しみな組の一つだ。

 
地方のせいか、会場は老若男女(というより、年配が多かったな)で、熱気ムンムン。滅多に見れない宝塚ですから。
おばちゃん(おばあちゃん?)もそうだけど、おじさんが結構楽しそうにしてて、ノリノリで手拍子したり、手を振ったり。見てるこっちまで嬉しくなっちゃって。
全国の宙組ファンが詰めかけてるわけじゃないと思うけど、妙に盛り上がって、歓声まで湧いちゃって。楽しかったなぁ。
エンタメはこうでないと。
 
 
いろいろ言われたけど、答えは舞台で出す。
そういう意気込みをひしひしと感じた、そんな舞台でした。
 
パンフ一式に、こんなのが入ってました。
初めてな気がするのだけど↓
さて、この舞台を見て、また入団者が増えてくれればいいな。

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