帰宅後、谷村新司さんの訃報に驚く。
今年の24時間テレビを見ていて、いつも登場する谷村さんが現れない。
代わりに、歌の活動を休止していた加山雄三さんや、アリスのベーやんとキンちゃん、そして仲間たちが「サライ」を歌っている光景に、初めてチンペイさんの体調が悪いことを知りました。それでも、いつか戻ってくるだろうって。
突然の訃報に、とてもショックです。
谷村さんといえば、アリス。
残念ながら、リアルタイムではあまり記憶にないのですが。
それでも「冬の稲妻」「帰らざる日々」「秋止符」、そして「チャンピオン」。今ずっと、
🎶掴みかけた 熱い胸を ふりほどいて 君は出ていく・・
メロディが頭の中を流れています。
ソロになってからの活動の方が、なじみがある。
バンバンことばんばひろふみさんとの深夜ラジオ、一聴真面目でセクシーな声で面白く、時にエロいことを言う😁お茶目なおっちゃんだなぁって、笑いながら聞いてたっけ。
もちろん、楽曲も。
百恵ちゃんに提供した「いい日旅立ち」「三都物語」「22歳」「階」「群青」「昴」。。。
どれも心に染みる、名曲。
そして、彼にしか出せない、ジェントルでセクシーで、それでいて広く包み込むような伸びやかな歌声。独特の世界観。
そういえば、「サライ」が誕生した時のこと、覚えてるなぁ。
24時間で、視聴者からの投稿?から歌詞を書き上げ、加山さんと楽曲にまで仕上げた過程。音楽って、こうやって作られていくんだなぁと。
出来上がった曲を聴いた時、これは「光景が浮かぶような素敵な曲」だと。曲もだけど、歌詞が素敵。
それが、今では誰もが知る曲になりましたね。
宝塚にも、楽曲を提供してくださっています。
天海祐希さん時代の、アイルランドを舞台にした「エールの残照」という作品に、「風のシャムロック」という主題歌を描いてくれています。これ、単独で聞いても、とてもいい曲なんです。ネット上の何かで聞けると思うので、良かったら、検索してみてください。
いつも穏やか、いつもニコニコ。そんなお顔を思い出します。
74歳。まだまだ若いのに。
ご本人も悔しいことでしょう。それに、同世代を生きた、フォーク界の方達は、ショックが大きいことと思います。
でも、残った楽曲は、いつまでも歌い継がれていくと思います。
また一人、時代を築いた方がいなくなってしまった。
楽曲を聴きながら、ご冥福を祈りたいと思います。