みのもんたさんの訃報。
最近表舞台に出られなかったとはいえ、寂しいですねぇ。
パワフル、エネルギッシュ、豪快、そして明るい笑顔。
気遣いもありつつ、ビシッと仕切る。
で、毎日どこかのチャンネルでレギュラーがあった、本当に「プロの司会者」。
台本があってないような、どこまでアドリブかわからない自由さ。
それが、嫌みでない。気持ちいい。
プロ野球の珍プレー好プレーのナレーション、クイズミリオネアのあの長時間の溜め。まさに唯一無二。
ちょっと、役者がかってましたね。
そういえば、いつからか、ああいうカリスマ的司会者、いなくなりましたねぇ。
もちろん、MCという方はいるけれど、一人で番組をユーモアや毒舌や、真面目さ、いろいろ取り交ぜて、キッチリ進めていける「プロ」がいなくなったなぁと。
なんというか、その司会者の個性が番組のカラーになるような、強烈な存在。
やっぱりみんな「毒が足りない」のかも。
生前のインタビューも聴きましたが、やはり順風満帆では無い人生経験と、努力のたまもの。
面倒見も良かったみたいで、とても慕われてたのもうなずけます。
小倉さんもそうだったけど、そういう方の話、聞き入ってしまいます。
上辺だけ「いいこと」言っても、胸には響かないもので。
豪快だったり、ユニークだったり。
SNSが普及して、世間の空気を感じながら生きなければならない時代、本当にこういう個性派が存在すること自体が難しいけれど、そんなのものともしない「エネルギーの塊」みたいな人、出てこないものかなぁ。
彼の番組、ナレーション、楽しかった。
いろいろ思い出しながら、ご冥福をお祈りします。