はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

唯一無二 。

2025-02-16 13:19:24 | 気になる:人

下條アトムさんの訃報。

つい先日、CMのナレーションでお声を聞いたので、お変わりないんだな、と思っていたので、驚いた。
 
なんか、不思議な方でした。
役者としても、レポーターとしても、そして、ナレーションでも、代わる人がいない、唯一無二の存在。
 
 
神経質だったり、真面目だったり、おとぼけだったり。
細身で、顔も濃い訳じゃないし、どこにでも居そうなんだけど、登場すると忘れられない芝居と声。

声のお仕事が増えてから、知名度が広がったような。
エディ・マーフィの吹き替えは話題になりましたね。
そういえば、80年代のハリウッド映画は、各放送局が競って、いろんなバージョンの吹き替え版を放送してました。(スターウォーズは何作あるのかなってくらい。)
中でも「ビバリーヒルズ・コップ」は、何人の方が演じたことか。
個人的には富山敬さんなんだけど、下條さんの、ちょっと粘っこい感じも忘れがたいなぁ。
 
それは、ナレーションでも活かされて、真骨頂が「世界ウルルン滞在記」は、記憶に残る作品でした。
誰もが一度は真似したくなる、緩急のある語り。本編よりナレーションの方を楽しみにしてたりして
 
ご本人のインタビューなど聞いてても、誰とも群れないような、我が道を行く印象。
お父様の下條正巳さんとは正反対のイメージ(それは役柄の印象なのかな?)
 
なんか、個性の塊みたいな役者さんがまた一人いなくなって、ホントに寂しいなぁ
 
 
 
唯一無二と言えば、経済アナリストの森永卓郎さん。
闘病中とはいえ、突然のことで。。

TBS「がっちりマンデー」あたりから、評論家としてメディアに登場されたような気がしますが。
登場当時は単なるおもちゃ収集の面白おじさんだと思ってました。
先日、番組で森永さんの歴史を振り返っていましたが、当時は「なにそれ?」と思うような視点でも、ちゃんと将来を見据えていた感じで、何度も的中させていたことには驚き。
昨今、評論家が数多あれど、ほとんどが研究や机上だけの理屈の方が多い。
だけど、森永さんて、ご自身で実践したこと、経験したことを、誰にもわかりやすく解説してくれる、とても頼もしい存在でした。
 
実は、広島の、早朝のローカルラジオ番組にも定期的にご出演されてました。
もちろんその時も、上から目線ではなく、聴取者にもわかりやすい解説で、聞けたときは嬉しかったものです。
 

晩年、結構衝撃的な著書を多数執筆されてましたが、実は、世間とは一線を画す、骨太な方だったんだな、と。
生涯現役を全うされ、「生」への執念を目の当たりにしたような気持ちです。
 
 
まだまだ彼のお話を聞いていたかった。
残念でなりません。
 
 
 
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