突然の訃報から一週間。
昨日は「ニュースキャスター」で6年間のナレーション名場面を振り返り、安住さんも泣いてましたね・・・
今、最後の仕事となった「世界が知りたいニッポンの技~美と食の匠たち…ひろしま篇~」を見ているところです。
全然お元気そうな声なんだけどなぁ・・・まだ信じられない。
80歳を超えてもなお、ハリのある声、楽しく渋く、本当に素敵な役者さんでした。
本当に幅広い役柄で、長年楽しませていただきました。
「ばっかも~ん」でお馴染み、厳しいけど愛嬌のある波平さんはもちろんのこと・・・(ウィキペディアより抜粋)
- ど根性ガエル(町田先生)
- 山ねずみロッキーチャック(うさぎのピーター)
- ワンサくん(メガネ)
- 宇宙戦艦ヤマト(佐渡酒造、徳川彦左衛門)
- 星の子チョビン(アカベエ)
- フランダースの犬(ノエルじいさん)
- みつばちマーヤの冒険(フィリップ)
- キャンディ・キャンディ(ウェルズ船長)
- 母をたずねて三千里(ペッピーノ)
- ろぼっ子ビートン(ガキオヤジ)
- あらいぐまラスカル(ガブリエル・サーマン)
- 一発貫太くん(八百松、彦十)
- シートン動物記 くまの子ジャッキー(ロッキー爺さん)
- 女王陛下のプティアンジェ(ジャクソン)
- ポールのミラクル大作戦(カボチャじいさん)
- 無敵超人ザンボット3(神北兵左衛門、ギッザー、ナレーション)
- 若草のシャルロット(メルビル)
- はいからさんが通る(ナレーター、花村少佐)
- ペリーヌ物語(シモンじいさん)
- 未来少年コナン(ダイス船長)
- アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険(ミリアムの養父)
- 機動戦士ガンダム(ナレーション、デギン・ソド・ザビ、マッシュ、ティアンム、デミトリー、デラミン、ドレン、エルラン、赤鼻、ゴップ、コンスコン、タムラ、タチ、Dr. フラナガン、ブラナガン・ブーン、バイス、バムロ、ハンブル、ビービ、ゼイガン、ペルガミノ、フラウ・ボゥの祖父)
- 銀河鉄道999(星野鉄五郎、フール)
- くじらのホセフィーナ(捕鯨船)
- サイボーグ009(オーディン、ジョペットじいさん、ロス博士)
- シートン動物記 りすのバナー(ミミズク爺さん)
- がんばれ元気(田沼樹三郎)
- トム・ソーヤーの冒険(ドビンズ先生)
- うる星やつら(錯乱坊、ナレーター 他)
- 怪物くん (カラーアニメ)(ミラー 他)
- 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ(ウィリアム・モートン)
- じゃりン子チエ(小鉄)
- 新竹取物語 1000年女王(雨森所長)
- Dr.スランプ アラレちゃん(センベエの祖父)
- パタリロ!(警察長官)
- とんがり帽子のメモル(フォルテン、ピアノ泥棒)
- プロゴルファー猿(オイルダラー)
- オズの魔法使い(ライオン)
- 名犬ジョリィ(セザル)
- ドラゴンボール(カリン様、鶴仙人)
- YAWARA!(猪熊滋悟郎)
・・・(印象に残ってるキャラは色を変えてみたり)
抜粋の抜粋、もちろん、吹替え、ナレーションを含めたら、こんなもんじゃありません。
ちょうど、アニメにはまりまくっていた70~80年代、あらゆる作品の重鎮・主要キャストとして出演されてましたよね~
はぎお的には、もちろん
「宇宙戦艦ヤマト」の佐渡先生。
もう、いちばん大好きなキャラクターです。宇宙に酒瓶を持ち、医務室に畳を引くという人物は、もう二度と出ないでしょう(^^ゞ
第1シリーズは全く正反対の渋~い徳川彦左衛門も演じていたんですよね。これは驚異!
「ど根性ガエル」の町田先生。
あのキャラは毎々ヒロシの情けない姿に「教師生活25年、こんな情けないことは」と号泣して。ああいう喜怒哀楽の激しい役柄ってはまってました。
「はいからさんが通る」の花村少佐とナレーション
これも、大げさな浪曲師っぽい感じで、大正時代の雰囲気を醸し出してた感じで。少佐もいいキャラでしたねぇ。(ってつい最近CSで見たんですけど)
あとは「うる星やつら」のチェリーも怪しかったし、「YAWARA」の滋悟郎じいちゃんも、大人しい柔ちゃんと対照的な強烈キャラでした。あ~「じゃりん子チエ」の猫の小鉄「ゲゲゲの鬼太郎」の子泣きじじいあったねぇ~懐かしいなぁ…
どれもこれも本当に個性的ですが、実際、トークを聴いてても、ご自身も個性的な方ですよね。
いつもニコニコユーモアがあって、元気があって、でも知的で。
京大卒後に大手広告代理店に入社しながら、役者を目指して上京。本当に熱意のある方だったんだなぁと。
また、声優インタビュー本「演声人語」によると、芯が通っていて、悟りを開いているかのような独特な人生観が語られていました。
演声人語―ベテラン声優が語る役者人生 | |
クリエーター情報なし | |
ソニーマガジンズ |
(2006年12月発売のこの本に登場する方も、もうすでに半分は鬼籍に入られました・・・)
(本からの抜粋です)
・人生とは、スキーで山を下っているようなもの
人生一回だけですからね。ちょっと先を見ながら、自分をどうコントロールしていけるか。それが重要じゃないですか。
・本物を見極めるための自分の価値観を養うことが必要
新しいものの価値っていうのはよく分からないものが多いですから(中略)「あ、これが価値なんだな」って思っていく勉強を積み重ねていく必要があると思うんです。(中略)いいって言われたものから、なにか拾ってきなさい。
基本的には経歴の話と、役者論。役柄の印象とは違って、穏やかで真面目な、熱意のある方ですね。
また、普通の職業にも共感できる上記のような思いをお持ちの方で、これを初めて読んだときにとても知的な方なんだなぁという意外な印象を持ったことを思い出しました。
今やベテランとなった、元祖アイドル声優さんたちも、父のように、兄のように慕ってた方も多いようですね。
訃報に際し、いろいろニュースを読むと、若い頃から多くの病気との闘いの連続だったんだそうですね
それを乗り越え、「仕事が楽しい」とずっと続けてこられたことは、ホントに天職だったんだろうなぁ・・・
それにしてもまだ、いなくなってしまったことが信じられません。
昨年から声優陣が次々と鬼籍に入られ、寂しくてなりません。天国の方がにぎわってるなんて、なんだか悔しくて
とりあえずあと2週、波平さんの声は聴くことができますが、さてその後、いったい誰が引き継ぐんだろうか。
受け入れられるまで、かなりの時間が要しそうです。(演じる方のプレッシャーも半端ないだろうし・・・)
心よりご冥福をお祈りします。
寂しいですね…。
年齢不詳な感じがしていました。
あまりにも沢山のアニメで声を聞いてきたし…。
私にとっては「機動戦士ガンダム」のナレーション。
「さるとびエッちゃん」のブクとか「トム・ソーヤーの冒険」のドビンズ先生
「未来少年コナン」のダイス船長「じゃりン子チエ」の小鉄がくっきり脳内に刻み込まれています。
告別式の様子をテレビで観ましたが、
「サザエさん」一家の大黒柱として、国民的声優だったんだなぁ。としみじみ感じました。
また一時代を築いた素晴らしい声優さんが旅立ってしまいました…。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
こんにちは。
告別式の映像は、録画はしたものの、まだ悲しくて見ていません。
チラッと通夜の様子を見ましたが、ふねさん役の麻生さんが、周囲に支えられながらヨロヨロと歩かれていたのがとても心配です…
>年齢不詳な感じがしていました
まさにそうでした!いつまでたってもあんなに大きな声で「ばっかも~ん!」って𠮟れるなんて、只者ではない^m^
誰もが知る声。まさに、国民的声優の突然の訃報は、本当に残念でなりません。
近年、名優が相次いで亡くなり、寂しい限りです・・・