大谷、ムリ来てないか? そして、テレビを中心としたマスコミたちの大掛かりなあおり報道にも。
今朝は、ノーヒットで、チームも大敗。このごろは、爪が割れたとか、腰だか指だかがつったとか、先発登板を一回抜かしにしてもらったとか、何十打席本塁打が出ていなかったとかいった報道が気になる。本人は「疲れ」と言っているらしいが、身体を酷使して来た影響がいろんな部位に出て行ていとも言えるのではないか。日本の野球評論家の中には「休ませるべき」と言う人もいれば、「彼なら大丈夫」と根拠のない感情論だか解説だかわからないことを言う人もいる。
もっとムリが来ているのは、マスコミだ。今年始めから情報番組は大谷づくし。今も変わらない。日々のニュース番組では、打てなかった日にはそれなり淡々とやるが(それでも日本のプロ野球より長いかもしれない)、週末朝の情報番組では、1週間分まとめてやるから、打った打席、投げた試合、練習風景、ちょっとした仕草など素材はいっぱい溜まっている。大谷のコーナーが設けられ、アナ(得に女性)やコメンテーター役のヒトたちは、まるで皇室の慶事を報じるように満面の笑顔で活躍した場面を「すごい」「すごい」と伝える。
大谷の成績は、単なる昔からの野球ファンというだけの私が言うには失礼にも感じるが、「すごい」のだろう。しかし、ここまで来たら、マスコミの「〇〇で××したのは△年ぶり」とか、細かい条件付けて、「ぶり」や「史上初」を強調することに意味はあるのか。どうせ、外電の受け売りだろうが。
マスコミはいつまでこの過熱報道を続けるのか。オレは週末朝の情報番組は見るが、最近は大谷の長~い話題のときには消音にしている。大谷が嫌いだからじゃない。やかましいのがイヤなのでね。