Enchanted Serendipity

Love generously, praise loudly, live fully.

家なき子

2008-02-07 | concern
テレビをたまたまつけたら、『地球の家なき子』という特集がやっていました。



世界に親も家も食べ物もないこどもたちはいるのは知っているし、写真展やテレビ、講演会などでそれを見聞してきたはずだ。



でも、やっぱり何度目にしても、どうしようもなさに駆られる。
もう、こういう現状をみて、涙を流す時期は過ぎた。
泣いても何も始まらないし、お涙ちょうだいの感動ドキュメンタリーではないのだ。現実なのだ。
現実と向き合わなければいけない。



そう、最初はこう思う。
あぁ、私は今日はカイロを貼って学校にでかけ、渋谷に寄ってお菓子を買い、ちょっと幸せな気分であったかい家に帰ってきて、夕飯を食べた。
私には今日はなんの特別な日でもない。普通のありふれた1日だった。強いて言うなら、午後から学校に行ったことくらいがいつもと違う。
でも、世界には寒さに苦しみ、飢えに耐え、家族との離別に耐え、笑顔を忘れてしまったこどもたちが何億もいる。
私は何をやっているのだろう…
高い学費を払って大学にいっている。社会貢献がしたい、国際協力だしたい、世界のこどもたちをハッピーにしたい、それを現実のものにするためとはいえ、何やってんだ。。。
自分がとっても恥ずかしい。
私はきっとお買い物もやめられない。おいしいものも大好きだ。
エンターテイメントが大好きだ。
それが恥ずかしい。でも、変えるのも大変だろう。


…ならば、こんな世界に生きていたくない。
そう思ってしまう。



でも、ふと思い出した。
秋に講演会で聞いた話を。
彼女は自分のすべてを犠牲にして、社会貢献をして、自分を病気にしてはいけない。自分があって、周りを幸せにできる。
と。


先進国に生まれるか、途上国に生まれたかは私には選べなかった。
幸せで恵まれた境遇に生まれてきたことには感謝して、その中で私ができることをするのだ。
そう、私は孤児院を建てるのが夢だ。
たっくさんのこどものお母さんになりたいのだ。
どこに建てるかも、どういう子を対象にするのかもまだ決まっていない。
でも、きっと孤児院を建てる。小さな家の孤児院じゃなくて、そういうこどもたちは安心して過ごせるような大きな大きなvillageを作りたい。
笑えなくてもいい。心の傷を負ったままでもいい。でも、自分が安全なんだと確信できる場所を作りたい。



そう私は自分の夢、やるべきことを確信して、テレビを見終えた。
今の私にできること。それは、現実を受け止めて、将来の自分がつくる孤児院を夢から現実化するための道を作っていくことだ。