みんな元気！

寒波到来で、雪が降った。
少しだけ積もった。

みんなで山の頂上に登った。
見渡す景色は、白の世界だった。
みんないつもよりもっと嬉しそうだ。

チェリーが突然いなくなった。
「チェリー！。」と呼んでも帰ってこない。

「ニコ。チェリーはどこへ行った？」
「・・・・。」ニコはあちこち見回して探す風だ。
「ホリー。チェリーは？」
「・・・・。」足を止め耳を澄ませ辺りをうかがっている。

仕方なく山を下りることにした。
「チェリー！」「チェリー！」と呼びながら下った。
心配だねぇ・・・って言いながら、辺りを見回しながら下った。

チェリーが突然姿をあらわした。
よかった。よかった。ほっとした。
ニコはチェリーの首を噛んで叱っている。
何回も何回も噛んで叱っている。
親子なんだなぁ・・・。
ホリーもほっとして、チェリーを遊びに誘っている。

傍によって「ねぇ。どこへ行ってたの？ねぇチェリー。」って
話し掛けているようでもある。