幻想小説周辺の 覚書

写真付きで日記や趣味を書く

夢の覚書 

2022-06-24 21:33:31 | 
夢の覚書 


自分は結婚式の父親なのだが 
なぜか風呂場で歴代のファイト一発を見ている
ラストの最新のファイト一発は男女かと思ってた二人が
実は女も男でペニスがついていることが分かり 
なるほどLGBT時代だと感心する 

そして新郎新婦へ花束を渡す装置メカが そのグロテスクな
ペニスクリーチャーであり こんなんでいいのか? と疑問に
思いながらあとについて乾杯の場にゆきビールを飲むオレ 


宴は進み 自分側に列席している子どもたちの世話にゆく 
相手側にも子どもたちが15人ぐらい来ているので 
こちらの子どもたちを半分ぐらい選抜して 向こうの子どもと
入れ代わりにして仲良しにさせようとする 
選び終えて連れてゆくと 向こうからも同じくらいの数の
子どもたちが連れられてきた マッチング完成である


海獣の子供 漫画原作版

2022-06-24 17:24:00 | 書評 読書忘備録
#海獣の子供 1巻 、2巻
#五十嵐大介 小学館 IKKICOMIC




ここ何年も僕の携帯のモーニングコールはこの映画の米津玄師の「海の幽霊」なのだが・・・朝の気怠い彼我の分かれ目がぼんやりまだしている時にこの歌が流れるのが妙にしっくりして気にいっている
たぶん これからも使い続けるだろう・・・

さて斯様にお気に入りの本作にもかかわらず 古書業界ではまだまだ品薄でいい値段がするため なかなか原作が読めずにいた 
巻数も五十嵐大介にしては長編の全五巻である しかもみっしりと詰まった5冊であり その画の密度もファンにはご存じの細字ボールペンによる偏執的なまでの描きこみの5冊だ。
いったい彼はどんだけの熱情とリビドーをこの作品に注いだのだろうと思うと気が遠くなりさえする。






この度、最近登録して通いだした隣の武蔵野市の図書館で結構なマンガのライブラリーがあることを発見して、その中に海獣の子供も入っていた。
パソコンで予約もできるため、これから楽しむことができそうだ。

原作マンガだと映画アニメで感じていたこの作品のダークでシビアな自然とか海とか生命についてのベース固有振動音が、さらに強く顕在的に響いているように感じている。

ふわふわと、きれいでかわいいだけの海の世界、ストーリーとはかなり違う、
頁を繰っていると突然、人や、海獣が死んだり喰われたり、或いは消滅したりしまう。
だが、ホラーのように怖いか、というとこれも違う、シビアなのだけれど これが当たり前で、当然のこと、自然のことなのだ。という感情が読者に生まれている。

読んでいる時は、なぜか、地上の空気の中ではなく、自分の周りに海の水が満ちているか、水蒸気のようにまとわりついていて、しかもそれが静止しているのではなくて常に潮目のように流れていて、その中で自分も揺蕩いながらこの世界に参加しているような不思議な気分になるのだ。






この第二巻のラストでは衝撃的でトラウマチックな引きで終る、
早く次巻に行きたいような、怖くてためらわれるような、なんとも複雑な気持ちでありました。

映画 海獣の子供 レビュー再録

2022-06-24 11:17:00 | 映画レビュー
#海獣の子供 映画 監督渡辺歩  製作STUDIO4℃

2019年に映画館で鑑賞 今また原作漫画を馴染みの図書館で貸してくれることに気付いて読み直し中 映画レビューも発掘してみた




ネットレビューでは賛否両論 うむ その気持ちは見終わった後ではよーくわかる。
とにかく映画鑑賞とか映画デートでラブラブ~❤とかそういう生半可なものじゃないのである。

受ける印象は映画とかアニメとかじゃなくて、もっともっと体験的なものでした
スクリーンのこちら側にいながら皮膚に水滴や海の潮流が当たる感覚
身体が海の中でうみに手を引かれ魚のように水を掻き加速する感覚

映画館の中にいるというより体感型アミューズメント施設でライドしているときとか、最新型プラネタリウムで流星群の土砂降りに巻き込まれたりとか、水族館の圧倒的な水量の水槽の前や水槽トンネルの中で巨大なジンベイザメと1対1で対峙したときのような迫力と興奮と疲労感をまとめて堪能した。










そして感じたのは観客としての僕と提供者としての映画スタッフとの圧倒的な非我の力量の差です。
後半30分間の祝祭のクライマックスシーンなど、語られてることの12分の1ぐらいしか理解できません。なのに目にして体感する映像表現のことごとくが前述したような初めて見る美しさとスピード、映像のピークが次々と、ここがピークか? いやまだまだ次がある、と怒涛の波状攻撃でやってきます。
もう柔道の寝技の達人にいいように翻弄され次々と訳分からず関節技かけられてはふらふらのお笑い系リポーターみたいなもんですわ。(笑)
深い、強い、疾い、 映画館でコテンパンにあしらわれたい映画好きの諸氏、オススメですぞ

大切なことは言葉にならない  ネタバレもラストの解説も無~理~!