「ショコラ:Chocolat」監督 ラッセ・ハルストレム
タイトルイメージとポスターからは甘~くて乙女チックな恋愛コメデイのような印象を受けるかもしれませんが、この作品はカカオ86%チリペッパー入りの古代マヤの秘薬のドリンクの味がします。
厳格な教会と閉塞した地域に暮らす屈託に満ちた住人達。ある日童話のような赤いマントと占い独楽を始めとした不思議な品々と一緒に始めたチョコレート専門店を開き、村の人々が徐々にチョコレートをトリガーとして自分の生き方、本当の気持ち、やりたいことやりたくないことに目覚めてゆきます。
個性的な人物の生活造形と、印象に残る洒落の利いたエピソードの重層的な味わい・・・欧羅巴のダークな成分をしっかりと残した、でもグリム童話のように心を惹きつけられてしまうような映画です。
僕的には ひたすらカッコいいジョニーよりも007のM役のおっかなさ健在の、しかも時折見せる笑顔がチャーミングなジュデイデインチ御姉様がおススメです。
キャスト
ヴィアンヌ :ジュリエット・ビノシュ
アヌーク :ヴィクトワール・ティヴィソル
ルー :ジョニー・デップ
レノ伯爵 :アルフレッド・モリーナ
アルマンド :ジュディ・デンチ(Mのヒトです)
カロリーヌ :キャリー=アン・モス(マトリックスのお姉さん、今回はバトル無し・・・・笑)
ジョゼフィーヌ :レナ・オリン
セルジュ :ピーター・ストーメア
アンリ神父 :・オコナー