子供の視力が、0.1となった。今まで学校での席は見えないので先生に話して一番前にしてもらっていたらしいが、さすがに限界がきたようだ。初めてのめがねを作りに眼科にいく。「わああああああーーーーーーー!」彼はレンズを入れためがねをかけて声をあげる。「あんな所の字まで読めるよ!」
ふと、自分がコンタクトレンズを初めて作った時の事を思い出した。鏡に囲まれた眼鏡屋で私は初めて自分の顔を見た。今まではボヤけていた目や鼻の形や髪の毛の質感、毛穴まで見えてびっくりしたものだ。「ああ、私ってこんな変な顔だったんだ。」とショックを受けた。それは自分が思っていた自分の顔ではなかった。
眼科で処方箋を作ってもらうと、次はフレーム選び。彼は次から次へと手に取り、鏡の前でどれにしようか悩んでる。店員が見かねたように「こちらの商品は大人の方でも使用できるタイプですので、お子様専用の方がよろしいのでは・・・」しかし「子供用はかっこよくないなぁ。」と顔をしかめる。たしかにキッズ用のめがねは変。つまり「ああ、こういうめがねした幼児見たことある・・・」という感じなのだ。うまく言えないけど。しかも大人用の方が値段が安いってどーゆーこと???最近は大人用のめがねもサイズが小さいものが流行りだから、彼位の歳の子はどっちでもかまわない感じ。耳にかけるフレームのところの長さが少し気になるくらい。形のみならず色にもこだわる彼は、そこにある全色を試してみる。
「シルバー」「なんか秀才っぽくていやみっぽいな。」
「ブルーがいいかな。」「おもしろいけど服の色考えないといけなくなるよ。」
「黄色はどう?」「コミカルだね。昔そういうのしてる歌手がいた。」
「黒は?」「おっ!コナンくんだ!」
「フレームないやつは?」「すぐ壊すよ・・・。」
結局、茶系の薄いほうの色を選んだ。うーん、無難である。しかも髪の色にマッチしていて上品なほうをあえて選ぶとは、彼はもはや子供ではない・・・。遺伝による可能性は否定できないし必需品なので値段はこの際目をつぶることにしよう。
もう子供でもない子供と一緒にめがねを選ぶのは結構楽しいと思った。「あたしら親子ってもしかして仲良し?」と思う母なのであった。
ふと、自分がコンタクトレンズを初めて作った時の事を思い出した。鏡に囲まれた眼鏡屋で私は初めて自分の顔を見た。今まではボヤけていた目や鼻の形や髪の毛の質感、毛穴まで見えてびっくりしたものだ。「ああ、私ってこんな変な顔だったんだ。」とショックを受けた。それは自分が思っていた自分の顔ではなかった。
眼科で処方箋を作ってもらうと、次はフレーム選び。彼は次から次へと手に取り、鏡の前でどれにしようか悩んでる。店員が見かねたように「こちらの商品は大人の方でも使用できるタイプですので、お子様専用の方がよろしいのでは・・・」しかし「子供用はかっこよくないなぁ。」と顔をしかめる。たしかにキッズ用のめがねは変。つまり「ああ、こういうめがねした幼児見たことある・・・」という感じなのだ。うまく言えないけど。しかも大人用の方が値段が安いってどーゆーこと???最近は大人用のめがねもサイズが小さいものが流行りだから、彼位の歳の子はどっちでもかまわない感じ。耳にかけるフレームのところの長さが少し気になるくらい。形のみならず色にもこだわる彼は、そこにある全色を試してみる。
「シルバー」「なんか秀才っぽくていやみっぽいな。」
「ブルーがいいかな。」「おもしろいけど服の色考えないといけなくなるよ。」
「黄色はどう?」「コミカルだね。昔そういうのしてる歌手がいた。」
「黒は?」「おっ!コナンくんだ!」
「フレームないやつは?」「すぐ壊すよ・・・。」
結局、茶系の薄いほうの色を選んだ。うーん、無難である。しかも髪の色にマッチしていて上品なほうをあえて選ぶとは、彼はもはや子供ではない・・・。遺伝による可能性は否定できないし必需品なので値段はこの際目をつぶることにしよう。
もう子供でもない子供と一緒にめがねを選ぶのは結構楽しいと思った。「あたしら親子ってもしかして仲良し?」と思う母なのであった。