あるホームセンターでビオラを数株買ってきました。花の色がわり品種と徒長ぎみの苗。色がわり品種についてはまた後日ご紹介しますね。
花の苗選びのコツとしては徒長したものは避けましょうと言われていますが、今回はあえて徒長気味の苗を購入しました。水挿しが上手にできるか試してみるためです。ホームセンターの従業員さんが花柄詰みをし始めたので詰まれないうちに手に取りました。よく見ると違う植物も生えていたりして管理的に!?・・花の色形を見ればどこのホームセンターかわかってしまうかもですが、全体的に園芸関係の品が良いのでよく利用させてもらっています。
実験計画としては、水とメネデール入りで比較することにします。それに先日報告した「メランポジュームの水挿しは成功するのか?」で水を換えなくても切り花が傷みにくくなる漂白剤入りでも試験します。今後の結果次第ではアゲラタムと同様、購入苗の数を減らせるかなぁと目論見中。
タネを蒔いて育ててもいるのですが、パンジービオラは少し難しいんですよね。年内に花を咲かせたいときはまだ暑さの残る時期に蒔く必要あるけれど、温度が高いと上手に発芽してくれない。数打ちゃ当たる作戦をとりたいけれど野菜のタネと違ってほんのちょっとしか入っていなくてもそこそこのお値段だし。だから水挿しがうまくいくといいなぁと思っているのです。今後の結果が楽しみ。
水挿しは土にさす挿し芽と違って発根の様子が見られるところが良いです。さらに挿し芽だと蒸散量を最小限に抑えるため葉の数を減らす必要がありますが水挿しはそうしなくていいので発根できた場合に株への復活が早いというのもメリットです。デメリットとしては、発根した茎を土に植えるのが面倒臭いことくらいでしょうか。大量に株を作りたい人はきっと挿し芽の方がいいんでしょうね。
挿し芽、挿し木といえば久留米ツツジを増やしたいと思っているのですよ。何回かチャレンジしているのに上手にできなくて。発根してもその後枯れてしまうことも多々です。木の植物はどうなのでしょう、水挿しで発根させることはできるのでしょうか。観葉植物以外ではあまり見聞きしたことないけれど。。興味あるところです。
【追加情報】
11月18日になっても根が生える兆しがありません。22日間経っても発根しないので水挿しで増やすのは実用的ではないという結論。種まきを工夫して暑い時期でも発芽率を上げることに努力した方が良さそうです。3つとも挿し穂は生き生きはしていますが、ここで観察中止としたいと思います。挿し芽を成功させている方でも発根まで2ヶ月くらいかかるかも、と書かれていたので、いずれにしても購入苗から水差しや挿し芽で年内に定植させるのはコスパ・タイパ悪く現実的ではない感じです。
次に「エンサイの水挿し(節と発根の関係)」の続報です。
「脇芽が入らないように節の位置で切り取ったもの」では、カルス状の成長点の兆しは確認して土に植えてみようとしていた間に少し成長しまして・・
この写真のように葉の赤ちゃんみたいなのに・・見方を変えればちょっといやらしい形に成長してきました。パチパチパチ。水挿し始めてから1ヶ月くらいかかりましたねぇ。何の役にも立たないのですけれど・・エンサイの潜在能力として節の組織が少しでも含まれれば成長点を欠いていても時間はかかるが再生できると言えると思います。まぁ、植物の能力はすごい!という結論でした。さらに芽を大きくしたいので液肥とリキダスを薄めに入れておきました。
どうしてこの実験をしようと思ったかというと、以前へデラを切り戻した時に、その新緑があまりにも綺麗だったので葉っぱを水にさしておいたのですよ。そしたら葉柄の先から立派な根がビヨ〜んと出てきたのです。しばらく育てても全然変化が見られず邪魔になって捨ててしまいました。そのことがず〜と記憶の底にあったんですね。本当はその後がどうなるか知りたかったんです。あれももっと時間をかけて見ていれば芽が成長してきたのかもしれないなぁ。