植物のふしぎ

植物をはじめ、生物のふしぎな生態をレポートします。
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しいたけ栽培セット

2024年11月21日 | 家庭菜園

市販の栽培セットでしいたけを育てて収穫しました。収穫してすぐにいただくと風味は格別、バター炒めにすると とっても美味しいのですよ。物価高傾向で1キット1000円を超えてしまいましたが、たいへんおすすめの商品です。

わたしは寒くなってくる時期にほぼ毎年栽培しています。今年はDCMブランドの栽培セットを利用しました。それには品種の記載があり、F312(菌王1号)だそうです。過去には「もりのしいたけ農園」でも栽培したことがあります。どちらも菌床ブロックで似たような栽培方法です。簡単に説明すると・・

  1. 菌床ブロックを軽く水洗いします。
  2. ブロックに傘が開いたきのこがあれば除去します。指先ほどの大きさの芽であれば除去せず栽培を続けます。
  3. バケツにブロックを入れ約10時間(8〜15時間(注1)水没させます。ブロックは水に浮くので上から重しをします。
  4. 専用容器(注2)に入れ、毎日夕方に霧吹きで濡らします(注3)。
  5. 数日〜2週間ほどで芽が出始めます。
  6. 傘が開いてひだが見えるようになったら収穫します(注4)。

注1:厳寒期になるほど長い時間浸水が必要です。「もりのしいたけ農園」では1回目の水没は行いません

注2:「もりのしいたけ農園」には栽培容器付きのものが売られています。透明なプラスチックでできた苗ドームのようなかぶせ物をする容器です。

注3:栽培適温は、昼(15〜25度・湿度低め) 夜(5〜15度・湿度高め)で夜は必ず20度以下にします。

注4:傘を全開にしてし収穫が遅れると胞子が飛んで次のきのこの発生が悪くなります。傘の裏側の膜が切れたら食べごろです。

11月11日から栽培始めて19日と20日に収穫しました。合計21本でした。実は、開封時に「きのこが発生している場合、芽は残して傘が開いているきのこは取り除く」と書いてあったのに、小さなものも全て除去してしまったのでした。そういうのが5〜6本あったかな。過去には「もりのしいたけ農園」で、小さいものも含めて82本収穫したこともあります。その時は一度に食べきれなかったので冷凍しました。わたしの経験では、平均50本弱。同じメーカーからのキットを使用しても、たくさん収穫できる年とそうでない年があります。何の違いでそうなるのかはよくわかりません。菌床ブロックの新鮮さなのか、開始時の気温なのか?浸水手順には問題ないとは思うのですが。


収穫後、休養と浸水をさせれば2回目〜4回目も収穫できます。その手順は・・

  1. ブロックを2〜3週間ほど休ませます。その間、専用容器の中で表面が乾かないように毎日霧吹きで保湿します。
  2. 1回目と同様に浸水させます。
  3. 1回目と同様に毎日霧吹きで保湿します。
  4. 1回目と同様に収穫します(注5)

注5:2回目〜4回目は、回を追うごとに収穫量が減ります。過去の収穫量は、2回目は多くても十数本、3回目は数本、4回目は1本くらい

3回目〜は労力の割には収穫量が少ないのでお好みで。

使用後の菌床は腐葉土と一緒に発酵させて堆肥として利用できます。廃棄は地域の廃棄方法に従って。おそらく可燃ゴミでいいと思います。


結論:しいたけは自家栽培がおいしい。


今後の予定:今回1回目の収穫が終わり、引き続き2回目の栽培に向けて休養期間中です。


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