植物のふしぎ

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ビオラ:咲き進むと花色変化する品種

2024年11月22日 | 園芸

今回はビオラの色変わり品種の紹介です。花色が徐々に変化していく様子がたいへんおもしろいので、以前から店頭で見つければ入手してきました。また、一品種だけでも花色のバリエーションが楽しめるから、わたしみたいなケチな人に最適です。

一つ目:気まぐれロージー・・

咲き始めが白です。その後、中心の模様(ブロッチ)はそのままで、全体が赤紫色に変化していきます。(注:写真の花は変化前後ではなく別の花です)

二つ目:オセロブルー・・

ブロッチがケムンパス?的。唇弁の模様が黒く大き目です。咲き始めが白で、その後花弁全体が紫色に変化していきます。

3つ目:パンプキン・・

咲き始めが黄色〜オレンジで、その後に紫色に変化していきます。この写真は、変化途中のもの。今1輪しか咲いていなかったので変化前後の写真はありません。たくさん咲いてきたら変化の写真を紹介しますね。


そして、これ以外の色変わり品種として育てているのが、「乙女心」です。これは、トーホク交配から販売されているタネで、「気まぐれロージー」「天使の誘惑」「ひとつぶの涙」の三種が混合されています。ビオラのタネとしては、タネ数が比較的多く入っていたので2021年購入のものを今年も蒔きました。有効期限は2022年3月に切れていましたが今年2024年も無事発芽しました。

このうち、わたしのおすすめ品種は「天使の誘惑」です。色の変化前後が、淡黄色〜淡紫色で補色の関係の色違いが同居している様子は素敵。それと「気まぐれロージー」の赤紫色も良い色合いです。

ネットで調べたところ、これら以外に

  1. 「ラベンダーマジック」 クリーム色 → 淡いラベンダー色
  2. 「パラダイスネオン」 上弁がクリーム色 → ピンク系 幅がある色の変化
  3. 「黄金伝説」 ゴールド → テラコッタカラー
  4. 「ネオンミクスチャー」 ?
  5. 「キティールーレット」 気温変化などの環境によりよっても淡黄色〜淡紫色の変化があるそうです。

これ以外にもあるかもしれません。


まとめ

  • ビオラには色変わり品種があります。
  1. 気まぐれロージー: 白 →  赤紫色
  2. オセロブルー:   白 → 紫
  3. パンプキン:    黄〜オレンジ色 → 紫 
  4. ひとつぶの涙:   白 → 青紫色
  5. 天使の誘惑:    淡黄色 → 淡紫色
  6. ラベンダーマジック:クリーム色 → 淡いラベンダー色
  7. キティールーレット:環境により淡黄色〜淡青色
  8. 黄金伝説・他
  • 咲き始めは白〜薄い色で、咲き進むにつれて濃い色に発色していきます。開花後に発色に関わる遺伝子が働き始めるからなのだと推測できます。
  • ビオラは元々温度の影響を受けて花色が変わることが知られています。気温が低くなると赤系の色味が強くなるとのこと(PWのホームページ情報)。
  • 一品種でも色変わりが楽しめるのでケチな人に・・ではなくて物価高の時代に最適なビオラです。

今後の予定:

  1. 色の変化について、時間を追ってもう少し細かく観察していみたいと思います。おそらく来春。
  2. タネから育てている「乙女心」の「天使の誘惑」と「ひとつぶの涙」についても記録して報告したいと思います。
  3. 可能ならそれら品種のタネを採取して来年以降、育ててみたいと思います。

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