2024年 7月8日(月)
失望・・・
都知事選が終った。僕は小池百合子が大嫌いだ。最大の理由は、関東大震災の混乱時の朝鮮人大量虐殺の史実を否定するような歴史修正主義的言動や行動だ。負の歴史にきちんと向き合わない限り、人は必ず同じ過ちを繰り返す。それに加え、大企業の利権に加担する行為も許せない。都庁舎に映し出される大規模なプロジェクションマッピングに48億円もの都税が投入され、その発注先はあの電通だと云うではないか。その後、三井不動産との癒着問題も騒がれている。しかし、マスコミはこうしたことを全くといっていいほど報じない。大手メディアがこうした大企業と利権で繋がっている証だろう。メディアはこの大切な選挙戦の様子も殆ど伝えなかった。コロナ報道で失望したが、日本の報道の自由が世界水準でどん底に近いというのも当然だ。
都知事選ではどうせ小池が勝つだろうと思っていたが、蓮舫が都知事選に立候補というニュースに、蓮舫なら小池に勝てるかも、とにわかに希望が湧いた。僕のなかでは、蓮舫さんは知名度も都民の間での好感度も高いと思っていたから。
X(Twitter)では都知事選関連では誰もフォローしていないのに、小池に批判的なポスト、蓮舫を応援するポストが多く、選挙戦が始まると蓮舫の人気ぶりを伝えるポストで溢れた。しかも連日のトレンド入り。これはひょっとすると行けるかも知れない、と思ってしまうではないか。しかしこの結果だ。所詮こうしたSNSは「いいね」をしたりよく見にいったりしている投稿の傾向から、それに合ったものばかりになる狭い仮想空間でしかなかったことを思い知った。
これからまた4年間も、僕にとっては厚顔無恥にしか見えない小池さんの顔をあちこちで目にするのかと思うと、防災の日には苛立たしい思いをするのかと思うと憂鬱で仕方ない。弱者を切り捨て、利権まみれの都政が続くと思うと都民を止めたくなる。一生懸命働いて税金を納めている外国人への冷淡さも、選ばれた記者にしか質問させない記者会見も、情報公開をひたすら拒む姿勢も、何もかもが許せない。
そして、こんな人を選ぶ有権者がこんなにも多いこと、投票で小池にNOを突きつける人が増えなかったことが不思議で仕方なく、情けなくて仕方ない。選挙戦では公開討論会への出席を拒み続け、都合が悪い場所から逃げまくる戦略が問題視されない世の中にも失望した。でもこれが現実。僕はマイノリティの側の人間であることを改めて知らされた。
一縷の希望:ひとり街宣
けれど、この選挙戦でわずかな明るい希望があった。それは、選挙戦が始まると、ひとりでプラカードを掲げて「都政を変えよう!」と小池都政からのチェンジを訴える動きが急速に広まり、蓮舫さんを応援する「ひとり街宣」が3000人以上にも上ったこと。多くは若い人達、それも、誰から攻撃されるかわからないリスクもありながら女性が多く街頭に立ったこと。投票日前日、武蔵小山駅前で猛暑のなかひとり街宣に立つ女性を見かけ、「頑張って!」と声をかけた。自分はマイノリティかも知れないが一人ではない。ひとり街宣は今回の選挙戦で始まったばかり。こうした勇気ある行動は次へと繋がり、賛同者を増やし、大きな波になっていくのではという希望を持つことが出来た。
ひとり街宣に立った方々の勇気と行動力を心から称え、ねぎらい、今後も応援していきたい。差別のない、弱者に優しい都政、大企業におもねることのない都政、やっていること、お金の使い方がきちんと見える都政の実現は遠くても、頑張っている人達のためにも諦めてはいけないと思った。
映画「福田村事件」~何も変わらない日本~
コロナ報道への意見に対する新聞社の残念な対応
拡散希望記事!
コロナ禍とは何だったのか? ~徹底的な検証と総括を求める~
やめよう!エスカレーターの片側空け
失望・・・
都知事選が終った。僕は小池百合子が大嫌いだ。最大の理由は、関東大震災の混乱時の朝鮮人大量虐殺の史実を否定するような歴史修正主義的言動や行動だ。負の歴史にきちんと向き合わない限り、人は必ず同じ過ちを繰り返す。それに加え、大企業の利権に加担する行為も許せない。都庁舎に映し出される大規模なプロジェクションマッピングに48億円もの都税が投入され、その発注先はあの電通だと云うではないか。その後、三井不動産との癒着問題も騒がれている。しかし、マスコミはこうしたことを全くといっていいほど報じない。大手メディアがこうした大企業と利権で繋がっている証だろう。メディアはこの大切な選挙戦の様子も殆ど伝えなかった。コロナ報道で失望したが、日本の報道の自由が世界水準でどん底に近いというのも当然だ。
都知事選ではどうせ小池が勝つだろうと思っていたが、蓮舫が都知事選に立候補というニュースに、蓮舫なら小池に勝てるかも、とにわかに希望が湧いた。僕のなかでは、蓮舫さんは知名度も都民の間での好感度も高いと思っていたから。
X(Twitter)では都知事選関連では誰もフォローしていないのに、小池に批判的なポスト、蓮舫を応援するポストが多く、選挙戦が始まると蓮舫の人気ぶりを伝えるポストで溢れた。しかも連日のトレンド入り。これはひょっとすると行けるかも知れない、と思ってしまうではないか。しかしこの結果だ。所詮こうしたSNSは「いいね」をしたりよく見にいったりしている投稿の傾向から、それに合ったものばかりになる狭い仮想空間でしかなかったことを思い知った。
これからまた4年間も、僕にとっては厚顔無恥にしか見えない小池さんの顔をあちこちで目にするのかと思うと、防災の日には苛立たしい思いをするのかと思うと憂鬱で仕方ない。弱者を切り捨て、利権まみれの都政が続くと思うと都民を止めたくなる。一生懸命働いて税金を納めている外国人への冷淡さも、選ばれた記者にしか質問させない記者会見も、情報公開をひたすら拒む姿勢も、何もかもが許せない。
そして、こんな人を選ぶ有権者がこんなにも多いこと、投票で小池にNOを突きつける人が増えなかったことが不思議で仕方なく、情けなくて仕方ない。選挙戦では公開討論会への出席を拒み続け、都合が悪い場所から逃げまくる戦略が問題視されない世の中にも失望した。でもこれが現実。僕はマイノリティの側の人間であることを改めて知らされた。
一縷の希望:ひとり街宣
けれど、この選挙戦でわずかな明るい希望があった。それは、選挙戦が始まると、ひとりでプラカードを掲げて「都政を変えよう!」と小池都政からのチェンジを訴える動きが急速に広まり、蓮舫さんを応援する「ひとり街宣」が3000人以上にも上ったこと。多くは若い人達、それも、誰から攻撃されるかわからないリスクもありながら女性が多く街頭に立ったこと。投票日前日、武蔵小山駅前で猛暑のなかひとり街宣に立つ女性を見かけ、「頑張って!」と声をかけた。自分はマイノリティかも知れないが一人ではない。ひとり街宣は今回の選挙戦で始まったばかり。こうした勇気ある行動は次へと繋がり、賛同者を増やし、大きな波になっていくのではという希望を持つことが出来た。
ひとり街宣に立った方々の勇気と行動力を心から称え、ねぎらい、今後も応援していきたい。差別のない、弱者に優しい都政、大企業におもねることのない都政、やっていること、お金の使い方がきちんと見える都政の実現は遠くても、頑張っている人達のためにも諦めてはいけないと思った。
映画「福田村事件」~何も変わらない日本~
コロナ報道への意見に対する新聞社の残念な対応
拡散希望記事!
コロナ禍とは何だったのか? ~徹底的な検証と総括を求める~
やめよう!エスカレーターの片側空け
東京都の小池百合子知事、プロ野球の始球式で膝を剥離骨折
都によると全治2カ月程度の診断
【写真】神宮球場の始球式にサプライズ登場。投球した際に体勢を崩す小池百合子都知事
内田樹
今も深い社会的分断に苦しんでいる。そこには「フランスはつねに正しかった。
フランス人には反省すべき過去も恥ずべき過去もない」という歴史修正が関与していると私は思う。
歴史修正でわずかな自尊を奪還しても、その国は何倍かの
屈辱と損害を後に別の形で支払うことになる。
いい加減にそれくらいのことに気づいて欲しい。(週刊金曜日9月6日)
「都職員の小池評」リンクも拝見しました。良い都政を目指すなら、自ら都職員の声を積極的に集めるべきですが、小池さんがやるわけありませんね。都知事再任の花束贈呈の写真、後ろに並ぶ職員のむすっとした顔は、この小池評を象徴していますね。こうなったら内部告発などを期待したいところです。小池さんにあと4年知事をやらせるわけにはいきません。
腐敗を除く力がマスコミにも国民にもなくなっているのを感じます。もう4年間…となるとどこまで腐ってしまうのかとくらくらして来ます。
小池氏は不都合を追求する者を議場から追放する事もしており議会制民主主義への違反行為です。
蓮舫氏へ投票しましたが何だかショックの大きい選挙でした。
都職員の小池評
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/74af37ed8c907da474adffdd7d3f7bb2cf251bd1
「歴代最低」で、あの舛添知事よりも評価が低かった。
・都合の悪い事は聞く耳を持たない。
・彼女がいることで都政が受けるダメージは計り知れず、知事不在の方がマシ。
・人事は納得性も公平性もなく、職員の士気低下が著しいのではないか。
・懲罰的人事で幹部が委縮して、自由にモノが言えない雰囲気があるのでは。
日本はいつから自分のこと以外にこうも無関心になってしまったのでしょうか。投票に行かないというのは自分だけでなく社会に関わってくること、嘆かわしいです。そのなかでの「ひとり街宣」に望みを託したいと思います。