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足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

車山湿原と蝶々深山 ~「野わけ」からのお出掛け(遠征編2)~

2007年10月05日 | 山&ハイキング
2007年8月21日(火)

野わけから今度は八ヶ岳南麓を回って中央道諏訪インター経由で穏やかな高原台地が連なる霧ガ峰方面へ出かけた。車山肩から花咲く車山湿原のハイキングを楽しみながら蝶々深山に上がり、沢渡まで周遊するコースを歩いた。

実は2年前、このコースを歩こうと車山肩からスタートしたのに、やけに砂地の登りが続くと思ったら、反対側からリフトで観光客がどんどん上がってくる車山の山頂に出てしまった。車山肩のスタート地点で道を一つ間違ってしまい、結局お目当ての周遊コースを辿れなかったときのリベンジでもある。


今回は道を間違えないように何度も確かめながら歩き始めた。コースには木道が敷かれていて、その両側にはさっそく高原の花々が出迎えてくれた。

このあたりはスキー場のせいかあるいは自然の成す技か、なだらかな高原台地は草原と花で覆われ樹木は殆ど生えていないため、雄大でとても印象的な風景を作り出している。



マツムシソウ、ハハコグサ、アキノキリンソウ、シモツケソウ、ノアザミ、ナデシコ、ヤナギラン… 高原の花が咲き乱れるおだやかな道を行くと蝶々深山への登り道が分かれる。



蝶々深山(1836m)は霧ガ峰のピークのひとつで、周遊コースに比べれば勾配もあるし石がゴロゴロしているが、頂上まではそれほどの苦労はしない。

広い頂上からは霧ガ峰の峰々が雄大に広がり、その向こうには2日前に登った蓼科山の姿がくっきりと青空に映えて美しい。

この日は風が強く、髪の毛もこんな状態に…

pocknが「野わけ」でにぎったおにぎりを食べ、蓼科山方面をスケッチしたりして過ごした。山頂では風が一段と強くて寒いくらい…

蝶々深山の分岐まで戻り、周遊コースを更に進む。ここら辺はシモツケソウが鮮やかなピンク色で咲き誇っている。



木陰のちょっと暗いところには草原とは違う花が咲いている
遮るものが何もなく、太陽の照りつけが少々辛く感じられはじめたころ、明るい樹木が現れはじめて日陰があるのがありがたい。

このきれいな蝶々、八ヶ岳周辺のハイキングではあちこちで見かけた。とうとう羽を広げた瞬間を撮れた!


高度を下げていくと林の中の散歩道となり、やがて沢渡の林道に着いた。ヒュッテ・ジャヴェルのすぐ近くには車道が走っていた。周遊コースの途中なのに車道に行き着いてしまうのは少々興ざめだ。

沢渡からスタート地点の車山肩まではまた草原の登り道となる。



高度を上げるにつれて蓼科山や八島ガ原湿原などが見渡せるようになる。そして絶景の眺めを楽しめるビーナスの丘に登れば周遊コースのスタート地点はすぐ下に見える。

雄大な高原の開放感溢れるこのコースは、アップダウンもそこそこで展望と高山植物に恵まれた楽しい半日コースだった。

《所要時間》
車山肩蝶々深山 約1時間
蝶々深山沢渡 約1時間
沢渡車山肩 約1時間

蓼科山登山 ~「野わけ」からのお出掛け(遠征編1)~

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