5月29日(月)題名のない音楽会公開収録 ~映画音楽&ドリカム~
~東京文化会館~
【司会】石丸幹二、武内絵美
【演奏】鈴木優人(指揮&お話) 東京フィルハーモニー交響楽団
第1部「話題の映画音楽を今こそ大オーケストラで聴く音楽会」
♪ J.ウィリアムズ/『インディ・ジョーンズ』~「レイダース・マーチ」
♪ J.ウィリアムズ/『ハリー・ポッター』~「ヘドウィグのテーマ」より
♪ B.パセク&J.ポール/山下康介編/『シング・フォー・ミー、ライル』~「Take A Look At Us Now」歌:石丸幹二
♪ A.メンケン/山下康介編/『リトル・マーメイド』~「パート・オブ・ユア・ワールド」Vn:廣津留すみれ
第2部「DREAMS COME TRUEをオーケストラアレンジする音楽会」
【トークゲスト】中村正人
♪ 吉田美和/山下康介編/未来予想図Ⅱ
♪ 吉田美和/萩森英明編/晴れたらいいね
♪ 中村正人/萩森英明編/やさしいキスをして Vn:ミッシェル藍
♪ 中村正人/山下康介編/決戦は金曜日
友人からのお誘いで「題名のない音楽会」の公開収録を初体験した。東京文化会館の3階席までびっしり入る大盛況。聴衆を入れての公開収録は3年半ぶりとのこと。このところ益々幅広く活躍している鈴木優人さんが指揮とトークで大活躍し、後半はドリカムの中村正人さんがトークゲストで登場して、場を更に盛り上げた。
2週分の番組用に2部構成で行われた公開収録の第1部は「話題の映画音楽を今こそ大オーケストラで聴く音楽会」。人気の映画音楽の聴きどころを、指揮の優人さんがワンポイントで分かりやすく紹介しつつ、東フィルの演奏でたっぷり聴かせてくれた。
優人さんの聴きどころの紹介がうまい。「レイダース・マーチ」は「付点のリズム、逆付点のリズムがワクワク感を高める」と、ジョン・ウィリアムスの施したしかけを紹介。演奏を聴いて聴き手をツボにハメる技を、なるほどと実感。「順次進行の魅力」を指摘したのは「リトル・マーメイド」。確かに順次進行を多用することで親密感が表現される。この曲では豊原江理佳さんがゲストで歌う予定だったが、体調不良で急遽、廣津留すみれさんによるヴァイオリンソロになった。廣津留さんのヴァイオリンは、艶と香りのある美しい音色でたっぷりとした熱い歌心を伝え、単に歌のメロディーをなぞるだけでないヴァイオリンのために?アレンジを施したソロを魅力的に聴かせてくれた。司会の石丸幹二さんの歌による『シング・フォー・ミー、ライル』も熱唱で、ミュージカルの世界にリアルに触れることができた。
♪ ♪ ♪
第2部は中村正人さんを迎えたドリカム特集。ドリカムの名曲が、オーケストラの演奏で新たな姿となり、ホールいっぱいに鳴り響いた。司会の武内さんが、それぞれの曲をアレンジした編曲家からのコメントを紹介し、優人さんが実演での聴きどころを話し、中村さんはオリジナルのアレンジに込めた思いを熱く語ってくれた。
中村さんがイントロの大切さを力説した「未来予想図Ⅱ」では、そのイントロを担ったオーボエが切なさを醸し出した。一方で、「晴れたらいいね」では、「雨にぬれても」のリフレインの部分にそっくりなエンディングが挿入されていたり、「やさしいキスをして」では、ミッシェル藍さんが演奏したヴァイオリンソロに重音やハーモニクスなどの技巧を入れてヴァイオリンコンチェルト風になっていたり、「決戦は金曜日」では、決戦を前にした緊迫感をチャイコフスキーの「悲愴」に出てくるようなティンパニの同音連打が入っていたりと、様々な工夫が施され、オリジナルとは異なるテイストも出していた。
どのオーケストラアレンジも「ブラボー」を連発して絶賛していた中村さん、自分のアレンジがオーケストラサウンドで響くのは心躍るであろう一方、オリジナルとは異なる姿に何か思うところもあったのでは?僕としては、中村さんのオリジナルバージョンを出来るだけ忠実にアレンジしたオーケストラをバックに、吉田美和さんにも登場してもらって、中村さんもベースで加わり、ドリカムの歌を聴けたら、それも素敵だろうなと思った。
鈴木優人指揮 NHK交響楽団 2022.6.23 サントリーホール
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(鈴木優人指揮東フィル)2022.5.19 新国立劇場
鈴木優人 オルガンリサイタル 2021.9.1 東京オペラシティ
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♪ A.メンケン/山下康介編/『リトル・マーメイド』~「パート・オブ・ユア・ワールド」Vn:廣津留すみれ
第2部「DREAMS COME TRUEをオーケストラアレンジする音楽会」
【トークゲスト】中村正人
♪ 吉田美和/山下康介編/未来予想図Ⅱ
♪ 吉田美和/萩森英明編/晴れたらいいね
♪ 中村正人/萩森英明編/やさしいキスをして Vn:ミッシェル藍
♪ 中村正人/山下康介編/決戦は金曜日
友人からのお誘いで「題名のない音楽会」の公開収録を初体験した。東京文化会館の3階席までびっしり入る大盛況。聴衆を入れての公開収録は3年半ぶりとのこと。このところ益々幅広く活躍している鈴木優人さんが指揮とトークで大活躍し、後半はドリカムの中村正人さんがトークゲストで登場して、場を更に盛り上げた。
2週分の番組用に2部構成で行われた公開収録の第1部は「話題の映画音楽を今こそ大オーケストラで聴く音楽会」。人気の映画音楽の聴きどころを、指揮の優人さんがワンポイントで分かりやすく紹介しつつ、東フィルの演奏でたっぷり聴かせてくれた。
優人さんの聴きどころの紹介がうまい。「レイダース・マーチ」は「付点のリズム、逆付点のリズムがワクワク感を高める」と、ジョン・ウィリアムスの施したしかけを紹介。演奏を聴いて聴き手をツボにハメる技を、なるほどと実感。「順次進行の魅力」を指摘したのは「リトル・マーメイド」。確かに順次進行を多用することで親密感が表現される。この曲では豊原江理佳さんがゲストで歌う予定だったが、体調不良で急遽、廣津留すみれさんによるヴァイオリンソロになった。廣津留さんのヴァイオリンは、艶と香りのある美しい音色でたっぷりとした熱い歌心を伝え、単に歌のメロディーをなぞるだけでないヴァイオリンのために?アレンジを施したソロを魅力的に聴かせてくれた。司会の石丸幹二さんの歌による『シング・フォー・ミー、ライル』も熱唱で、ミュージカルの世界にリアルに触れることができた。
第2部は中村正人さんを迎えたドリカム特集。ドリカムの名曲が、オーケストラの演奏で新たな姿となり、ホールいっぱいに鳴り響いた。司会の武内さんが、それぞれの曲をアレンジした編曲家からのコメントを紹介し、優人さんが実演での聴きどころを話し、中村さんはオリジナルのアレンジに込めた思いを熱く語ってくれた。
中村さんがイントロの大切さを力説した「未来予想図Ⅱ」では、そのイントロを担ったオーボエが切なさを醸し出した。一方で、「晴れたらいいね」では、「雨にぬれても」のリフレインの部分にそっくりなエンディングが挿入されていたり、「やさしいキスをして」では、ミッシェル藍さんが演奏したヴァイオリンソロに重音やハーモニクスなどの技巧を入れてヴァイオリンコンチェルト風になっていたり、「決戦は金曜日」では、決戦を前にした緊迫感をチャイコフスキーの「悲愴」に出てくるようなティンパニの同音連打が入っていたりと、様々な工夫が施され、オリジナルとは異なるテイストも出していた。
どのオーケストラアレンジも「ブラボー」を連発して絶賛していた中村さん、自分のアレンジがオーケストラサウンドで響くのは心躍るであろう一方、オリジナルとは異なる姿に何か思うところもあったのでは?僕としては、中村さんのオリジナルバージョンを出来るだけ忠実にアレンジしたオーケストラをバックに、吉田美和さんにも登場してもらって、中村さんもベースで加わり、ドリカムの歌を聴けたら、それも素敵だろうなと思った。
鈴木優人指揮 NHK交響楽団 2022.6.23 サントリーホール
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(鈴木優人指揮東フィル)2022.5.19 新国立劇場
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