10月30日(土)
高島豊の金子みすゞの世界と日本の歌
花久の里サロン
[第1部]
♪海沼実/みかんの花咲く丘
♪信時潔/丹沢
♪弘田龍太郎/野火
♪信時潔/ちんちん千鳥
♪中田喜直/木兎
[第2部 —作曲家 高島豊による金子みすゞの世界―]
♪高島豊/風
♪高島豊/木
♪高島豊/かりゅうど
♪高島豊/鯨法会
♪高島豊/草原の夜
[第3部]
♪木下牧子/冬の金魚
♪中田喜直/霧と話した
♪中田喜直/「海四章」~蝉
♪八洲秀章/あさみのうた
♪中村八大/遠くへ行きたい
(アンコール)
♪山田耕筰/赤とんぼ
S:杉田明美/B:秋葉コーダイ/Pf:林久美子/朗読:田中佳志子/司会:篠原弘子
長年に渡って拙作の金子みすゞの歌を大切に演奏してくださっているソプラノ歌手の杉田明美さんが、バスの秋葉コーダイさんらと共に「金子みすゞの世界と日本の歌」というコンサートを開催した。鴻巣市の「花久の里」という花咲く庭園に建つ江戸時代の歴史的建造物内にある響きの良い空間に満員の聴衆を迎え、心温まる歌の数々で和やかなひとときを楽しんだ。
杉田さんは、詩と音楽の世界の主人公のように作品のなかに身をおき、言葉から醸し出される情景や心情を丁寧に捉えて、心のなかで温めてから、滑らかな美しいフォルムで歌に乗せて聴き手に届ける。たっぷりした声量の艶のある声が、聴き手を優しく包み込んでくれ、自分も同じ世界に居る気分に浸れる。歌が終わったあともしばらくその世界に身をおき、名残惜しむような余韻を醸し出すところも魅力だ。
みすゞの歌でも杉田さんはそうした姿勢を貫き、心のこもった歌を聴かせてくれた。「草原の夜」は、杉田さんが選んだみすゞの詩に新たに作曲した歌で、僕がこの詩から感じた優しくひめやかな月の光や天使の営みの様子、明日への活力をもたらす様子を、心の底から温かく丁寧に歌い上げてくださった。林久美子さんの繊細かつ親密なピアノの描写もステキだった。
もう一人の歌い手、バスの秋葉コーダイさんは、張りのある、澄んだ通る美声で対象をしっかり捉え、詩と音楽を真っすぐに見つめてピュアな世界を呼び覚ました。その表現にはブレがなく、深く、ときに厳しさも感じさせる。
そんなコーダイさんの歌は拙作でも大いにその持ち味が発揮された。「かりゅうど」では子供らしいでっかい夢が素直に脹らみ、「鯨法会」では緻密な情景描写と子鯨の悲哀を自分の心で受け止めた感情表現が見事に伝わってきた。林さんのピアノによる両者の表現のコントラストもしっくりきた。
第2部のみすゞの歌では、それぞれの歌の前に田中佳志子さんによる詩の朗読が入った。みすゞの心のメッセージが温かく自然に伝わる朗読を聴くことで、自分の作曲でありながらもこれがどんな風に歌として表現されるのだろうという思いが膨らんだ。歌手とピアニストと朗読の方々が共に拙作に向き合い、それを表現してくださる喜びと幸せを嚙みしめた。ありがとうございました。
拙作の演奏だけでなく、3つのステージ全編にわたって日本の歌を心ゆくまでたっぷりと味わうことが出来た素晴らしいサロンコンサートだった。
金子みすゞの詩による歌と朗読 2020.1.13 蕨市文化ホールくるる
#文化芸術は生きるために必要だ
♪ブログ管理人の作曲のYouTubeチャンネル♪ 最新アップロード「紅葉」
「鯨法会」
MS:小泉詠子/Pf:田中梢
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♪高島豊/木
♪高島豊/かりゅうど
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♪中田喜直/「海四章」~蝉
♪八洲秀章/あさみのうた
♪中村八大/遠くへ行きたい
(アンコール)
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S:杉田明美/B:秋葉コーダイ/Pf:林久美子/朗読:田中佳志子/司会:篠原弘子
長年に渡って拙作の金子みすゞの歌を大切に演奏してくださっているソプラノ歌手の杉田明美さんが、バスの秋葉コーダイさんらと共に「金子みすゞの世界と日本の歌」というコンサートを開催した。鴻巣市の「花久の里」という花咲く庭園に建つ江戸時代の歴史的建造物内にある響きの良い空間に満員の聴衆を迎え、心温まる歌の数々で和やかなひとときを楽しんだ。
杉田さんは、詩と音楽の世界の主人公のように作品のなかに身をおき、言葉から醸し出される情景や心情を丁寧に捉えて、心のなかで温めてから、滑らかな美しいフォルムで歌に乗せて聴き手に届ける。たっぷりした声量の艶のある声が、聴き手を優しく包み込んでくれ、自分も同じ世界に居る気分に浸れる。歌が終わったあともしばらくその世界に身をおき、名残惜しむような余韻を醸し出すところも魅力だ。
みすゞの歌でも杉田さんはそうした姿勢を貫き、心のこもった歌を聴かせてくれた。「草原の夜」は、杉田さんが選んだみすゞの詩に新たに作曲した歌で、僕がこの詩から感じた優しくひめやかな月の光や天使の営みの様子、明日への活力をもたらす様子を、心の底から温かく丁寧に歌い上げてくださった。林久美子さんの繊細かつ親密なピアノの描写もステキだった。
もう一人の歌い手、バスの秋葉コーダイさんは、張りのある、澄んだ通る美声で対象をしっかり捉え、詩と音楽を真っすぐに見つめてピュアな世界を呼び覚ました。その表現にはブレがなく、深く、ときに厳しさも感じさせる。
そんなコーダイさんの歌は拙作でも大いにその持ち味が発揮された。「かりゅうど」では子供らしいでっかい夢が素直に脹らみ、「鯨法会」では緻密な情景描写と子鯨の悲哀を自分の心で受け止めた感情表現が見事に伝わってきた。林さんのピアノによる両者の表現のコントラストもしっくりきた。
第2部のみすゞの歌では、それぞれの歌の前に田中佳志子さんによる詩の朗読が入った。みすゞの心のメッセージが温かく自然に伝わる朗読を聴くことで、自分の作曲でありながらもこれがどんな風に歌として表現されるのだろうという思いが膨らんだ。歌手とピアニストと朗読の方々が共に拙作に向き合い、それを表現してくださる喜びと幸せを嚙みしめた。ありがとうございました。
拙作の演奏だけでなく、3つのステージ全編にわたって日本の歌を心ゆくまでたっぷりと味わうことが出来た素晴らしいサロンコンサートだった。
金子みすゞの詩による歌と朗読 2020.1.13 蕨市文化ホールくるる
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「鯨法会」
MS:小泉詠子/Pf:田中梢
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