12月22日(金)クリスマス・スペシャル・コンサート(by 篠崎“まろ”史紀)
王子ホール
【プログラム】
シューベルト:アヴェ・マリア D.839
モーツァルト:モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618
J.S.バッハ:G線上のアリア (管弦楽組曲 ニ長調 BWV1068より)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「冬」ヘ短調~第2楽章RV297-2
モリコーネ:「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV147より)
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
賛美歌:アメイジング・グレイス
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
モンティ:チャールダーシュ
チャップリン:ライムライト
ロジャース:「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー
~オープニング、マリア、私はもうすぐ17才、ドレミの歌、私のお気に入り、さようなら ごきげんよう、エーデルワイス
クリスマス・メドレー
~We Wish You a Merry Chiristmas、もろびとこぞりて、アレルヤ(モーツァルト:モテットK.165から)~他
モリコーネ:「ミッション」のテーマ
【アンコール】
ホワイトクリスマス
マスネー:タイスの瞑想曲
【演 奏】
Vn:篠崎史紀/Org:山口綾規/S:星川美保子
まろさんプロデュースの王子ホールでのクリスマスコンサート。多彩なプログラム、素敵な共演者、楽しく絶妙なトーク、クリスマスらしい照明とシルエットを用いたステージカラー… 王子ホールの贅沢な空間がクリスマスの楽しく温かな空気で満たされた。
まろさんのヴァイオリンにはいつもながら惚れ惚れする色香がある。ゆっくり奏でられる音楽ではそれがほんのりと薫り立ち、また速い音楽ではその香りが熱く燃え立つようだ。ヴィターリのシャコンヌや、モンティのチャールダッシュなどの激しい音楽でのしなやかさ、柔軟で濃い粘りが、聴く者の心にぴったりと貼りつくようだ。
ソプラノの星川美保子さんは芸大のカンタータクラブ出身ということできっと芸大時代にも聴いているはず。まろさんのヴァイオリンが醸し出すものと同質の柔らかくふくよかで甘美な歌声の持ち主で、滑らかな歌いまわしがとても美しく、王子ホールによく合った品の良さを備えている。
オルガンの山口さんの存在も大きい。多彩な音色による編曲はとてもセンスがあり、軽やかさから重々しさまで、曲に合った様々なタッチでまろさんや星川さんを盛り立て、クリスマスの雰囲気も盛り上げた。
休憩時間に振る舞われたスパークリングワインで聴く方もますます浮き浮きとしてきた後半、星川さんの優美な歌の後に「オペラ座の怪人」のオルガンによる前奏と共にファントムのマスクをして客席フロアに現れたまろさんの役者ぶりも見事。チャールダッシュを颯爽と奏でた後は映画「サウンド・オブ・ミュージック」の世界へいざない、そしてクリスマスのメロディーの数々が続き、ロマンティックなモリコーネの「ミッション」で締めるという心憎いプログラミング。アンコールの2曲も含め、すっかりまろワールドな気分に浸った2時間だった。
王子ホール
【プログラム】
シューベルト:アヴェ・マリア D.839
モーツァルト:モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618
J.S.バッハ:G線上のアリア (管弦楽組曲 ニ長調 BWV1068より)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「冬」ヘ短調~第2楽章RV297-2
モリコーネ:「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV147より)
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
賛美歌:アメイジング・グレイス
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
モンティ:チャールダーシュ
チャップリン:ライムライト
ロジャース:「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー
~オープニング、マリア、私はもうすぐ17才、ドレミの歌、私のお気に入り、さようなら ごきげんよう、エーデルワイス
クリスマス・メドレー
~We Wish You a Merry Chiristmas、もろびとこぞりて、アレルヤ(モーツァルト:モテットK.165から)~他
モリコーネ:「ミッション」のテーマ
【アンコール】
ホワイトクリスマス
マスネー:タイスの瞑想曲
【演 奏】
Vn:篠崎史紀/Org:山口綾規/S:星川美保子
まろさんプロデュースの王子ホールでのクリスマスコンサート。多彩なプログラム、素敵な共演者、楽しく絶妙なトーク、クリスマスらしい照明とシルエットを用いたステージカラー… 王子ホールの贅沢な空間がクリスマスの楽しく温かな空気で満たされた。
まろさんのヴァイオリンにはいつもながら惚れ惚れする色香がある。ゆっくり奏でられる音楽ではそれがほんのりと薫り立ち、また速い音楽ではその香りが熱く燃え立つようだ。ヴィターリのシャコンヌや、モンティのチャールダッシュなどの激しい音楽でのしなやかさ、柔軟で濃い粘りが、聴く者の心にぴったりと貼りつくようだ。
ソプラノの星川美保子さんは芸大のカンタータクラブ出身ということできっと芸大時代にも聴いているはず。まろさんのヴァイオリンが醸し出すものと同質の柔らかくふくよかで甘美な歌声の持ち主で、滑らかな歌いまわしがとても美しく、王子ホールによく合った品の良さを備えている。
オルガンの山口さんの存在も大きい。多彩な音色による編曲はとてもセンスがあり、軽やかさから重々しさまで、曲に合った様々なタッチでまろさんや星川さんを盛り立て、クリスマスの雰囲気も盛り上げた。
休憩時間に振る舞われたスパークリングワインで聴く方もますます浮き浮きとしてきた後半、星川さんの優美な歌の後に「オペラ座の怪人」のオルガンによる前奏と共にファントムのマスクをして客席フロアに現れたまろさんの役者ぶりも見事。チャールダッシュを颯爽と奏でた後は映画「サウンド・オブ・ミュージック」の世界へいざない、そしてクリスマスのメロディーの数々が続き、ロマンティックなモリコーネの「ミッション」で締めるという心憎いプログラミング。アンコールの2曲も含め、すっかりまろワールドな気分に浸った2時間だった。