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学外スクーリング「資料組織演習」

2011年02月14日 | 奮闘!近大通信司書課程
2月11日(金)~13日(日)

先週の科目週末試験から中4日で今度はスクーリング。2つ目となるスクーリング科目は、図書館業務の核心とも言える「資料組織演習」。先生は東山先生。先月の超ハードな「情報検索演習」を終わらせれば、後の2つはラクチンなんて声も聞いていたが、どうしてどうして、情報検索に負けず劣らずハードな3日間だった。

教室の近大四谷事務所はぎゅうぎゅう詰めの満員状態。始業の25分前に来ても、空いている席を見つけるのが大変なほどで、みんな相当早くから来ているようだ。つくづく受講生の熱心さには驚くばかり。授業は、そんな受講生の熱い期待に応えるとても充実した内容で、どれも勉強になることばかり。図書館で働くために必要な知識と技術の触りを体験するという意味でも貴重な機会となった。

初日と2日目の前半が分類、後半が目録で、最後に試験という割り振りだったが、分類が予定より長引いて、目録にかける時間が少なくなってしまった。「聞くは一時の恥。何でも遠慮せずに質問してください。」という先生の言葉もあって、いろいろな質問が飛び出し、先生はそれに丁寧に熱意を持って応えてくれた。授業を聞けば聞くほど、「こういう場合はどうなるんだろう」と次々と疑問が湧いてきて、僕もいくつか質問したが、質問にあまりに丁寧に対応してくれるために、授業の進行が遅れてしまった観もある。

とにかく分類にしろ、目録にしろ、いろいろなケースを想定し出すときりがない。例外的な規則も山とあり、資料組織の2大テーマを3日間で取り合えずでも終わらすのはムリがあると思った。しかも最後の2時間は試験に取られてしまう。「試験の時間を別に設けてくれるように事務局にお願いしているんですが…」という先生の言葉もよくわかる。そんな状況のなか、先生は伝えられるものを熱意を持って最大限伝えてくれたとは思う。

結果的には時間的ウェイトが分類に傾き、演習問題も比較的いろいろこなせたため、分類の理解度はかなり高くなった。14問出題された、本のタイトルと簡単な内容紹介から分類記号を与える試験は、あとで隣の人と答え合わせしてみたが、絶対間違えたと思う1問を除いて、取り合えず書けたと思う。

これに対し、目録は授業の時間が足りない。記入についても様々なケースがあるが、分類でやったような演習問題は授業中に1つも出来ず、試験の直前に先生が例としてホワイトボードに書いたものだけが頼り。4つの異なる書誌について、標題紙や奥付、表紙のコピーを見て目録を作る試験はとても大変だった。

上巻と下巻でそれぞれ異なるタイトルを持ち、2冊に共通するタイトル「君について行こう」がある資料の下巻「女房と宇宙飛行士たち」の記入では撃沈した。。。情報源では、下巻の固有のタイトル「女房と宇宙飛行士たち」より、両巻共通のタイトル「君について行こう」の方が大きく出ていたが、下巻固有のタイトルの方が大切だと思ってこれを本タイトルに記入したが、これは絶対間違ったと思う。こんなケースについて、テキストを落ち着いて探せば説明が出ているはずだが、理解不足のために見つけられなかった。

延長してもらった試験時間も目いっぱい使って答案を書いたが、他の3つもどの程度できたか自信がない。採点の仕方によっては相当減点されそうで、取れたかどうか心配だ。長時間の試験に身も心もクタクタになったが、このあと、アンドラーシュ・シフのリサイタルを聴いて、とても癒された。

ところで、試験は何を持ち込んでもOK、ということだったので電子辞書を持ってきたのが分類で役に立った。アンデルセンの出身国や、越中が何県か、奥羽は何地方か、ライプニッツがいつの時代の哲学者か、ということを調べることができた(問題やテキストをよく見れば出ているものもあるが…)。試験には電子辞書を忘れずに!

「またどこかでお会いしましょう。でも、この教室では会いたくないですね。」という先生の言葉。確かにこの教室で再履修は勘弁してもらいたいが、成績が送られてくるのが怖い… 今週末はもう1つスクーリングがある。

スクーリング「資料組織演習」&「レファレンスサービス演習」の結果
学外スクーリング「情報検索演習」(奮闘!近大通信司書課程記事一覧)
実践!近大通信・司書課程攻略法 (奮闘!近大通信司書課程メニュー)



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