Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

歌舞伎観劇

2010年09月18日 | 日々のこと
先日、だんなさんのお母さんと一緒に歌舞伎を見に行ってきました。
たぶん、大学のときに一度見に行ったきりだったので、約20年ぶりになるんでしょうか・・・

最近、人間が作り上げる優れているものをたくさん見たいな、と思い始めています。
自分の中でこれがきれいだな、すごいなと思っても、私の場合、ただそう思うだけなのですよね。
(今まではそれだけでもいいと思ってましたが)
でも、世の中には、それをきちんと知識を持って言葉にできる人がいて、ああ、私が言いたかったのはそういうことなの!と思うことが多いです。
わたしも審美眼を養って、きれいだなと思うだけでなく、どうしてきれいなのかというのを自分の中で良く認識できるようにしたいと遅まきながら思った訳です。
だから、目を肥やすためにも、興味のあるものはなるべく積極的に触れていこうと。

どちらかというと、今までは美術館や博物館などで「静」のものを見る機会が多かったので、
日本の伝統芸能で、人がその場で直接演じるのを目の当たりにできる歌舞伎をまずは見てみようと思いました。

前置きが長かったですが^^;

今は歌舞伎座が改修中なので、新橋演舞場で公演をしているんですね。
演目もよくわからないので、行きやすい平日のお昼に見ることにしました。
昼の部は、「月宴紅葉繍」『沼津」「荒川の佐吉」「寿梅鉢萬歳」でした。
時間の関係で、「寿梅鉢萬歳」は見れなかったのですが、特に「沼津」「荒川の佐吉」はおもしろかったです!
今回は、イヤホンガイドを借りたおかげでよく理解できたかも。
あらすじを読んでもピンと来なくても、親子の情、義理人情など、人が演じるということでそこに感情がこもって、その話が生きてくるんだなあと思いました。

役者さんも上手でした。「沼津」は中村吉右衛門さん、「荒川の佐吉」は片岡仁左衛門さんが主役を演じてましたが、存在感がありました。
でも、脇役さんが実はおもしろいかも^^
「沼津」では、吉右衛門さんが旅をするという設定で、舞台をおりて観客席をぐるっと回る演出があるのを全然知らなかったので、自分のすぐ脇を通ったときは、思わず顔がにやにやしてしまいました。すみません、ミーハーで・・・

歌舞伎がおもしろいと思えたことは、自分にとっても収穫でした。
理解できないとおもしろくないというのは、イヤホンガイドを使えば解消できますし、わからないといって見なかったのは今まで損していたなとも思ってしまいました。
内容だけでなく、衣装やその当時の習俗などもいろいろなことがわかって、そういうことを知るのもとても楽しかったです。

また、行きます!

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