なぜだか去年の夏ごろ、「なんか仏像が彫ってみたい・・・」と思っていたことがあります。自分でもなんだかよくわからないのですが、急に自分の魂をこめられるようなものが作りたい!と思うようになったのです。
調べてみると、カルチャーセンターなどにも教室があって、やろうと思ったらできそうなのですが、作品の写真を見ると、「なにか違う」と思うものばかりで。
そして、作った後のことを考えてみると、一体部屋のどこにおいたらよいのやら・・・。そう考えると、仏像を彫りたい気持ちがしぼんでいってしまいました。
だけど仏像は前から好きだったので、大学のときに授業で少し勉強したけれど、もう一度ちゃんと知識をもちたいな、と思い、『仏像のひみつ』という本を買いました。
私は知識はないのですが、なんとなく好きなのは、飛鳥時代の止利仏師のころの仏像です。・・・でもこれ、高校のときに友達に借りた漫画の影響があるのかも・・・と思ったりもします。
この本は、以前東京国立博物館にいらっしゃった山本勉さんが「親と子のギャラリー 仏像のひみつ」という展覧会の内容をもとに書かれたものです。
特別展「唐招提寺展」の前に日本の仏像彫刻を鑑賞する方法を初心者に紹介する展示として企画したものだそうです。
仏像の本って、わかりにくいといいますか、私が授業で使った本は自分にとってはおもしろいものではありませんでしたが、この本は読んでみて、本当にわかりやすく、とてもおもしろかったです。
初心者?の方にはぜひおすすめします。
たとえば「ひみつ その1」として「仏像たちにもソシキがある!」ということで、悟りを開いた如来、その次が菩薩・・・などその特徴がわかりやすく書かれています。
如来は悟りをひらいた者として、ふつうの人とは違う特徴32個がそなわることになったそうです。
仏像の眉間のほくろのようなものがありますよね。あれは実は、白い長い毛がくるくるっとまるまったものなのだそうです。
あとは手足の指にかえるのような水かきがついているとか、舌が顔より大きいなど・・・初めて読む人には新鮮な驚きがあると思います。
娘の寝顔をみると、ときどきとてもよい表情で寝ているときがあります。本書16ページの釈迦如来坐像が娘の寝顔に近いかも?と思いました。東京国立博物館の収蔵品なので、いつか本当に似ているのかお目にかかりたいです。
そして、私、この本を読んで最後にほろりと泣いてしまいました。感動的な仏像の本という意味ではないのですが・・・
あとがきを読んでいて、最後に書かれていたことが、山本さんの奥様がこの本が完成する直前に交通事故でなくなってしまったことでした。仏教文学を専攻されていた方で、この本を楽しみにしていたそうです。この本を奥様の霊前にささげる・・・というお話に、なんだか、もう・・・。
山本さんが書かれていたように、あまたの仏菩薩が奥様を加護してくださるよう私も祈ります。
調べてみると、カルチャーセンターなどにも教室があって、やろうと思ったらできそうなのですが、作品の写真を見ると、「なにか違う」と思うものばかりで。
そして、作った後のことを考えてみると、一体部屋のどこにおいたらよいのやら・・・。そう考えると、仏像を彫りたい気持ちがしぼんでいってしまいました。
だけど仏像は前から好きだったので、大学のときに授業で少し勉強したけれど、もう一度ちゃんと知識をもちたいな、と思い、『仏像のひみつ』という本を買いました。
私は知識はないのですが、なんとなく好きなのは、飛鳥時代の止利仏師のころの仏像です。・・・でもこれ、高校のときに友達に借りた漫画の影響があるのかも・・・と思ったりもします。
この本は、以前東京国立博物館にいらっしゃった山本勉さんが「親と子のギャラリー 仏像のひみつ」という展覧会の内容をもとに書かれたものです。
特別展「唐招提寺展」の前に日本の仏像彫刻を鑑賞する方法を初心者に紹介する展示として企画したものだそうです。
仏像の本って、わかりにくいといいますか、私が授業で使った本は自分にとってはおもしろいものではありませんでしたが、この本は読んでみて、本当にわかりやすく、とてもおもしろかったです。
初心者?の方にはぜひおすすめします。
たとえば「ひみつ その1」として「仏像たちにもソシキがある!」ということで、悟りを開いた如来、その次が菩薩・・・などその特徴がわかりやすく書かれています。
如来は悟りをひらいた者として、ふつうの人とは違う特徴32個がそなわることになったそうです。
仏像の眉間のほくろのようなものがありますよね。あれは実は、白い長い毛がくるくるっとまるまったものなのだそうです。
あとは手足の指にかえるのような水かきがついているとか、舌が顔より大きいなど・・・初めて読む人には新鮮な驚きがあると思います。
娘の寝顔をみると、ときどきとてもよい表情で寝ているときがあります。本書16ページの釈迦如来坐像が娘の寝顔に近いかも?と思いました。東京国立博物館の収蔵品なので、いつか本当に似ているのかお目にかかりたいです。
そして、私、この本を読んで最後にほろりと泣いてしまいました。感動的な仏像の本という意味ではないのですが・・・
あとがきを読んでいて、最後に書かれていたことが、山本さんの奥様がこの本が完成する直前に交通事故でなくなってしまったことでした。仏教文学を専攻されていた方で、この本を楽しみにしていたそうです。この本を奥様の霊前にささげる・・・というお話に、なんだか、もう・・・。
山本さんが書かれていたように、あまたの仏菩薩が奥様を加護してくださるよう私も祈ります。
高校の頃、夫は仏さま巡りで、旅していたそうです。
仏教徒ではなく、美術巡りとして始めたらしいのですが、それぞれに込められた思いを聴くたびに、その深さに驚いたとのこと。
華々しさはなく、ひっそりとたたずむ仏像ですが、その思いにゆっくりと耳を傾ける時間もとりたいと思いました。
そして、うちの娘の寝顔は。。。ときどき、仁王のよう!?
また、お伺いいたします^^)
私が猫を作りたいってのとは違うよなぁ(笑)
何でも、ちゃんと意味があるんだねぇ。
私、ぬいぐるみを作るときに、体の中に
自分で書いたメッセージのメモを入れて縫い閉じた
りしたんだけど、なんかそんな感じで、仏像の中にも
なんか絶対入れたり書いたりしてそうとは思う(笑)
こういうヒミツを知ってしまうと
仏様巡りをしたくなってしまうね!!
もともとRちゃんは優しい顔立ちだよぅ♡
思っていたので(笑)、コメントいただいてうれしいです♪
ありがとうございます~
だんなさまは高校生のときに、仏像めぐりをされていたのですね!
10代で、自分の興味のあることを求めて、とても知的な高校生でいらしたんですね。
素敵ですね(^^)
私の高校時代には、そんな男子はいなかったような・・・?
(男子ってなさけない~と思っていました(笑))
娘さんの寝顔もきっと如来や菩薩のようなお顔なんでしょうけれど(^^)
うちの娘もときどき怒りながら寝言をいっているときがあります。
昼間にストレスがたまったのかしら?と思ったりして。
書いたけど、自分の魂をこめられるようなものをつくりたい、と思ったときがあったの。
ただ、センスよく、かわいいものだけでなくね。
思いついたのが仏像しかなかったの。
だけど、結局、彫るにいたらなかったけどね(^^;
ぬいぐるみに何か入れる―ってまさに仏像と同じだね!
よく仏像の中にもお経などが入っているものね。
ぬいぐるみも仏像も、中にお経なり手紙が入ることで命が入ったものになる感じがするね。
仏像でなくても、自分が作るものの中になにか自分らしさというか、そういうものがあるものを作りたいんだけどね。
やっぱり自分らしさといえども、似たものが多いから。
娘は仏像に似ている―というとあまりかわいい感じじゃないよね(笑)
美人顔ではないけれど、やわらかい感じの顔ですね(^^)
これまでのお話もゆっくり楽しませていただいてます。
読ませてもらうと殺伐とした日常を送る私でも
ほっくりとした気持ちにになります。
同僚が仕事やめて春からシュタイナーの幼稚園に姉妹を通わせるそうです。
ちょっとうらやましい。
私は「婦人の友」社と福音館絵本にかこまれて育ちました。クリスマスプレゼントのぬいぐるみやカルタも母の会の手作りだったなあ
大好きな世界だけど、自分の受けた幼児教育とまったく違う母親やってる自分に反省の日々。
そして、このブログが、お受験ママの喧騒からはなれてることにもやすらぎ…って私がここにそんな言葉をいれちゃあいけないですね。ごめんなさい。
なんかほっとします。
私は相変わらず情報にまどわされふらふらしてるのかもね。
息子(4歳)が孫悟空が好きで、でもお釈迦様の手に書いた名のエピソードが語っている意味がわからなくて、「なんで?なんで?」とたずねてきます。
仏様って宇宙??私、うまく教えられない。
近くなので長谷の大仏見せたけども。
結局仏様や観音様(大船)はでかいものであるということであいまいになってしまいました。
仏様って、表現でもあるんですね。
う~、すてきなブログににあわぬトンチンカンコメントでごめんなさい。
笑ってゆるして。
私も子どもを産んでから、子どもを育てる価値観というものは、本当にたくさんあるんだ、って知ったよ。
正直、私は教育ママタイプであるとは自分で思ってるの(笑)。
と、いうか、子供にとってなにが大切なのかはしっかり考えていきたいという意味で。
私は中学時代、とても荒れている環境でしっかり勉強できる状態ではなかったので、
もっとあのころたくさん勉強したかった、という思いが自分の中に残っています。
だから、子どもには勉強をしたいとき、存分にできる落ち着いた環境をつくりたい・・・とは考えています。
だから、お受験のこと、絶対反対!とも思えない。
気持ちはやっぱりわかるもの。
にょりちゃんのお話、昔よく聞いていたけれど、
お母さんがとてもあたたかな、子どものことをよく考えている方だなあという印象を受けていました(^^)
そして私も、ふらふらしているよ(笑)。
自分がどうしたいのか、というのが意外にわからない。
たぶん、子育てって、自分と子どもをつきあわせて考えて、そのよい塩梅を選んでいくしかないのだろうね。
だから、他の人とは同じ答えにならないかも・・・
息子さん、仏様の手のこと、本当に不思議だったんだろうね!
私もうまく答えられないなあ(笑)
でも、私も仏様って宇宙かな・・・って思う。
自分をとりまく大きな存在というか。
またよかったら遊びにきてね♪
小著をご紹介くださり、ありがとうございました。
4月にこの本の続編を刊行します。あわせてご清覧いただければ光栄です。
つたない文ではありますが、ブログで紹介させていただきました。
続編が刊行されるとのこと、やはり好評だったのですね!
楽しみにしております。
コメントをどうもありがとうございました!
先日、7回忌直前に、妻が残した論文を研究書にまとめることができました。『天神の物語・和歌・絵画―中世の道真像―』(勉誠出版)という本です。出版社のサイトに恩師に書いていただいた紹介文などもありますので、ご清覧いただければ光栄です。
奥様が残された論文が本になったのですね!
奥様もきっと喜んでいられると思います^^
私も、奥様が生前情熱を傾けられていたものが
形となって残ることができて、
本当によかったと思っております。
あとでサイトもチェックさせていただきます。