卒園

先日、娘が無事に卒園の日を迎えることができました。
幼稚園からは、同じ小学校に行くお友達はいませんが、担任の先生に書いたメッセージにも「ようちえんがたのしかったから、しょうがっこうもたのしいにちがいない」と書いた娘。とても前向きです。
最初は、よく泣いていたけれど、幼稚園が安心して遊べる場所だと理解でき、お友達との絆も深まると、どんどん自分を出せるようになりました。
最後の一年は、幼児期の集大成だったといえるように、親が言うのもなんですが、自分の持っている花を開かせた一年だったと思います。
まだまだこどもなので未熟な部分はたくさんあるのですけれど、生き生きと楽しく過ごすことができて、本当によかったなあと。

親の私にとっても、この幼稚園は、初めて「大好き」だと思えたところでした。学生時代、いつの時代も楽しく過ごしてはいたのですが、ここまで思い入れが強いところはありませんでした。
なにが違うのだろう…
一人一人を見てくれたこと。親であっても子であっても。
そして、心から美しいと思える場所であったこと。木の園舎、優しい色づかいの室内、優しい旋律の歌、優しい先生の声。
このような場所を今までみたことがなかったのです。自分が通った公立の学校は正直、美しいと感じられる場所ではなかった…。

私は、見た目は割と適当なところはありますが(笑)、自分で言うのもなんですが、美意識に関してはこだわりが強くて、いいのか、悪いのか、ストイックに追求していくところがあります。
もっと、みんなが心が響くような美しいものに出会えるように、なにか自分もできることはないのかなあと考えています。
まだ全然具体的には考えつかないけれど…

そして、役員として一年間仕事をしましたが、正直大変でした。自分がしようと思っていたことがほぼできませんでした(笑)
でも、つらいどころか、楽しかったのです。メンバーが皆さんいい人たちばかりだったのも大きかったし、幼稚園の美しい行事に関われたのは、本当にうれしいことでした。幼稚園全体の子どもたちのために活動できるのはなかなかない機会ですから。

以前、働いていたときは、仕事をしない同僚の分も働いて、これで同じ給料なんて不公平だ～！と思っていたので、ものすごいストレスを感じていたのですが、
今回はボランティアでも、ほとんどストレスがなかったのです。
仕事のモチベーションは、給料というものには関係ないのかなと改めて思った一年でした。
自分の心に沿ったものであれば、心から楽しく働くことができるものなのですね。

親子共に楽しく過ごした3年間でした。
年末に逝去された園長先生には、心からの感謝を心の中で伝えました。

写真は、娘のランドセルです。土屋鞄で購入しました。
茶色とピンクの組み合わせ。アポロチョコの色と同じです。
ローズピンクと水色の組み合わせと迷いましたが、娘はこちらを選びました。
父と母が気に入ったので、気をつかったのかな？？
でも、とても気に入っているみたいで、入学を楽しみにしています♪
小学校は、公立に行きます！
シュタイナーの小学校も考えましたが、母のことがあるので、
実家からあまり遠くに行くのは動きにくくなるし、
娘には近所のお友達を作るのも大切だなという思いもありまして。
（幼稚園は遠かったので、仲のよいお友達はみんな気軽に遊べる距離に住んでいなかったのです）