#「霧深き宇治の恋」 新着一覧
9、東屋 ②
・北の方は、連れ子の姫と左近の少将の結婚を、八月と決め道具類を新調した。少将の方は約束した八月が、待ちきれず結婚を急き立ててきた。北の方は自分一人の考えで、計画して
9、東屋 ①
・大君のおもざしを伝える姫君に、再び会いたい、薫はそう望んでいるものの、慎重な性格から...
8、宿木 ⑭
・この近くの薫の所領の、荘園を管理している者たちが、料理を詰めて献上してくる。弁の尼の...
8、宿木 ⑬
・賀茂祭の騒がしさを過ごして、四月二十日過ぎ、薫は宇治へ行った。造らせている御堂を見て...
8、宿木 ⑫
・匂宮と中の君の若君の、五十日の祝いがきた。生まれて五十日の祝いである。薫はその日をた...
8、宿木 ⑪
・薫は、嬉しさ悲しみ交々というところ。中の君が子まで生したら、いっそう自分の手の届かぬ...
8、宿木 ⑩
・突然やって来た、夕霧右大臣に、宮はご機嫌斜めでいられる。「物々しい有様で、何しにいら...
8、宿木 ⑨
・薫は軽い気持ちで、弁に頼んだ。「私は亡き大君に、少しでもかかわりのある人なら、異国ま...
8、宿木 ⑧
・薫はその言葉が、耳について離れない。それにしても、大君に生き写しとは。「大君の魂に巡...
8、宿木 ⑦
・(あのひとの後見人として・・・頼もしい後見人として生きよう)と薫は思うものの、どうし...
8、宿木 ⑥
・匂宮は言われる。「六條院での暮らしは窮屈でね。ここへ戻るとほっとするよ。あなたのそば...