#「霧深き宇治の恋」 新着一覧
9、東屋 ⑬
・弁と約束した日の早朝、薫は気ごころのしれた部下一人、それに世間に顔を知られていない、牛飼いを選び、牛車を宇治へやらせた世間の目をくらますため弁はおっくうであったが
9、東屋 ⑫
・浮舟の隠れ住む、三條の仮住まいの宿では、日々所在なかった手入れの行き届かぬ庭の繁みも...
9、東屋 ⑪
・常陸介邸でも、浮舟を人目につかず、住まわせることは出来るが、片隅に隠れさせるのが、可...
9、東屋 ⑩
・乳母は浮舟を引き立て、中の君の前へ押しやる浮舟は、無我夢中でぼ~っとしているその姿は...
9、東屋 ⑨
・右近は思い切って、内裏からのお使者をこちらの、西廂の庭に呼びつけ、口上をもう一度のべ...
9、東屋 ⑧
・夜が明けると、常陸介の邸から迎えの車が来た。介からの伝言では、大層立腹しているらしい...
9、東屋 ⑦
・浮舟の母君、北の方は、年はとっているけれど、たしなみあるさまで、綺麗に身を飾っている...
9、東屋 ⑥
・北の方は二、三日ばかり滞在し、心のどかに邸内の暮らしぶりを見た。匂宮が西の対においで...
9、東屋 ⑤
・常陸介の北の方は、身の置き所もない立場だった。連れ子の姫にばかり、肩入れする偏屈物と...
9、東屋 ④
・北の方は、乳母のいうようにしようか、と思うこともあったものの、いざ現実に直面すると、...
9、東屋 ③
・仲人は嬉しくなって、北の方の連れ子の姫に仕える、妹の女房にも知らせず、北の方の所へも...