迷彩のブログ Ⅲ

北海道在住の田舎暮らしです。日々の出来事や趣味のポン付けLEDバルブ等について、不定期に書いていきます。

AF67 トゥデイ ヘッドライトのLED化に際して

2018-04-18 12:34:00 | LED

​​春の陽気に誘われて、今日は原付スクーターのヘッドライトLED化に挑戦ですよ

DSC01203.JPG

※注意 :↑この写真は取り付け時、上下が反転します。

・・・・眩しいだけで、よく判らないことになってますが、これは室内にもってきたリフレクター&シールドレンズのアッシにLEDポン付けバルブを挿入して机上テスト中の一コマです。

ポン付けLEDバルブとは?

文字通り、ハロゲンの純正球を外して、ほぼ加工なしにポンッとつけることが出来るように誂えられた製品の事を指します。

今回、AF67トゥデイに用意した製品はこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/B08FMF693D?th=1

​具体的に言えば、中華製の怪しい品質のモノ・・・ですかね? 1,500円程度なので、興味本位と寂しい夜の田舎道にたまに出没する羆避けも兼ねて付けてみます​​

消灯時はこんな感じ↓  今見えているCOB素子は一枚ですが、下向きに2枚あります。

Loの状態だと下向きの2枚のみ点灯、Hiの時に上向きも同時点灯です。

※注意 :↓この写真は取り付け時、上下が反転します。

DSC01204.JPG

バルブ本体↓

DSC01205.JPG

うっわ、適当な写真でスイマセン​

差し当たって観て頂きたいのは、付属品で入ってきたバネの使い方ですかね・・・暫く何に使うものなのかピンときませんでした。

ちなみに配線関連についてですが、これに関してはとても高く評価できます。

DSC01206.JPG

注目してほしいのはこちら↓ ギボシのサイズがほんのちょっと違うのですが、ペンチで少し弄ったりする微調整レベルでおkです。

DSC01207.JPG

配線の色も合ってるので、お気軽に装着できそうです。

電源ボックスの固定は、たぶん両面テープでしか対応できないかも?それか、他のハーネスや灯体内の固定クリップで持たせられるのかもしれません。

重さ自体はとても軽い様子です。

車体を前にした写真は体がしんどいので撮りませんが、とても丁寧にバルブ交換時の記事を書いてあるブログをどうぞ→​http://scooter83.blog36.fc2.com/blog-entry-255.html​

こちらもさらに詳しくライト周りの分解手順が分かる動画

 

 

壁ドン写真に関しては、今日の夕方にでも撮影して付け加えておきます。あまり期待しないで頂きたいんですが、このバルブはLoビームがとても明るく、Hiビームはオマケ程度の明るさですね​

実測ワッテージは、Lo=21W Hi=27W位ですので、ハッキリいってあまりECOを意識してはいないようです・・・・

あと、ちょっと痛い部分有ります。  例えば信号待ちのアイドリング中は明滅してしまいますね・・・これは、バッテリーで点灯せずダイナモの交流を直で引っ張っているホンダのバイク全般のウイークポイント?でしょうかね。​

 

さて、追記です。

実際ライトの組み立てをしようとしてみたんですが、問題が何点かありました。

まず、ポン付けバルブの後端部分が、車体側のヘッドライトカバーにドン付いている様で、うまく嵌りません。

あとそれに由来して、光軸の調整もままならない状態です。

ネジが一個何処かに入り込んで行方不明です・・・この部分を留めている、ちょいとばかり特殊なネジなのでホームセンターでは賄えないタイプのモノです。

すったもんだした挙句、めんどくさいので加工する素材を兼ねて、ライトアッセンブリを一個買ってしまいましたわ・・・なくしたネジも付いてくるしね。※下の画像クリックでアマゾンの売り場に飛びます

トゥデイ ライトユニット.JPG

加工工程は省きますが・・・このLEDバルブをAF67のヘッドライトに無理矢理押し込めるの図↓

DSC01244.JPG

DSC01245.JPG

こういう方法しか思いつきませんでした。なお、このLEDバルブの寿命はかなり短いそうですので、その時までしっかり見届けます​

※令和5年8月10日追記

5年ほど経過しましたが、走行距離が少ない為か未だに健在です。

明るさの変化は特に感じられません。

後ですね、この記事自体は2018年の4月投稿したものなんですが、未だに訪れる人が絶えません。

現在進行形でAF67に乗ってらっしゃる方が結構多いのだと思いまして、最新のLED化事情をざっとチェックしてみました。

所謂ポン付けバルブとしてアマゾンなどで売られている数多の商品中、熱害でライトアッセンブリが解けるタイプの物が有るようですね?これは良くない傾向ですね・・・

電球と交換するだけで加工もナシッ!ナノは大変魅力的ではあるんですけれど、レビューが悪すぎで手を出せませんね~

まだしばらくはこの中華バルブと付き合って行く事になりそうですわ


老舗の意地?CREEがとんでもないLED素子を発売開始!XD16登場

2018-02-21 17:39:00 | LED

​皆様ご機嫌いかがでしょうか?迷彩です。

抗がん剤の影響で、何か少し調子が出ないので本日はネットとか見てたんですが

毎度ニュースを提供してくれる某掲示板で、ちょっと驚きの情報を仕入れたので、取り急ぎ記事に纏めてみますよ​

タイトルにあるようにアメリカのCREEがXD16というLED素子をサンプル提供開始したそうです。

サイズは名前にもあるように1.6×1.6mmと、すごく小さなもので

携帯やスマホのライトに良く使われている程度のものです。

ただし、その諸元表をみて驚いた​

あくまでも理想的な廃熱処置を施したベンチテストでの数値ですが、一個で726lmの光束が得られる…

これは今までの製品の常識が覆されるどころか、存在意義自体が揺らぎかねない大事件ですわ。

形状は昨今主流になってきたCSPで、1.6mm角の隅から隅まで光ります。

​​素子の大きさだけで言えば、フィリップスのLuxeon​​ZES素子も大よそ似た大きさなんですが、

​​

実際発光する部分は1.5mm角位と小さく、密集して並べても発光密度をそれほど高くする事が出来ません。

そして何より諸元が違います

フィリップス ZES 諸元.JPG

最大効率で245lmなので、ほぼ3倍の差でXD16に軍配が上がります。これは酷い

CSPで言えば韓国の会社などがかなり進んでいると言った印象だったのですが、数値的にはこのZES並みです。

実際このXD16が普及して何が変るかと言うと、車のヘッドライトユーズはもちろん、家庭の照明器具や街灯含む照明器具等

コンパクトで高性能、更にECOな製品が生まれますよ。

で、私個人として興味が尽きないポン付けLEDバルブへの採用ですが、・・・これはまだ少し先になりそう

理由としては、現時点でサンプルの供給がやっと始まった段階のようなので

急ぎ設計・開発しても、そう早い段階では市場には出回らないように思います。

​​ただ、以前の素子に比べ​かなり高温になっても焼けて壊れにくくなったそうで、
一枚基板でも明るいポン付けバルブが生まれる事でしょう。
待遠しい限りです。
 

※CSPとは?

さて、自分で書いた割には良く判らないCSP技術ですが、東芝が2014年に発売開始当時に

判りやすく図解をしてくれていたものを見つけたので、貼っておきます。

たぶん同じようなもんだと思います。(無責任)

東芝CSP.JPG

東芝CSP2.JPG

要するに…う~ん

作る際、安定した品質で手間が省けて効率よく作れるってことかな​

あ~、そうそう!結構重要なポイントを忘れてました​

発生する熱をダイレクトに基板に伝えやすく出来る構造なので、

熱設計の自由度が高い=ユニット自体のコンパクト化に貢献

​っていうのがあるそうですので、ポン付けバルブの諸問題をかなり軽く出来そうです。

 

※3/9追記

新しい情報が特にないので、追記として書き加えておきます。

アメリカの好事家の方々は既にサンプルを入手して、テストやハンドライトに組み込んだりして楽しんでる様子。

http://budgetlightforum.com/node/58617​

http://budgetlightforum.com/node/58617?page=1​

​この点灯させてる写真に関しての説明で

:出力は私が望むよりも低いです。 良いニュースは、LEDの表面全体が均一に点灯しているようです。 

:私は全体の領域が実際のダイで覆われているかどうかはわかりませんが、

:外側の部品が(ニチアE21Aのような)調光器のようには見えませんでした。

:だから私は、これらの配列が本当に1つの巨大なシームレスなダイのように見えると思います。

:サイドの蛍光体が除去されれば、他のクリー・フリップ・チップLEDと同様に、

:パッケージの側面から出ていく青色の光があることに気づいた。​

ほぼ自動翻訳のまま載せましたが、要するに全面ムラなく光っている事、

写真でいうとチップの下辺が青く光っている事からも四隅に至るまでちゃんとダイが広がってるという事みたいです。

で、アメリカ人は次の手段に出ました・・・

蛍光物質を削り取ってダイを確認してます。こりゃやることが潔くて凄く良いと思います(棒読み

これを見る限り、縁の方まではダイは及んでないのが判りますね。でも均等に光るので構わんのでしょう。

自作の基板?ですね。最初は何でこういう造詣にしてるのか判らなかったのですが

これ↓を見ると、「・・・あ、そういうことか」と何とか理解はできました。

まあそれにしても、よくやるわw

3Vで20Aを5分間流して、無事だったのを確認したそうです。

一個当たり7W位になるんでしょうね…

このハンドライトに関しては、D1Sという機種名らしいのですが、ちょっと引っかかりません。

素子のサイズ的に言えば、XHP70とかのサイズにほぼ近いのでたぶんこの辺でしょうかね↓

https://www.amazon.co.jp/dp/B078JLG5DB/​​

一番最後の画像だけは説明が有った方がよさそうなので、原文から抜き出しておきます。

:XPL V6 1Aを搭載したEE X6と比較して、3×3のXD16(左)を備えたD1Sのビームショットです。​

​​右がXPL素子のハンドライトで、左がXD16が9個のハンドライトだそうです。

この人の探究心は止みません。お次は6×6=36個のXD16を並べたハンドライトを作るそうです。

 

※12/31追記

年末も押し迫った本日、確認が取れたXD16素子使用のポン付けバルブのラインナップを書いておきます。

日本ライティングの最新モデルが使用しているようです。→https://www.amazon.co.jp//dp/B07GCL8CPF​

あと、サインハウスのLED RIBBON REVOってのが使用しているらしい→https://sygnhouse.jp/2018/12/led-ribbon-new-series-revo-sales-start/​​

前者はアマゾンの商品説明欄にてXD16と明記されており、多分間違いなく使ってるのでしょう。

後者に関しては未確認なので良く判りませんが、アソコは意外と突拍子な事をやるので、使ってる可能性は大。

望んだ構造ではないので、双方とも買う気は一切起きないのですが、日本がやったなら中国もやってくれると思いたい・・・・

ただし、自国産の素子を使う傾向にある最近の中華ポン付け市場、望み薄です。


続・PIAAのファン付きプレミアム LEH121のプレビュー

2018-02-01 06:58:00 | LED

昨年末より、悪性リンパ腫の治療が始まり、短期入院・定期的な抗癌剤投与と

生活環境が大きく変わりました。

その為更新がままならなくなり、記事のその後を書き加えることが出来なかったんですが、

だいたいペース配分?が掴めたのでやっと記事更新できます

PIAAさんより代替え品が1月の中頃届き、点灯確認後に前の商品は返品済み。

病気の治療サイクルが21日周期で、自由に外を出歩けるタイミングが限られているため、

装着していたP9との交換が中々出来ず、どれぐらい変わったのか?確認できないまま来ましたが

ようやく先日交換したので、プレビューします。​


代替品としてワンオフで作成されたLEH121の素子取付け部分ですが、見事にセンターに収まってます♪

比較用に交換前の画像も貼っておきます。


​​素子のサイズが3.5mm×3.5mと極小さい物なので、こうやって寄った写真でかろうじて判る程度のズレですが

装着後の照射範囲が結構目に見える程度には影響が出ます。

ちなみに、この↑写真で言うと右方向に偏っているのですが、更に上方向(焦点に関連)にも偏っています。

装着時には素子がセンターより上に、更に前へ偏った位置に在ることになり、さまざまな不具合が起きてしまう…

まずは以前の壁ドン画像↓


過去記事からそのまま添付ですので、目新しい写真ではありませんが不具合のある状態になります。

左は比較的にまともな状態のバルブだったため、焦点は合ってるし高さも及第点?かな。

で、右がダメダメで高さ・焦点ともずれてました。

この状態で道を走ると

遠くを照らさず、手前のみ明るい感じで、安心して高速を走れませんでした。

で、先ほど撮影した代替品の壁ドンがコチラ↓

DSC01162.JPG

大よそ同じ条件で撮影しましたが、要はプロ目の擦れ違い灯のカットオフライン境界線とハイビームの照射範囲の位置関係の変化。

以前に比べすれ違い灯のカットオフラインの上にビームの中心が少し出ています。

で、焦点も多分これ以上は望めないほど合ってる様子。合格です

語弊の無いように一応書いておきますが、車種によってはハイビームと擦れ違い灯をそれぞれ光軸調整出来る構造のものもあります。

単に、うちのブレイドに関しては両方とも一緒に動く構造だったため、不具合の解消がとても困難という事で、

PIAAさんに詳しく事情を説明して特殊な例という事で対処していただきました。


※↓ブレイドの光軸調整の説明図


実際走ってみた感想を言いますと、良くも悪くもそれまで付けていたP9が明るすぎた所為で、

しょぼくなった感じしかしません​

しかし、このLEH121の持ち味である​「超極薄基板!だから、​光りをロスなく路面に照射できる」が、なるほど、こういうことか!と実感できました。

具体的に言えば200~300m先の道路上に居るエゾシカが見えるという感じですかね。

​P9だと、光りがワイドに広がり相対的に遠くが暗く感じてましたので、この辺に設計思想の差が有るようです。

こういう感じも良いと思いました。



カーメイト GIGA LED ヘッドライト S6000シリーズ H4

2018-01-26 06:32:00 | LED

​お久しぶりです、迷彩です。

昨年末より通院や治療生活が始まり、こちらの投稿が疎かになってしまいがちですが、

ぼちぼち落ち着いたので、また気になることがあれば書いていきますよ

さて、今回は…カーメイトのブランドで扱っているポン付けLEDバルブの考察です。


発売開始は昨年7月頃のようですが、これまた例に漏れずまったくノーマークでした​

​​製品の概要として、HB3、HB4、H8~H16、​H4と出揃ってはいるのですが、今回気になったのはH4仕様なので、それのみ突っついてみます。

画像のみで判る範囲の考察なので大変申し訳ないのですが、このバルブの特色として他と大きく違う点があります。

通常のH4ポン付けバルブでは、すれ違い灯の時点灯させるLED素子は通常2面で、ハロゲンバルブの仕組みをそのまま生かした遮光スプーンによってカットオフラインを作っているのですが、このバルブもそれは踏襲しています。

で、今までと違う点としてすれ違い灯点灯時用に、もう一ヶ所LED素子がついているのです。

(下の写真をポイントして左ワンクリックで、大きな画像が開きます)


この画像で言う所の「ワイドレンジロービーム」というLED素子群が今までの世代には有りませんでした。

説明を読む限り、これはハイビーム点灯時にも点灯させるようです。

車に取り付けた際にこの面は上に向きますので、ライトのリフレクタの上面に光が当たり、車の直前~前方の路面を照らします。

通常ならフォグランプが担当する照射範囲?かな。

で、ハイビーム時もそのまま照らすようで、これは意外と見やすくて安心感がありそうです。

3年保証ということで値段なりの安心感があり、長い目で見るとお勧めかもしれません。

アマゾン売り場へ飛びます→https://www.amazon.co.jp/dp/B0792L2K6H​​


吹雪に負けない?LEDバルブ、通称「変なの。」検証結果が出ました。

2017-11-17 10:08:00 | LED

​昨日はほぼ一日雪模様でした・・・雪国なので見慣れた景色ではあるんですが、やっぱり毎度感慨深いものがあります

今回はコレのテスト記録です。

日付で判るように、今年の春に購入してあったバルブですが、それまで使っていたG7(過去記事)の方が若干カットオフラインや全体のバランスがよくて仕舞ったままになっていました。

ただし、そのまま使わないと言う訳ではなく、冬になったらテストしてみようと、ずっと今まで待っていました。

と言うのも、このバルブはもしかしたら今までのLEDの常識を覆す可能性を秘めた特殊な構造をしているんです

他のポン付けLEDバルブと根本的に違う部分…放熱サイクルがランプユニットの中で完了してしまうと言う点。
なので従来のLEDライトでは不可能だったライト前面の着雪・着氷を溶かすことが出来るかも知れないという噂が某巨大掲示板では早い段階から囁かれていました。
写真で言うとH4特有の台座の前に放熱ファンや放熱フィンがある構造なので、発生した熱の大部分が灯体の中に放出されます。
更にファンの起こした冷却風は前方に向かって吹き付けますから、ライトのレンズ付近がほんのり暖かくなるのは判っていました。ただし既に春を迎えていたので、実証が出来ないままになってしまい
買った人の多くが臍を噛む様な思いで日々を送ってきたというわけです。
前置きが長くなりましたが、今朝テストしたので写真を貼っておきます。
DSC01150.JPG
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時間の経過に注目してほしいんですが、今朝の実験時は外気温-2.5℃程度で、一枚目と二枚目の写真を撮った約40分では変化がありませんでした。
霧吹き器で水を吹きかけては粉雪をぶつけるという原始的な方法で擬似着雪状態を作り出し
走行して冷風を当てて、完全に凍りつかせた後、点灯して走行~5分後では変化が現れませんでした。
朝ごはん中は点灯したまま放置(30分ほど)一応溶けましたね​
その後、これ以上時間を取れなかったので今回はこれで実験終了でしたが、あとは実地テスト?ですかね。
温まるまでにかなり時間は掛かるものの、長時間走行するのであれば有効に溶かせるだけの熱が発生するのかもしれませんね。
まだ未知数ではありますが、可能性は秘めている商品ですね。
​​​このタイプはアマゾン​で売ってますので、テストしてみたい人はお買い求めください。