稲刈り真っ最中なので、手っ取り早く手元にあるモノを紹介します。
タイトルの通り、LEDAのLA-01をある程度まで分解したものです。
ポン付けLEDバルブの愛好者なら、一度は使ってみた事があるのではないだろうか?
と言えるほど、業界ではメジャーな商品ですが、それにはちゃんと理由があるんですよ。
皆さんがLED素子にどれほど詳しいのかが全く判らないので、何の事か見当がつかない
話になってしまうかもしれませんが・・・
米国のCREEというLEDを作ってるメーカーが、3年ほど前に発売した比較的新しいLED素子「XM-L2」という物を1バルブに2個使ってあるんですが、メーカーの性能表で言うと、1個で1200Lm(ルーメン)位の光束が有ります。
ただし、この数値を長時間に亘って安定して出力させ続けるためには、素子から出るかなりな熱を常に取り除く必要があります。
車メーカーが純正品として付けてあるLEDヘッドライトは、設計段階からLEDヘッドライト灯体を作っているので
こういう問題はまったくありません。
ただしポン付けLEDバルブではそういうことにはなりませんので、各メーカーが頭を絞る訳です。
例えば半分の出力でLED素子を光らせれば十分光束が足りるとすれば、冷却の仕組みがそれほど凝った物を考えなくてもLEDは安定して光り続けます。
でも、ヘッドライトに使用するとなると、かなりシビアな対策が必要になってきます。
ハロゲンランプで光軸が合う様に作られているリフレクターで、有効なビームを出すためには
なるべく小さな発光部でその上強く光るLED素子が必要になります。
全開で光らせる為の冷却方法として、コンピューターのCPUを冷やすのに使われるヒートパイプ・・
ばらしてみた結果たぶんLEDAのLA-01やLA-02では、ヒートパイプが使われているようですね。