休眠口座は、
銀行業界全体で見ると預金額ベースで
毎年約850億円相当発生するといわれ、
そのうち解約や口座再開などにより
350億円分が預金者に払い戻されている。
すなわち、
残りの500億円が銀行の資産として毎年積み重ねられている。
三菱東京UFJ銀行は24日、
10年以上取引実績がない預金口座、
いわゆる休眠口座に関する内部資料を紛失した、と発表した。
同行の発表によると、
紛失したのは顧客名や口座番号、
残高などが書かれた約2万1400件分の個人情報で、
他の資料とともに行内で誤って廃棄した可能性が高いという。
法的に考えると、
預金者は銀行に対して
「預け金返還請求権」という
預金を返してもらう権利を持っているのであるが、
民法に規定する債権の性質を持ち、
権利を一定期間行使しなければ時効消滅する。
銀行の場合は5年間、
信用金庫などの協同組合は10年間、
権利を行使しないと時効が成立し、権利が消滅する。

三菱東京UFJ銀行では、10年以上取引実績のない口座は休眠口座となるが、通常は再開手続きを取ることで預金をそのままに口座を引き続き使う、または解約することで預金残額の払い戻しを受けることができる。
しかし、
りそな銀行は2年以上取引実績がない口座については休眠口座扱いとし、条件によっては、その後は口座管理費用として年間1200円を徴収するとしている。また、休眠口座の預金者に通知してから一定期間経過すると、自動解約して再開はできなくなるという。
銀行業界全体で見ると預金額ベースで
毎年約850億円相当発生するといわれ、
そのうち解約や口座再開などにより
350億円分が預金者に払い戻されている。
すなわち、
残りの500億円が銀行の資産として毎年積み重ねられている。
三菱東京UFJ銀行は24日、
10年以上取引実績がない預金口座、
いわゆる休眠口座に関する内部資料を紛失した、と発表した。
同行の発表によると、
紛失したのは顧客名や口座番号、
残高などが書かれた約2万1400件分の個人情報で、
他の資料とともに行内で誤って廃棄した可能性が高いという。

預金者は銀行に対して
「預け金返還請求権」という
預金を返してもらう権利を持っているのであるが、
民法に規定する債権の性質を持ち、
権利を一定期間行使しなければ時効消滅する。
銀行の場合は5年間、
信用金庫などの協同組合は10年間、
権利を行使しないと時効が成立し、権利が消滅する。

三菱東京UFJ銀行では、10年以上取引実績のない口座は休眠口座となるが、通常は再開手続きを取ることで預金をそのままに口座を引き続き使う、または解約することで預金残額の払い戻しを受けることができる。
しかし、
りそな銀行は2年以上取引実績がない口座については休眠口座扱いとし、条件によっては、その後は口座管理費用として年間1200円を徴収するとしている。また、休眠口座の預金者に通知してから一定期間経過すると、自動解約して再開はできなくなるという。