いつまでも親バカ

    　天国一丁目在住の momoです。

 

天国に移住し、もうすぐ半年。

 

生前のわしのシャンプーはおかんの役目だった。

そのシャンプーしたてのフワフワの毛を、コツコツ貯めてたおかん。

わしがいなくなっても寂しくないようにと、おかんが貯めてた わしの毛。

 

その毛でクッションを作りたいのに不器用なおかんは針と糸を使えず、頓挫したままだったクッション作り。

 

　洗濯ネットに詰めれば縫わなくていいんじゃない？

 

神のお告げの様なアイデアをもらったおかん。

 

でも 洗濯ネットを2重にしても、ネットの目からじんわり抜け出してしまう わしの毛。

 

やっぱり布で包まな、あかんのんちゃう・・・？

 

　見るに見かねて、ミシンを踏む おとん。

 

クッションカバーはおかんが「ニチョリ」で買ってきた。

わしによく似た、利発そうな顔立ちのわんこカバー。

 

　内袋が完成し、

 

　momo毛100％～！と喜ぶ おかん。

 

「もーもーたん」「かわいーねっ」「いい子だね」

朝から晩まで暇さえあればクッションに話しかける おかん。

おかしいんじゃないでしょうか、それクッションですよ・・・

 

　いつまでたっても親バカやねー。