15年ぶりのレシピ

長年忘れられない味・レシピってある。


私は、１５年前につくった肉まんの味が忘れられなかった（笑）。


ビンボー学生のころ、近所の友達を集めてみんなで作って食べた、肉まん。

ふかしたての肉まんをほおばると、やわらかい皮に、肉汁がじわ～っと出てきて、
なんだか寒い日に食べたからか、ほっとして。。。それだけで、私の中で
忘れられない食べ物の記憶となった。


違う意味で忘れられない記憶もあるなぁ。

私が風邪を引いたとき、アメリカでは風邪を治すのにはチキンスープがいいのよ、
と言いながら、いただいたのは、インスタントチキンラーメン（笑）。
カルチャーショックだった。(^^ゞ


話を戻すが、その忘れられないレシピを手に入れたくて、記憶を手繰りながら
レシピが載っていた（記憶も定かでない）オレンジページのHPに質問を書き込んだ。

「１５年以上前の、肉まんのレシピを探している」というなんともアバウトな
質問をした。

そして、数日後、返事が届いた。


なんと、レシピを探し出してくださったのだ。
感謝感激。


レシピのコピーが手元に届いたので、早速つくりました。
安静にしていたので、２ヶ月ぶりに捏ねたのは、薄力粉。なんだか頼りない感触。
砂糖、塩にサラダ油、酒、イーストを入れて、発酵。

餡にはほうれん草が入っている。あと手元にあったので、竹の子を追加。
豚肉、しょうがに長ネギ、塩コショウ。オイスターソースに片栗粉。

薄力粉も無事に発酵したが、時間がなくて成形でちょっと失敗。
それから、肉まんをふかす蒸篭がなかったので、鍋に金ざるで代用。

肉まんの成形はよくわからなかったので、具がはみ出てしまったが、
蒸しあがりはおいしそう。

熱々の出来立てを早速一口。。。



薄力粉とイーストの柔らかい生地、噛むとじゅわ～っと広がる肉汁、
アクセントに入れた竹の子も、すべてがあの記憶と重なって幸せ。うんまい～。


娘も一口食べて、
「参りました。」
って言ってました。（笑）


１５年ぶりによみがえったレシピ、これからはずっとうちのレシピにします。


最後に、オレンジページの担当の方に再度感謝。