韓国ドラマ「いとしのソヨン」

このドラマ、家庭環境が幸せな家庭で育った人にはきっとわからないだろうけれど
父親が作った借金のために、学業も恋愛もあきらめなければならなかった
ソヨンとサンウのセリフのひと言、ひと言にジンとする。

■韓国ドラマ「いとしのソヨン」予告編



うだつの上がらない父の代わりに、一家を支えてきた長女ソヨンと、
その双子の弟サンウの恋愛と結婚を中心に、親子・夫婦・家族の葛藤と和解、
そして深い愛が穏やかなタッチと丁寧な心理描写で綴られていく。

幸せを求めるが故に過ちを犯す主人公たち彼らの恋模様と秘密の存在にやきもきし、
誤解とすれ違いを繰り返す姿に自分を重ねるファンが続出！
親の愛、大切な誰かの存在を改めて感じさせ、人の温もりがひたひたと
胸に広がる、珠玉の物語が誕生した。

物語の鍵となるのは“嘘”と“プライド”と“父親”
ソヨン姉弟とその父親はもちろんだが、登場人物それぞれのエピソードや
心情を丁寧に描くことで、すべてのキャラクターが躍動している。

また一見理解できないソヨンの嘘や秘密、その行動が“誰にでもありえること”
に気づかされる、綿密な脚本は、まさに秀逸！



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家族なのに、家族だと思いたくない。
関係を絶ちたい、でもそれは本当に本心からではないのだから・・・。
私の家族にもそんな人がいて、このドラマを観ているといろいろと考えることがあった。

ウジェはソヨンのことが好きで積極的にアプローチするのですが、まったく相手にされません。
ソヨンは家庭環境の違いからウジェを避けようとしますが、ウジェが友達に

　彼女は俺をおかしくさせるんだ
　どうしようもないって　こういうことなんだよ
　諦められない

といってソヨンを諦めません。

ドラマ前半にウジェがソヨンの後をこっそりついていき、ソヨンが散骨する姿をじっと見つめます。
苦労して育ったソヨンを理解し、心から愛し、言葉はぶっきらぼうなのですが
とても想いやりがあって優しいシーンがとても良かった。

ソヨンが川に靴を落としてしまうのですが、ウジェがこっそり拾いに行きます。
後をついてきたことがバレてしまったのですが、そこでもウジェのセリフにジンとしました。
ソヨンの足を拭きながら靴を履かせて

　バカな女だな　イ・ソヨンは世話がやける
　ひとり寂しく行かせたくなくて　バレないように行こうと思ったのにカッコ悪い

　確かに（君のことは）何も知らない
　知らないことだらけだが構わない　どんな人なのかは知っているから

頑なだったソヨンの気持ちも変わっていき、二人は結婚します。
とても幸せな結婚生活ですが、ウジェは

　今まで尽くしたことないけど　結構性に合うみたいだ

といってとてもよき夫ぶりなところも観ていて心がほっこりしました。

　

■STORY
司法試験を目指しているソヨンは、博打好きで借金を重ねる父サムジェのせいで
、高校時代から苦労ばかり。
医大に進んだ双子の弟サンウの学費を工面しながら、自分も法学部に通っていた。

大学４年生の夏休み、父の借金の返済で、休学の危機に瀕したソヨンは、一流企業
社長カン・キボムの末息子ソンジェの家庭教師の仕事を始める。
カン家の長男ウジェは、住み込みで働きながらも、決して笑顔を見せず、
心を開かないソヨンに積極的にアプローチ。
ソヨンもまた、ウジェの優しさに惹かれていくのだった。

ところが、２人の関係が周囲に発覚。
交際を反対するウジェの母に家族のことを訊かれたソヨンは、つい「父親はいない」
と発言してしまう。

ウジェは、それまで拒否していた父の会社を継ぐことと引き替えに、結婚の許可を
取り付けた。ついにソヨンは真実を偽ったまま、ウジェとの結婚を決意。
そのことを明かされたサンウは激怒し「父を捨てるなら、自分も捨てろ」と、絶縁を
宣言するのだった。

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もうひとり、ソヨンの双子の弟サンウの恋のストーリーも良かったです。
ソヨンがついた嘘のために、結婚したかった彼女ミギョンとの結婚をあきらめますが、
サンウのことが大好きなホジョンがとても健気にサンウを想い続け、最後には
サンウの心を得ていきます。

とても可愛かった。